ラーメンとチャーハンのセット、ビールと唐揚げ──こうした「太りやすい組み合わせ」には共通点があります。一方で「ヘルシーそう」に見えて実は脂肪蓄積を促進する組み合わせも。逆に「太りにくくする」ためのひと品についても医師に伺いました。
今回のテーマは、「太りやすい食べ合わせと、太りにくくする工夫」です。
「ヘルシーそう」な組み合わせにも落とし穴
ラーメンとチャーハンのセットのような「炭水化物+炭水化物」の組み合わせは、血糖値とインスリン分泌を大きく押し上げ、脂肪が蓄積されやすくなる典型例です。中路先生によると、糖質に偏った食事は、満腹感のわりに血糖値の変動が大きくなりやすく、結果として“脂肪をため込みやすい状態”を招くといいます。
さらに、朝食の定番である「おにぎり+野菜ジュース」にも注意が必要です。どちらも糖質が中心で、特に野菜ジュースに多く含まれる果糖は主に肝臓で代謝され、中性脂肪に変換されやすい特徴があります。そのため、内臓脂肪や脂肪肝のリスクを高める可能性があります。
中路先生は、「野菜ジュース=健康的」というイメージだけで安心せず、糖質量や栄養バランス全体を確認することが大切だと指摘しています。
「太りにくくする」ひと品をプラス
逆に、日々の食事に積極的に取り入れたいのが、酢、海藻、きのこ、納豆、キムチ、味噌汁などです。中路先生によると、こうした食品を“食事の最初にひと品加える”だけでも、血糖値の急上昇を抑える対策として役立つといいます。
たとえば、食前にもずく酢や酢の物を食べると、胃から食べ物が送り出されるスピードがゆるやかになり、食後血糖の上昇も穏やかになります。また、海藻やきのこに豊富な食物繊維は、糖や脂質の吸収をゆっくりにする働きが期待されています。さらに、納豆やキムチ、味噌汁などの発酵食品は、腸内環境を整えるうえでも重要です。
古くから和食に根付く「小鉢を添える文化」は、栄養バランスの面だけでなく、肥満予防という観点から見ても理にかなった食習慣といえるでしょう。
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