ハイブランドは、多くの人に愛される名品を持っています。それぞれのブランドのこだわりや技術、センスが詰まった奥深い世界には魅力がたっぷりです。本連載では、『教養としてのハイブランド』(彩図社)で話題のとあるショップのてんちょう氏が、毎月選りすぐりのアイテムを語っていきます。
第8回の名品語り、今回紹介するのはマーガレットハウエルのカットソーです。
皆さんは好きな洋服のブランドってあったりしますか? この名品語り、実は当初は小物アクセサリーに絞ってご紹介していたのですが、今回は初の洋服、マーガレットハウエルのご紹介です。
まずは簡単にブランドの紹介をしましょう。
マーガレットハウエルは1970年から始まったイギリスのブランド。
ブランド名の由来は自身の名前、イングランド出身の女性デザイナーのブランドです。
イギリスといえば伝統を重んじる文化と聞いた事のある方も多いでしょう。伝統はファッションにおいても大切な要素。僕自身、いわゆる英国的な硬質なスタイルは大好きです。
しかしその一方で、時に伝統を破った先にある革新性、そういったスパイスを求めたくなるのもまたファッションの性なんじゃないかなと。
マーガレット・ハウエルは当初、メンズシャツの製造からスタートしたブランドでした。彼女の手掛けたシャツは、当時のイギリスの主流であったシャツとは異なるものでしたが、それが高く評価され、イギリス版Vogueといったメディアでマーガレットハウエルは「イギリスの伝統を打ち破ったデザイナー」と紹介されるようになります。
現在は日本でも、非常に人気の高いブランドになっていますよね。
写真は私物のマーガレットハウエルのシャツ。綿100%のしっかりと目の詰まったジャージー生地で、フロントは3Bのポロシャツ型のデザイン。大きなホーンボタンが特徴的です。個人的には、マーガレットハウエルの中でも一番よく着ているアイテムですね。
トラディショナルな要素がありつつも肩肘張らず、それでいてメンズだからとラギットになりすぎず、シンプルかつ清潔な佇まい。女性の作るメンズ服特有のニュートラルな感じが、なんというか本当にちょうど良いんですよね。
「普段はユニクロばかりだけど、せっかくだしちょっとブランドものも欲しい」
そんなファッション初心者の方にも、お洒落の第一歩としてぜひオススメ出来るブランドですよ!




