シャープは4月16日、テレビ用液晶パネルの需要にこたえるため、7月に堺市の「グリーンフロント 堺」にある液晶パネル工場の生産能力を倍増することを発表した。これにより、現在マザーガラスを月3万6,000枚投入しているところ、月7万2,000枚に引き上げられる。

グリーンフロント 堺には、第10世代と呼ばれる世界最大の液晶パネル工場と最先端の薄膜太陽電池工場を併設されている。2,880mm×3,130mmの第10世代マザーガラス1枚から、65型で6枚、57型で8枚、42型で15枚、40型で18枚のパネルを切り出すことができる。

同社は今後、同工場で独自のUV2A技術や4原色技術などを搭載した液晶パネルを創出していくほか、液晶テレビやデジタルサイネージ用など、大型ディスプレイの市場を開拓する。

グリーンフロント 堺