6万人の生活習慣病を診察し、マインドフルネスの普及に人生を懸けた医師がたどりついた、人生を変える「新しい心の整え方」とは? この記事では、たった一口でストレスを手放す"最高の瞑想法"について解説した『食べる瞑想 幸せな毎日が続く「新しい心の整え方」』(山下明子/三笠書房)から一部を抜粋して紹介します。

今回のテーマは『「カロリーが高い食べ物」との向き合い方』。

「カロリーが高い食べ物」との向き合い方

ラーメン、ケーキ、焼肉、チョコレート……。

あなたには「食べたくなるけど、できるだけ避けているもの」はありますか?

以前、コンビニで「背徳の○○」「悪魔の□□」といったネーミングの商品を見かけました。きっと、「こんな高カロリーのものは、太るからダメ。でも、美味しすぎてやめられない!」といった、やみつきになる味を表現しているのでしょう。たしかに、体によくないと思いながらも、ついつい食べてしまうものってありますよね。

では、このような食べ物には、どのように向き合えばいいのでしょうか。

まずやるべきことは、そうした食べ物から「背徳」や「悪魔」といったネガティブなレッテルを剥がすことです。

欲望に負けて食べてしまい、空になった袋や容器を見て「やっちゃった……」などと後悔の念が湧き起こる―。あなたも一度は経験したことがあるかと思います。

でも、だからと言って「美味しいけれど体によくないものは、一切やめる」という選択は現実的ではないでしょう。

「食べないでください」と言うつもりはありません。なぜなら、避けようとすればするほど、その食べ物のことが頭に浮かんできてしまうからです。これは心理学用語でネガティビティバイアスと呼ばれ、私たちはポジティブな情報よりもネガティブな情報のほうが記憶に残りやすいことがわかっています。

まずは「食べてはいけない」という意識を手放しましょう。

食べ物から「事実の数字」だけを切り取る

では、どう食べればいいのか。

答えは簡単で、心から楽しんで食べればいいのです。

ただし、次の一点を守るようにしてください。

それは、食べすぎないこと。

「いやいや、それができないから〝悪魔の食べ物〟なのでは?」と思われるかもしれませんが、大丈夫。ちょっとしたコツを押さえれば、誰にでもできます。

そのコツとは、その食品があなたにもたらす「いいこと」と「悪いこと」を客観的に考えてみることです。

そのためには、美味しさや快楽度ではなく、カロリーや糖分などの「事実の数字」だけを切り取り、「いつ、どれくらい食べるのが適切なのか」を明らかにしましょう。これができたら、あとは存分に楽しむだけです。

このように向き合えば、葛藤や後悔で心が疲れることはなくなりますよ。

『食べる瞑想 幸せな毎日が続く「新しい心の整え方」』(山下明子/三笠書房)

「6万人の診察経験から導いた『最高の瞑想法』」「たったの一口で、心がスーッと緩んでいく」――忙しいあなたでも、大丈夫。「義務化する食事」を見直す勇気と幸せな毎日が続く「最後の答え」を授けます。人生が好転する「チョコレート瞑想」/料理をするときの「五感フル活用法」/瞑想の目的は「集中」ではない/食前に「空腹スケール」をチェックする/やけ食いを阻止する「心のブレーキ」――「乾いた心」は、食卓で癒やせるのです。