米Microsoftは、2010年4月13日(米国時間)にWindows Vista RTM(製品初期版)のサポート、2010年7月13日(米国時間)にWindows XP SP2およびWindows 2000の延長サポートを終了すると発表した。これらのOSに対するセキュリティ更新プログラムも終了する。ただし、Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2はサポート終了対象外。

マイクロソフトは、新しいサービスパックがリリースされた場合は、その前のバージョンのサポートは(Windowsの場合)24カ月間としている。Windows XP SP3は2008年4月21日、Windows Vista SP1は2008年2月4日にリリースされていることから、このルールに従いWindows Vista RTM(製品初期版)、Windows XP SP2のサポートが終了となる。なお、Windows Vista SP1/SP2、Windows XP SP3のサポートは継続される。

2010年にサポート提供終了となるWindows製品
製品名 適用ライフサイクル 発売日/提供日(米国時間) メインストリームサポート終了日(米国時間) 延長サポート終了日(米国時間) サービスパックサポート終了日(米国時間)
Windows 2000 製品 2000年3月31日 2005年6月30日 2010年7月13日 -
Windows XP SP2 サービスパック 2004年9月17日 - - 2010年7月13日
Windows Vista RTM サービスパック 2007年1月25日 - - 2010年4月13日

一方製品サポートは、メインストリームサポートが5年、延長サポートが(ビジネス用ソフトのみ)5年の計10年のサポートが行われるが、Windows 2000は発売から10年が経過するため、延長サポートも終了となる。

サポートフェーズごとの提供内容は以下の表のとおり。

サポートフェーズごとの提供内容
メインストリームサポート(全製品) 延長サポート(ビジネス用ソフトウェアのみ)
セキュリティ更新プログラム サポート
有償サポート(インシデント サポート、時間制サポート)
無償サポートライセンス、ライセンス プログラムおよび、そのほかの無償サポートを含む ×
仕様変更、新機能のリクエスト ×
セキュリティ関連以外の修正プログラムの作成の新規リクエスト 「延長修正プログラム サポート契約」が必要