警視庁は20日、元勤務先のサーバに不正にアクセスし、顧客企業6社の保有するメールアドレスなど18万件の個人情報を入手・流出させたとして、東京都多摩市の28歳無職男を、不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕したと発表した。警視庁によると、入手したメールアドレスは、出会い系サイト運営業者に渡していたという。

警視庁ハイテク犯罪対策総合センターと下谷署の調べによると、男は2008年10月14日、東京都新宿区のインターネットカフェから、元勤務先の管理するサーバに不正アクセス。同社の顧客企業6社が保有するメールアドレスなど約18万件の個人情報をダウンロードして入手した疑い。

入手したメールアドレスなどは、出会い系サイト運営業者に渡したという。

警視庁では捜査を進め、2月3日、不正アクセス禁止法違反の疑いで男を逮捕した。