今回のテーマは「お金持ちが初対面の相手との会話で絶対にしないこと」です。
よく「政治と宗教と野球の話はするな」と聞きますね。関係性の浅い相手とこれらのテーマについて話し、意見が割れてしまった場合、せっかくこれから良好な関係を築こうとしていたのにも関わらず、険悪なムードになってしまうことがあるからです。
これは初対面の相手との会話で心掛けたい初歩的なテクニック。では、お金持ちの方々はこのほかにどんなことに気を付けているでしょう。
さっそく解説します。
デリケートな話題に触れない
お金持ちは初対面の相手との会話で、デリケートな話題には触れません。当然のことといえば当然のことですが、デリケートな話題は超NGです。具体的には
- 家庭環境に関する話題
- 恋人や配偶者の有無に関する話題
- 子どもの有無に関する話題
- 職業に関する話題
- 健康に関する話題
このあたりは避けた方が無難でしょう。家庭環境が複雑なことなんてよくあることですし、今どきはあえて特定のパートナーを持たない方もいらっしゃいます。
子どもの有無に関しても同じです。選択的に子を持たない方もいらっしゃいますし、欲しくても子を授かれない方だっていらっしゃいます。
昔々のことですが、70代の男性に対し、彼に奥様やお孫さんがいらっしゃる前提でお話をしていたところ、未婚の独り身だった、ということがありました。失礼なことをしてしまった、彼を傷つけてしまったと反省しました。
職業に関する話題も実はとってもデリケートです。答えたくない方もいらっしゃいます。デリカシーの無い質問をするのはよしましょう。
健康に関する話題も同様です。お相手が「最近調子悪くて」と話し始めた場合は別ですが、こちらから健康に関する話題に触れるのはやや危険です。
ネガティブな自己開示をしない
お金持ちは初対面の相手に対し、ネガティブな自己開示をしません。例えば
「私はとても人見知りで、初対面の人と話すのが苦手なんです」
と、言われたらどう感じますか? 人見知りで、初対面の人と話すのが苦手な人であることを知ってしまったからには、こちらが気を配ってあげなくてはならないと感じませんか。
または、
「私は見ての通りの太っちょで女性には縁がないんです」
なんて言われたら「いえいえ! とてもチャーミングで、おモテになるんじゃないかと思っていましたよ」と、フォローするしかないですよね。自虐もそこそこにしておかないと、相手を疲れさせるだけです。
こちらのお世辞や社交辞令に対し「そうですか? でもほんとモテないですよ〜」と、さらに粘られると内心では「そんなもん見ればわかるわ……」とウンザリしてしまいます。
お世辞や社交辞令に対しては「ありがとう」と答えるのが1番スマートです。
――まだまだある、おじさん達の“残念な会話”