東芝ホームアプライアンスは2日、ハイパワーモーターと循環シャワーによる洗浄方式を採用した縦型洗濯乾燥機「AW-80VG」(洗濯・脱水容量:8kg)と「AW-70VG」(同:7kg)の2モデルを発表。発売は8月上旬で、価格はオープン。推定市場価格は、AW-80VGが14万円前後、AW-70VGが13万円前後。

「AW-80VG」(左)と「AW-70VG」。水流の強さを表示するインジケーター付きの「水流パワーボタン」を搭載するなど使い勝手にも配慮

新モデルは、洗剤液を循環させて衣類に降り注ぎ浸透させる「循環メガシャワー」と新モーターを採用したのが特徴。新しく搭載されるS-DD(スーパーダイレクトドライブ)モーターは、厚みを増したことで、モータートルクを従来比(AW-80VE)で約1.2倍に向上している。これらにより、AW-80VGでは、従来機種「AW-80VF」と比べ、洗浄力を約10%向上し、使用水量を約22%削減した97Lとしている。

また、衣類を上下に入れ替える「上下水流」、パルセーターが一定速度で反転する「左右水流」、小刻みに左右反転する「手もみ水流」の3通りの水流を組み合わせ、きめ細かく洗いあげることが可能。さらに、新モーターとDSP(デジタルシグナルプロセッサー)制御の組み合わせで、洗い時26dB、脱水時37dBという低騒音も実現した。

このほか、洗い・すすぎ時にAg+イオンが溶け出し、衣類を抗菌防臭する「Ag+イオン抗菌コート」、自動で洗濯槽の乾燥を行い、カビの繁殖を抑える「自動槽乾燥 カビプロテクト」、脱水中に大風量とヒーターで水分を飛ばす「高速プリヒート脱水」機能なども搭載される。

ボディカラーは、ピュアホワイトとプラチナピンクの2色。乾燥容量は、AW-80VGが4.5kg、AW-70VGが4kg。本体サイズは、ともに600(W)×1,010(H)×605(D)mmで、重さは46kg。