カシオ計算機は16日、高速連写を実現したデジタルカメラ「HIGH SPEED EXILIM(ハイスピード エクシリム)」の新モデルとして、高倍率モデルの「EX-FH25」とコンパクトモデルの「EX-FC150」を27日より発売すると発表した。価格はいずれもオープンで、EX-FH25の推定市場価格は5万円前後、EX-FC150は4万円前後。
いずれのモデルも高感度CMOSセンサーを採用しており、室内など暗い場所でもノイズの少ない高画質を実現する。また、高速連写を行った後に複数の画像を1枚に合成することで、手持ちでも美しい夜景撮影が可能な「HS(ハイスピード)夜景」モードを搭載。さらに、人物をフラッシュ撮影した画像も合成することで、人物と夜景の両方を美しく撮ることができる「HS(ハイスピード)夜景と人物」モードを追加した。
人物の顔が暗くなったり青空が白くなってしまう逆光での撮影向けに、露出の異なる3枚の連写画像を1枚に合成して階調豊かな写真に仕上げる「HS(ハイスピード)ライティング」モードも搭載する。
その他に、最大40枚 / 秒の超高速連写(最大撮影枚数30枚)や、肉眼では見えない動きを撮影する最大1,000fpsのハイスピードムービー撮影も可能。被写体を選ぶだけで、連写やハイスピードムービーの設定が最適になる「高速連写BS(ベストショット)」と「ハイスピードムービーBS(ベストショット)」と併せて利用できる。
EX-FH25は、35mm判換算焦点距離が約26mm~520mm、光学20倍のズームレンズを搭載した有効画素数1010万画素の高倍率モデル。CMOSシフト方式の手ブレ補正や3.0型高性能TFTクリア液晶を装備する。電源は単3形乾電池4本(アルカリもしくはニッケル水素)とACアダプター(別売 : 7,875円)を使用。サイズは122.6(W)mm×81.4(H)mm×84.5(D)mmで、重量は電池やメモリーカードを含めて約577g。カラー展開はブラックのみとなっている。
EX-FC150は、35mm判換算焦点距離が約37mm~185mm、光学5倍のズームレンズを搭載した有効画素数1010万画素のコンパクトモデル。CMOSシフト方式の手ブレ補正や2.7型高性能TFTクリア液晶を装備する。電源は専用リチウムイオン充電池を使用。サイズは99.8(W)mm×58.5(H)mm×28.8(D)mmで、重量は電池やメモリーカードを含めて約181g。カラー展開はブラック、ゴールド、レッドの3色。