銀座のクラブに勤務する筆者が「銀座に出没するちょっと残念なおじさん」をご紹介します。
今回ご紹介するのは、「出勤前にボクで癒やされませんか?」と言いながらついてくるおじさん。
癒やされるどころか……
最寄り駅から勤めているクラブを目指して歩いていた時のこと。
「お姉さん」と呼ぶ声がして、その直後に肩に触れた手があったので振り返ると、中年の男性が立っていました。見覚えはないけれどお客様かもしれないと思い、「こんにちは」と返事をすると、おじさんは
「駅で見かけて後ろをつけていました」
「出勤前にボクで癒やされませんか?」
と、言いました。
まじまじとおじさんの顔を見ましたが、やはり見覚えがありません。アンパンマンの「かばおくん」みたいなおじさんで、オレンジのTシャツを着ていました。
お客様ではないことがわかったので、
「なに?忙しいんだけど」
と、返事をすると、おじさんはまた
「出勤前にボクで癒やされませんか?」
と、言いました。
癒やされるどころかかなりのストレスです。その自信はどこから来るのでしょうか。
おじさん VS みずえちゃん
おじさんは
「一緒に食事をしたりお酒を飲んだりしましょう」
と、続けました。
「私と同伴したいってこと?」
と、尋ねると
「同伴!同伴なんてしません!あんなのはモテない男のすること」
「ボクは女には困っていないので」
と、言っておじさんは笑いました。
そしておじさんは
「ボクで癒やされてください」
「デートですよ!デートをしましょう」
と、言いながらお店の前までついてきました。
ゼーハーゼーハーしている姿があまりにも情けなくて笑っちゃったんですけど、数秒後には真顔に戻って
「無理無理無理!あなたとわたしが?なんで?行くわけないじゃん」
と、お伝えしたところ、おじさんは「そりゃおどろいた」みたいな顔をしていました。
「女には困っていない」とか言ってるそこのあなたへ
今回は「出勤前にボクで癒やされませんか?」と言いながらついてくるおじさんについて解説しました。
キャバクラなどに通うおじさんを「あんなのはモテない男のすること」と決めつけて笑ったり、「女には困っていない」と威張ったりしているおじさんって、本来はキャバ嬢にお金を払って応じてもらうような類のこと(会話や食事など)を、無料で一般女性に期待し、彼女たちに大迷惑をかけているだけなんですよね。
本来は有料であるはずのサービスを、本来なら提供しないはずの女性に対して求め、それを当然のようにタダで享受しているだけなんです。
かばおくんみたいなおじさんのくせに、そんな自分自身とサシで食事をすることを「癒やし」と捉えてしまえる、そのポジティブさはもはやうらやましいです。
とはいえ、女性への声かけは明らかに迷惑行為です。女性との会話や食事がしたいなら、おとなしくキャバクラを利用しましょう。


