米AMDは4日、DirectX 11世代GPUの新製品として、エントリー向けの「ATI Radeon HD 5450」を発表した。Radeon HD 5000シリーズのアーキテクチャをベースとした"Cedar"コアを採用している。搭載グラフィックスカードの参考価格は49~59ドル前後。

「ATI Radeon HD 5450」のリファレンスカード

GPUコアの製造プロセスは40nm、トランジスタ数は2億9,200万個。演算性能は104GFLOPSとされる。他のHD 5000シリーズ同様、マルチディスプレイ技術の「ATI Eyefinity」をサポートしている。なお、リファレンスカードはロープロファイルに対応しており、ファンレスのヒートシンクを備えたものとなっている。

GPUのブロックダイアグラム

競合製品との性能比較

主な仕様は、GPUコアクロックが650MHz、メモリクロックが最大800MHz(データレート1,600MHz)。メモリタイプはDDR2/DDR3 SDRAMで、容量は最大1GB、接続バス幅は64bit。ストリームプロセッサ数は80基、テクスチャユニット数は8基、ROP数は4基。消費電力は動作時が最大19.1W、アイドル時が6.5W。バスインタフェースはPCI Express (2.0) x16。

ハイエンドからエントリーまでRadeon HD 5000シリーズが揃う