「法人向けの光回線を選ぶことになったけど、どれがいいかわからない」という方も多いと思います。
法人向け光回線を選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。
今回調査したところ法人向け光回線の中では、電子請求書の発行可能でセキュリティが充実している「@nifty光」がもっともおすすめとわかりました。
記事では他にも、より高速通信ができる光回線など特徴ごとに検討したい回線についても、それぞれご紹介しますよ。
個人向けとは何が違う?法人向け光回線を選ぶときの6つのポイント
個人向けの光回線を選ぶ時は、キャッシュバックや割引を優先して選ぶ方も多いと思います。
しかし、法人向けの光回線を選ぶ時は安さ以外にも重視したほうがいいポイントがあります。
法人向けを選ぶ時は、以下のポイントをチェックしてみてください。
固定IPや書類の宛名などは、個人で気にしたことがなかったわ!
セキュリティに関わるところもあるから確認しておこう!
それでは、各ポイントについて詳しく解説します。
①固定IPが付与されるか確認する
法人向けの光回線のなかには「固定IPアドレス」が利用できるものがあります。
固定IPアドレスがあることで独自のサーバーを使った自社サイトの運営ができます。
固定IPアドレスがないと、サイトにアクセスするたびにIPアドレスが変わってしまうので、自社サイトにアクセスできなくなるんだ
また、本社と支店など離れたところのネットワークに接続する「VPN接続」にも役立ちます。
VPN接続って?
離れたところのネットワークでやりとりをしてもデータが暗号化されて、安全に通信できる仕組みだよ
固定IPが必須ということはありません。
ただ、支店があるような大きな企業や、自社サイトの運営に力を入れている法人であれば、固定IPアドレスがあるほうが安心です。
②法人向けならではのサービスに注目する
法人でも個人向け光回線を使うこともできます。
しかし、法人向けサービスを展開している光回線を選ぶことで、法人ならではのメリットが受けられます。
たとえば、法人専用の回線が用意されていれば、個人回線と混み合わずに通信できるため、速度が安定します。
サポートセンターも個人向けのほかに、法人専用の問い合わせ窓口が用意されているものがおすすめです。
個人の問い合わせの混雑に巻き込まれないので、通話がつながりやすく、万が一のトラブルにも素早く対応してくれます。
24時間年中無休でサポートしてくれるところもあるよ!
③法人名義の領収書や請求書が発行されるかチェックする
法人向けの契約は、領収書や請求書の発行を法人名義で対応してくれるものがあります。
小規模でも法人経営なら、法人名義の領収書や請求書があるほうが経費として申告する時に安心です。
個人向けの支払い方法はクレジットカードが主流なので、領収書が発行されないこともあります。
事業用でネットを契約するなら、領収書は発行してほしいわよね
④フレッツ光より光コラボがおすすめ
フレッツ光と光コラボを比べると、光コラボのほうがメリットが多いです。
法人向けの光回線といえば、まず「フレッツ光」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
ただ、フレッツ光の場合、光回線とは別にプロバイダも選んで契約しなくてはいけないので手間がかかります。
支払いも光回線とプロバイダで別々だから、経費の管理面でも不便かもね
フレッツ光の料金とは別に、プロバイダの料金もかかるから割高になることもあるんだ
光コラボとは「光コラボレーション」の略で、フレッツ光の光回線を利用し、他の事業者がサービスを提供しています。
光コラボはプロバイダ一体型の事業者が多く、手続きが楽です。
サポートの窓口や、料金支払先もまとめることができます。
フレッツ光に比べて光コラボのほうが競合が多いので、月額料金も安い傾向にあります。
他社との差別化のために割引を実施しているところも狙い目です。
通信の安定が魅力の「IPv6接続」に対応している光コラボであれば、快適な通信環境も手に入りますよ。
⑤支払い方法を確認する
支払い方法には、光回線によって口座振替、銀行振込、クレジットカードなどがあります。
いくつかの支払い方法から選択できたり、1種類しか支払い方法がなかったりするよ
「他の経費と揃えて銀行振込にしたいのに対応していなかった」ということがないように、どの支払い方法に対応しているか確認しましょう。
⑥安さだけで選ばない
個人向けの契約する時は、キャッシュバック額や月額料金の安さは重視したいポイントですよね。
法人向けの場合も、経費を抑えることはたしかに大切ですが、速度やセキュリティなど品質の高さにも注目しましょう。
価格で比較するのは優先度を下げて、まずは安全で快適にインターネットが使えるかを比べるのがおすすめです。
たとえば、固定IPが利用できるものとできないものがある場合、前者の料金が多少高くても法人向けとして使うなら固定IPが利用できるもののほうがおすすめよ!
スペックやサービスがほとんど変わらないなら安いほうを選ぼう!
法人向け光回線では「@nifty光」がおすすめ!
今回法人向けサービスを展開している光回線について調査したところ、@nifty光が総合的にみてもっともおすすめだとわかりました。
@nifty光では、電子請求書や充実したセキュリティをはじめ、法人契約するにあたって便利なサービスを提供しています。
【法人向け @nifty光の概要】
月額料金 (戸建て) |
開通月:無料 2~21ヶ月目:3,900円 21ヶ月目以降:5,200円 |
---|---|
月額料金 (マンション) |
開通月:無料 2~21ヶ月目:2,980円 21ヶ月目以降:3,980円 |
法人契約管理費 | 月額550円 (NifMoとのセット利用で無料) |
初期費用 | 回線契約料:3,300円 開通工事費:実質無料 |
対応エリア | 全国 |
支払方法 | 銀行振込・口座振替 |
※料金は税込金額を算出
※3年プランを参照
@nifty光 を含めた法人向け光回線各社の料金や固定IP、対応エリアなどについて、一挙比較してみましょう。
@nifty光 | ビッグローブ光 | NURO Biz | ドコモ光 | 光ビジネスアクセス NEXT | OCN光 | |
---|---|---|---|---|---|---|
月額料金 (戸建ての場合) |
開通月:無料 2~21ヶ月目:3,900円 21ヶ月目以降:5,200円 |
開通月:無料 2~13ヶ月目:2,980円 14ヶ月目~:5,180円 |
20,735円〜 | 5,720円 | 28,600円〜 | 15,070円 |
固定IPの有無 | あり | あり | あり | なし | あり | あり |
法人名義請求書 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
IPv6対応 | あり | あり | あり | プロバイダによる | – | あり |
対応エリア | 全国 | 全国 | 北海道・関東
東海・関西・九州の一部 |
全国 | 北海道・宮城県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・愛知県 ・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・広島県・福岡県 |
全国 |
支払方法 | 口座振替 銀行振込 |
口座振替 銀行振込 |
口座振替 クレジットカード 銀行振込 |
口座振替 クレジットカード |
口座振替 クレジットカード |
口座振替 クレジットカード 銀行振込 |
おもな特徴 | ・工事費実質無料 ・電子請求書に対応 ・セキュリティオプションが充実 ・専用のサポート窓口 |
・月額割引 ・無線LANルータがもらえる ・Webで見積もり書作成 ・専任担当がサポート |
・高速通信 ・高性能セキュリティ |
・スマホ割あり | ・速度が安定 ・24時間サポート対応 |
・多様なプランあり ・24時間サポート対応 |
※料金は税込金額を算出
@nifty光は家庭向けの光回線と同じくらいの料金にかかわらず、固定IPや電子請求書といった法人利用に便利な機能に対応しています。
法人向け @nifty光のおもなポイントとしては、以下が挙げられますよ。
それぞれのポイントについて、くわしくご紹介していきましょう。
開通工事費が実質無料
@nifty光では法人向け3年プランでは、開通工事費が実質無料になります。
法人向け光回線は工事費が別途かかるところが多いから、実質無料になるのは魅力的ね!
@nifty光の戸建てタイプでは通常19,800円の開通工事費がかかりますが、2年間で合計29,700円もの割引が適用されます。
工事費の分割相当額以上の割引が毎月受けられるので、2年間利用すると実質無料で工事費を完済できるということです。
【工事費実質無料の仕組み(戸建て3年プラン)】
分割工事費 | 月額割引額 | 差分 | |
---|---|---|---|
2~13ヶ月目 | 825円 | 1,650円 | 825円お得! |
14~25ヶ月目 | 825円 | 825円 | 0円 |
26ヶ月目~ (工事費完済後) | – | – | – |
※料金は税込金額を算出
ちなみにアパート・マンションタイプ(通常工事費16,500円)では、2年間で合計23,100円の割引が適用されますよ。
戸建て・マンションどちらにしても、工事費以上の月額割引が受けられるんだね!
電子請求書で受け取りできる
法人向け@nifty光では、電子請求書に対応しています。
会社に郵送で届くまでの期間がかからないので、従来の書面での受け取りに比べて、経理処理がスムーズに行えます。
また、万が一データを紛失しても、再発行手続き不要で何度でもダウンロードできますよ。
管理面でも、紙の書類より扱いやすいから助かるね!
ちなみに社長名・社長印影付きの請求書については、書面での提供のみなので覚えておきましょう。
セキュリティなどのオプションが充実
法人向け@nifty光では、セキュリティをはじめとしたオプションが充実しています。
オプション | 特徴 | 月額料金 |
---|---|---|
@nifty光電話 | @nifty光を利用したIP電話サービス | 550円 |
常時安全セキュリティ24 | 世界的な実績があるセキュリティサービス 更新手続き不要 |
550円 |
@niftyセキュアプライバシー | 機密情報がネット上に漏洩していないか 常に監視するサービス |
440円 |
@niftyオフィス機器サポート | オフィス機器に関するトラブルを 最短当日で解決してくれるサービス |
2,860円 |
※料金は税込金額を算出
ビジネスでのインターネット利用は、セキュリティやオフィス機器関連のサービスが欠かせません。
パソコンの情報は知らない間に流出することもあるため、機密情報を取り扱っている場合は、ぜひ上記オプションの加入を検討してくださいね。
@nifty光以外の法人向け光回線3社をピックアップ
法人向け光回線には@nifty光の他にも、多くのサービスが展開されています。
特徴ごとに、それぞれおすすめできる法人向け光回線としては以下の通りです。
それぞれの特徴を詳しく見てみよう!
下り最大2Gbpsの高速通信!「NURO Biz」
NURO Bizのおすすめポイントは以下の3点です。
概要で費用をチェックしてみてね!
月額料金 | 20,735円〜 |
---|---|
初期費用 | 165,000円 ※2年間利用で実質無料 |
事務手数料 | 3,300円 |
基本工事費 | 55,000円 |
対応エリア | 北海道・関東 ・東海・関西・九州の一部 |
支払方法 | クレジットカード 口座振替 銀行振込 |
NURO Bizは業界最速レベルの最大2Gbpsを誇っています。
最大速度はあくまでも理論値なので、実際にはそこまでの速さは出ません。
しかし、実際の速度を確認できるサイト「みんなのネット回線速度」を見ても、通信速度が速いです。
上り | 下り | |
---|---|---|
NURO Biz | 409.49Mbps | 468.34Mbps |
ドコモ光 | 184.86Mbps | 270.11Mbps |
ビッグローブ光Biz | 171.71Mbps | 228.49Mbps |
NUROは、フレッツ光でも光コラボでもない独自回線を使用しています。
光コラボの回線とは違って利用者が少ないから、回線が混みにくくて、通信が安定しやすいのが特徴だよ!
NURO Bizには「NUROセキュリティ」や「NUROクラウド」など、法人向けならではのセキュリティ管理やデータ共有などに便利なサービスが多数展開されています。
NUROセキュリティは6種類、NUROクラウドは8種類のサービスがあるよ
ビジネスの形態や、会社の規模などニーズによってカスタマイズできるのね
サービスの組み合わせや、会社に最適なプランがわからないという時のために「オンライン商談」のシステムも用意されています。
導入について、ネット上で相談申し込みができるので、迷った時はぜひチェックしてみてくださいね。
サービス提供エリアが限られているので、気になる場合は「NUROエリア判定」で確認してみましょう。
ただしNURO光には縛りなしのプランなどもあるので転勤が多い方にはおすすめです!
社用スマホもドコモならおすすめ!「ドコモ光」
ドコモ光のおすすめポイントは以下の3点です。
概要もチェックしてみよう!
月額料金 | マンション:4,400円 戸建て:5,720円 |
---|---|
初期費用 | 事務手数料+工事費 |
事務手数料 | 3,300円 |
基本工事費 | マンション:16,500円 戸建て:19,800円 (代表的な場合) |
対応エリア | 全国 |
支払方法 | 口座振替・銀行振込 |
ドコモのスマホを社用で契約している方や、インターネットの契約と同時に社用スマホの契約先も探している方におすすめなのが「ドコモ光」です。
スマホ1台につき、スマホの月額料金が最大で1,100円割引になる「ドコモ光セット割」のサービスを受けることができます。
最大20回線まで割引を適用できるよ!
1カ月あたり最大で22,000円も安くなるのね!
工事費無料サービスがあるので、初期費用も安く抑えることができます。
また、24種類のプロバイダから選ぶことができるのも、特徴のひとつです。
通信速度や月額料金、独自のキャンペーンなどに違いがあるので、プロバイダ選びにも注目してみましょう。
通信速度を重視するなら「GMOとくとくBB」というプロバイダが、特におすすめです。
通信が混雑しにくいv6プラスが利用できるので、どの時間帯でもインターネットを快適に使えますよ。
品質保証が充実!「光ビジネスアクセス NEXT」
光ビジネスアクセス NEXTの注目ポイントは、こちらの3点です。
料金や対応エリアは表をチェックしてね!
月額料金 | 26,000円〜 |
---|---|
初期費用 | 55,000円 |
事務手数料 | 3,300円 |
基本工事費 | 実費 |
支払方法 | 口座振替・クレジットカード |
光ビジネスアクセスNEXTは、高速の光回線を専有型で使えるのにリーズナブルな点が特徴です。
専有型って?
通常は複数のユーザーで使用する1回線を、自分の会社だけで独占できるんだ。
他のユーザーの影響を受けないから、通信が安定しやすいんだよ!
通信速度は保証できない「ベストエフォート型」でありながら、品質保証があるのもポイント。
「平均遅延時間」と「可用性」の2つの項目で基準の品質を下回ったときには、利用料金の一部が返金されます。
通信品質にストレスを感じたら、料金が返ってくるかもしれないということね!
24時間365日電話受付をしており、トラブルの切り分けや復旧支援などに対応しています。
状況によっては現地へ駆けつけてサポートする体制も整えているので、万が一の時も安心です。
法人向け光回線についてよくある質問
法人向けの回線を契約する時によく悩むポイントや、疑問をまとめました。
納得して契約を進めるためにも、気になる点は解決しておこう!
個人向けと法人向けの違いとは?
個人向けよりもセキュリティ体制を重視したサービスが充実しています。
固定IPの付与や、法人専用のサポート窓口などのサービスが展開されている場合も多いです。
「個人向けとは何が違う?法人向け光回線を選ぶときの6つのポイント」でも、個人向けとは違う視点の選び方を詳しく解説しているので、チェックしてみてくださいね!
法人向けは料金で選んでいいの?
料金の安さだけで選ぶのはおすすめしません。
「安さだけを判断材料にして選んだら、回線が遅かった」ということもあります。
仕事がスムーズに進まず、従業員の不利益になるかもしれません。
不正アクセスなどのネット犯罪に巻き込まれると、大きな損害を生む可能性もあるので、セキュリティやサポートに注目することも大切です。
法人向け光回線を選ぶときのチェックポイントは?
料金を抑えることも大事ですが、セキュリティや通信速度、法人向けサービスなどにも注目しましょう。
以下のポイントをチェックしてみてください。
個人向けの光回線を選ぶ時とは、注目するポイントが全然違うのね!
法人向けは個人向けより速度が速い?
法人向け専用の回線がある場合が多いので、一般向け回線の混雑の影響を受けず、速度が安定しやすい傾向にあります。
もし、通信トラブルなどで、つながらなくなってしまったり、速度が一時的に落ちてしまったりしても、法人向けサポートサービスがあれば、対応も迅速です。
まとめ
法人向けの光回線は安さよりも品質の高さで選びましょう。
法人向け光回線を選ぶ時のポイントのおさらいです。
上記のポイントを押さえたうえで、総合的にもっともおすすめなのが「@nifty光」です。
固定IPや電子請求書に対応しているだけでなく、セキュリティやサポート面も充実しています。
当記事を参考にしながら、快適に使える法人向け光回線を見つけてみましょう!