銀座のクラブに勤務する筆者が「銀座に出没するちょっと残念なおじさん」をご紹介します。今回ご紹介するのは、「酔っ払って気が大きくなり、ホステスに下ネタLINEを送るも、翌朝冷静になって謝罪LINEをするおじさん」。
残念なおじさんというよりはちょっとおまぬけで可愛らしいおじさんでもあるかもしれません。
クスッと笑える下ネタLINE
酔っ払って気が大きくなり、女性に対してすけべなことを言いたくなるおじさんはよくいます。
「朝はおクスリなしでもイケます」
「ボクと鬼滅の刃 無限発射編なんてどう?」
「そろそろキケン日? 箱根旅行へ行きませんか?」
こんなのは割と日常茶飯事です。
接客中で返信できず、「明日にでも返信しよう」と思って放置していると、翌朝に
「昨晩は失礼しました。女性に対してあのようなことを言うべきではないと反省しています。どうかブロックしないでください。」
おじさんから大反省文が届いていたりして、ちょっと笑っちゃいます。普段はとても真面目で紳士的な男性なのだと思います。
お酒を飲んでいる時はスマホをいじらない方がいいかもしれませんね。
よりしんどいLINEとは
「朝はおクスリなしでもイケます」
これくらいなら可愛い方です。
「~日の同伴だけどさ、もちろんその後は赤ちゃん作りできるんだよね?」
と、お客様からLINEがあったとして、それに対し
「じゃあ、いっぱい食べてスタミナつけなくちゃね♪」
と、ジョークとして返信したとします。これに
「いやいや、俺は本気だから。『やっぱりナシです』はナシでお願いします」
と、詰められるとちょっとしんどいですよね。じゃあ、めっちゃ飲ませて早めに寝てもらおうか……と、怪盗ルパンみたいなことを考えてしまったりします。
最も良くないLINEの例
最も良くないのは、「お店に通う」という前提が全く抜けているもの。例えば、
「お店には行ってあげられないけど飯だけ行こうよ」
食事をご馳走してあげるんだからいいでしょ? むしろ喜んでよ、ということなのでしょうけれど……。それって楽しいのはあなただけですよね? と言いたくなります。
「お店には行けないんだけどアフターならいいよ」
アフターはお店に通って応援してくださるお客様のためにあるもの。そもそもビフォアがないのにアフターがあるわけないでしょ。
「土日に会える人を探しています」
飲み屋さんを出会い系なんちゃらと勘違いしてしまっているおじさんは稀にいます。土日に会えるおじさんを探しているホステスはたぶんひとりもいないので一生マッチングできなさそうです。
LINEだけで好かれることはないけれど嫌われることはあると思う
いい年こいた大人同士がLINEのやり取りのみでときめいたりロマンチックな気分になったり、相手のことを好きになったりすることはまずないと思いますが、嫌いになることはまあまああると思います。
ホステスに限った話ではなく、基本的に「下ネタ」は女性ウケ最悪です。
近頃はLINEのスクリーンショット等をSNSで公開している女の子も少なくありません。下品なお話は男性同士で楽しんだ方が安全かもしれませんね。