富士通は8日、2013年秋冬モデルのPC新製品として、12.5型の2in1 Ultrabook「ARROWS Tab QH77/M」を発表した。キーボード部を分離して、防水タブレットとして利用できる。OSにはWindows 8.1を搭載する。
発売は11月28日の予定で、価格はオープン。店頭予想価格は210,000円前後。同社のWeb通販サイト「WEB MART」における受注開始は10月30日となっている。
タブレット形状時のサイズはW309.6×D199.3×H11.9㎜。A4クリアファイルよりも小ぶりなフットプリントで、キーボード接続時でもH20.0mmの薄型設計となっている。タブレット部分はIPX5/7/8に準拠する防水・防塵性能を持ち、風呂の中やアウトドアでの利用にも向いている。
CPUにはHaswellこと第4世代のCore i5を搭載する。バッテリ駆動はタブレット単体で約16時間、キーボード接続時で約13時間を実現。約2.5時間で満充電が行える急速充電にも対応する。専用スタイラスペン(非防滴)が付属し、指紋センサーやNFCも装備する。
QH77/Mの主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4200U (1.60GHz)、メモリがLPDDR3-1600 4GB (2GB×2)、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400 (CPU内蔵)、ディスプレイが12.5型ワイド液晶 (1,920×1,080ドット、タッチパネル)、ストレージが128GB SSD、OSがWindows 8.1 64bit。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、NFCを備える。インタフェースはUSB 3.0×1、USB 2.0×1、micro SDカードスロット、リア500万画素とフロント200万画素のHD Webカメラを用意する。バッテリ駆動時間は執筆時未定。サイズと重量はW309.6×D199.3×H11.9㎜/約980g(タブレット単体)、W309.6×D212.7×H20.0mm/約1.67kg(スリムキーボード接続時)。
また、オプションの「ターボモード用拡張クレードル」には冷却ファンが内蔵されており、これにタブレット部分を接続することで、CPUの性能を100%近く引き出すことができる。同オプションはオープン価格で、店頭予想価格10,000前後。