スズキの人気モデル「ジムニーノマド」とカプコンの人気ゲーム『モンスターハンター』がコラボ車両になって「東京オートサロン2026」に登場した。なぜ、こういう話になったのか。モンハンとのコラボにシエラではなくノマドが選ばれた理由は? 聞いてきた。
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モンハンの世界観をジムニーで再現
スズキはカプコンの人気ゲーム『モンスターハンター』(モンハン)とコラボした「ジムニーノマド モンスターハンター ワイルド エディション」を東京オートサロン2026の会場で公開した。
今回のコラボでは、「もし、モンスターハンターの世界にスズキがあったら」というテーマのもと、砂漠を駆け抜け、冒険へ出かけるシーンをイメージして車両を製作。ボディには荒野に張った黄色みがかった簡易テントや猛獣の爪痕などを描き、臨場感あふれる1台に仕上げた。
なぜ、モンハンとのコラボが実現したのだろうか。担当者に聞いた。
「スズキは昨年、カプコンの人気ゲーム『ストリートファイター6』とコラボしたバイク『GSX-8R Tuned by JURI』を制作しました。その流れもあって、またカプコンのコンテンツとコラボしましょうという話が挙がっていました。そこで、モンスターハンターと、その世界観に合いそうなジムニーでコラボすることになりました」
スズキがゲームの世界大会「CAPCOM CUP 11」に協賛していることもあって、カプコンとのコラボモデル登場は当然の流れだったといえそうだ。
なぜノマドとコラボ?
スズキがモンスターハンターとコラボした経緯はわかったが、ジムニーには3ドアのシエラもある。なぜ5ドアのノマドをコラボモデルに選んだのか、担当者は次のように説明する。
「モンスターハンターとコラボするにあたり、シエラや他のモデルも考えましたが、冒険に出掛けるとなると、たくさんの荷物を積む必要があります。旅の途中で誰かを乗せることもあるかもしれません。そうなると、車内のスペースが広く、後席へのアクセスがしやすい5ドアを備えるノマドがぴったりだろうということになりました。冒険には実用性が大切です」
ジムニーノマド モンスターハンター ワイルド エディションを一般向けに販売する予定はないとのこと。ただ、展示車両が装着しているパーツは、スズキ純正アクセサリーとして販売する予定があるそうだ。
コラボきっかけでボディカラーは増える?
ジムニーノマドといえば、あまりの人気で受注を停止していたが、2026年1月30日から受注を再開するとアナウンスされている。会場の担当者は、ジムニーノマドの納車時期は店舗によって異なる(抽選方式と発表されている)としながらも、早くて半年、長ければ1~2年ほど待たなくてはならない状況だと話していた。
依然として今すぐの購入・納車は難しいが、限定車ではないため、待てば買える。気長に待つしかない。
今回のモンハンコラボで気づいたのだが、淡い黄色のジムニーは、コラボモデルではない通常モデルのボディカラーとしても使えそうな感じだ。今後、モンハンコラボの反響によって、ジムニーノマドのボディカラーが増えることはあるのだろうか。担当者の回答は以下の通りだ。
「現在のジムニーノマドで最も売れているボディカラーは白がベースの『アークティックホワイトパール』です。そういった需給バランスを見たうえで、さらにお客様のさまざまな意見を参考に、今後のジムニーノマドのボディカラーを決めていければと考えております。ただ、当分は現在展開しているボディカラーを増やす、あるいは削減するという予定はありません」
とはいえ、「(今回のコラボの)反響によっては、ボディカラーの追加なのか、グレードの追加なのかわかりませんが、新たな商品展開として発展していく可能性は十分にあります」とのことだから、ジムニーノマドの今後に期待しよう。
ジムニーといえば、メーカー純正ではない、いわゆるサードパーティ製でもさまざまなカスタムパーツがそろっている。とはいえ、デザインとの整合性やバランス、安全性などの面で、純正パーツの安心感にはかなわない。
モンハンコラボがジムニーの純正パーツの拡充につながってくれれば、世界中のジムニーファンは大喜びするだろう。
























