日産自動車は、2012年1月放送開始の新作TVアニメーション作品『輪廻のラグランジェ』に登場するロボットをデザインした。

『輪廻のラグランジェ』メインビジュアル(左)と、主人公・京乃まどかが操縦するロボット「ウォクス・アウラ」(右)

同作品を製作するラグランジェ・プロジェクトより依頼を受け、同社グローバルデザイン本部に所属する全デザイナーとモデラーがデザインコンペティションを通して開発を行ったもの。主役ロボットと敵役ロボットについては、60を超えるデザイン提案がなされ、同作品のアニメーションスタッフによる選定の後、さらに同社のデザイナー自身がデザインリファインを行い完成したという。自動車メーカーがアニメーション作品に対して登場ロボットのデザインを提供するというのは、世界でも例をみない試みとのこと。

『輪廻のラグランジェ』は、アニメ「機動戦艦ナデシコ」などで知られる佐藤竜雄監督が手がける新作TVアニメーション作品。千葉県鴨川市に住む女子高校生・京乃まどかが、宇宙からやってきた少女と出会い、宇宙人との戦争に巻き込まれるという物語。

「ウォクス・アウラ」(日産自動車 大須田貴士氏によるデザイン画)

「ウォクス・リンファ」(日産自動車 大須田貴士氏によるデザイン画)

「ウォクス・イグニス」(日産自動車 大須田貴士氏によるデザイン画)

敵役ロボット。左から「リベルタス」、「ウォルンタス」、「テネリタス」(日産自動車 菊地宏幸氏によるデザイン画)

「ウォクス・アウラ」のヒューマンスケール

(c)ラグランジェ・プロジェクト