クロスメディア・パブリッシングは9月18日、メディアアーティスト・落合陽一氏の小説『すべては計算でできている』を発売した。出版社によると、落合氏にとって初の小説となる。

  • 『すべては計算でできている』

    『すべては計算でできている』

本作の執筆にあたり、落合氏は独自の大規模言語モデル(LLM)を開発したという。過去のメールやSNSでのやりとりなど、自身が書いた約3億5,000万文字のテキストを学習に用い、モデルの開発では27のバージョンを重ねたとしている。表紙の装画も、小説のテキストをもとにAIと共に制作した。

物語の主人公は、29歳のシステムエンジニア・三輪慎一。ある日、「禰宜(ねぎ)」と名乗るAIに悩みを打ち明ける。禰宜からの予想外の問いを通じて、慎一は自分自身の価値観に気づいていく。

落合氏が提唱する「計算機自然(デジタルネイチャー)」の思想を、青年とAIの対話を通じて描く作品だ。

書籍は四六判・404ページで、価格は2,145円。Amazonで2027年1月26日までに購入した人には、落合氏の特別インタビュー動画を特典として配信する。

  • 『すべては計算でできている』書影

    『すべては計算でできている』書影