トイレ交換はDIYできる?
トイレ交換には特別な資格は必要ないので、道具を揃えればDIYで工事することが可能です。
DIYでトイレ便器交換を行なうことで業者に頼むよりも安い費用でリフォームをすることができるでしょう。
ただし、トイレ交換は水まわりのなかでも非常に難易度の高い作業になるため、知識や経験がないDIY初心者が気軽に工事を行なってしまうと、途中で中断してしまうリスクや、以下のような手間やリスクがあることは頭に入れておきましょう。
- 便器を自分で購入しなければならない
- 古い便器を処分するための廃材撤去に費用がかかる
- 作業が中断したらトイレが使えない
自分でトイレ交換を行う場合には新しい便器を自分で購入したり、古いトイレを撤去するために廃材撤去先を探したりと、手間と時間もかかりますし、古いトイレを撤去するためには、もちろん撤去費用がかかります。
そして一番困るのが、作業の中断や失敗によってトイレが使えなくなることです。
自宅にトイレが1箇所しかない場合には、トイレが使えなくなると非常に困ります。失敗したり施工中に行き詰まったりすると業者依頼が必要になり、結果的に費用が割高になってしまうでしょう。
DIYに慣れている方ならばスムーズに工事をできるかもしれませんが、初心者には便器交換は少し難しいかもしれません。次項から説明する手順をしっかりと確認したうえで、DIYに挑戦するか検討しましょう。
DIYと業者に頼むか、どちらにすべきか悩んでいる方や不安がある方は、一度業者に無料見積もりの相談・依頼をしてみましょう。
トイレ交換のDIYに必要な道具
トイレ交換のDIYにはたくさんの道具が必要です。一つずつ確認していきましょう。
- トイレ便器、トイレタンク
- 持ち出し継手(以下、ソケット)
- バケツ
- 雑巾
- タオル
- 給油ポンプ
- パイプソー(配管用のこぎり)
- ガスバーナー
- メジャー
- 塩ビ用接着剤
- シールテープ
- 電動ドリル
- ドライバー(プラス・マイナス)
- スパナ
- レンチ
- ラチェット
トイレ交換をするためにはたくさんの道具を揃えなければなりません。道具が揃っていないまま施工を始めると途中で中断せざるを得ない状況になるかもしれません。
道具はホームセンターやECサイトなどで購入できますので、必ず道具を揃えてから作業に取り掛かりましょう。
ソケットの価格は800円前後なので、サイズ確認が面倒な方や買い間違いが心配な方は4種類揃えておくと安心です。確実にサイズが合うもののみを購入したい方は、作業前に便器を取り外してサイズ確認をしておきましょう。
トイレ交換をDIYする手順【取り外し】
必要な道具を揃えたら、まずは古いトイレを取り外す作業をしていきます。
作業の流れは以下の9ステップです。
- 止水栓を閉める
- トイレタンクの水抜きをする
- 便器の水抜きをする
- 分岐金具を取り外す
- ウォシュレットを取り外す
- トイレタンクを取り外す
- 便器を取り外す
- 排水ソケットを取り外す
- 床を掃除しておく
それぞれ詳細を見ていきましょう。
1.止水栓を閉める
便器内の水をすべて抜く必要があるため、まずはトイレの止水栓を閉めます。止水栓は時計回りに回せば閉まるので、水が出ないようにしっかりと閉めておきましょう。
止水栓はドライバーで回すものやハンドル式のもの、開閉金具が必要なものなどさまざまなので、止水栓に合う道具を使用してください。
止水栓の閉め方や開き方については、以下の記事に詳しくまとめています。
本記事と併せてご覧になってください。
ちなみに、施工する前に壁や床が汚れないように、ビニールや新聞紙で水はね等を防いだり、養生を行い、壁や床に傷がつかないようにしておくと良いでしょう。
2.トイレタンクの水抜きをする
水が止まっていることを確認したら、トイレタンクの水抜きをします。
トイレタンクのレバーをひねり、タンク内の水がなくなるまで流し続けましょう。レバーをひねっても水が流れなくなったらタンクのふたを開けて、タンク内に水が残っていないことを確認してください。
トイレタンクに水が残っていると、解体したときに周囲が水浸しになってしまいます。何度レバーをひねっても水が抜けない場合には止水栓が閉まりきっていない可能性があるので、止水栓が閉まっていることを確認してからもう一度水抜きをしてみてください。
3.便器の水抜きをする
便器を取り外す前に、溜まっている水をすべて抜きます。給油ポンプを使って便器内の水をバケツに移していきましょう。
最後に吸いきれなかった水は雑巾やタオルに吸い込ませ、完全に水気を拭き取ってください。
4.分岐金具と給水管を取り外す
古いトイレにウォシュレットが付いている場合には、止水栓に設置してある分岐金具と給水管を取り外しましょう。
ナットやレンチを使い、分岐金具を反時計回りに回して取り外してから、給水管を取り外します。
(※古いトイレが普通便座であれば、この工程は飛ばしてください)
5.ウォシュレットを取り外す
ウォシュレットを取り外していきます。
ウォシュレットはコンセントから電気を引いているので、感電や不作動を防ぐためにも作業前に必ずプラグを抜いておきましょう。プラグを抜くときには、濡れた手で触れないように注意してください。
ベースプレートで取り付けるタイプのウォシュレットであれば、脱着ボタンを押して手前に引くだけで簡単に取り外せます。ウォシュレットの種類によってはピン固定で取り付けているものもあるので、固定方法に適した方法で取り外してください。
ウォシュレットを取り外したら、ベースプレートを取り外します。
ベースプレートは2本のネジで取り付けられているので、ドライバーでネジを緩めたら簡単に引き抜けます。プレートを引き抜いたらゴム製の台座が残るので、台座も取り外しておきましょう。
(※古いトイレが普通便座であれば、この工程は飛ばしてください)
6.トイレタンクを取り外す
まずはタンクのふたを外し、内ふたがある場合には内ふたも一緒に取り外しておきます。
次に、給水管に接続されているタンクの給水ホースをレンチで外してください。このとき、ホース内の残留水が漏れる可能性があるので、床にタオルを敷いておきましょう。
給水ホースを取り外したら、便器本体から取り外します。便器本体とトイレタンクを固定している2箇所の密結ボルトを、ラチェッターまたはレンチで取り外してください。
2箇所の密結ボルトにはナットも取り付けられているので、計4つの部品が取り外せたはずです。密結ボルトを取り外したら、タンクを持ち上げてタンク本体を取り外しましょう。
7.便器を取り外す
いよいよ便器を取り外します。便器の取り外しは、以下の4ステップです。
- サイドカバーを外す
- 便座の固定金具を取り外す
- 便器のビスを取り外す
- 便器を取り外す
少し手順が多いので、順番に説明していきます。
1. サイドカバーを外す
便器にサイドカバーが付いている場合には、サイドカバーを外しておきましょう。
2. 便座の固定金具を取り外す
左右2箇所のカバーを取り外したら便座の固定金具が見えるので、上から見て時計回りに手で回して取り外してください。普通便座の場合はこの手順で便座を取り外せます。
(※ウォシュレットの場合は先ほど紹介した工程で便座を取り外しているので、この工程は飛ばしてください。)
3. 便器のビスを取り外す
便器の下にある金具のカバーキャップを外し、ビスを取り外します。
ビスは便器の種類によって固定方法が異なり、ナットタイプとネジタイプがあるので、金具に対応している工具で取り外してください。
便器の中心にもネジ止めがある場合もあるので、便器を固定しているすべてのネジは忘れないように取り外しておきましょう。
4. 便器を取り外す
固定金具やネジを全て取り外したら、便器を持ち上げて床から取り外します。
便器はとても重いので、落とさないように慎重に持ち上げてください。取り外した便器はビニール袋に入れて、割れたり傷が付いたりしないように安全な場所に移動させておきましょう。
ネジの取り残しがあるまま便器を持ち上げると、割れるおそれがあります。必ず便器を固定するネジを全て取り外したことを確認してから持ち上げましょう。
8.排水ソケットを取り外す
便器を取り外したら、床に排水ソケットが残った状態になるので、排水ソケットも取り外していきます。取り外し方に少しコツがいるので、以下の4ステップで詳しく説明していきましょう。
- 排水ソケットの固定ネジを外す
- パイプソーでソケットをカットする
- 地面に残ったソケットをガスバーナーで炙る
- ソケットを剥がす
※この工程では火を使います。火災にならないよう、十分に気をつけて作業をしましょう。
1. 排水ソケットの固定ネジを外す
排水ソケットを固定しているネジをドライバーで取り外します。
2. パイプソーでソケットをカットする
パイプソー(配管用のこぎり)を使い、地面を沿わせるようにソケットを切断してください。刃物を扱うので、けがをしないように力加減に気をつけましょう。
3. 地面に残ったソケットをガスバーナーで炙る
排水ソケットをカットすると、床下の排水口のなかにソケットの一部が残ったままになっています。
排水口に残っている古いソケットは接着剤で固定されているので、手で取り外すことはできません。まずはガスバーナーで炙り、接着剤を溶かしましょう。
4. ソケットを剥がす
ガスバーナーで炙って接着剤を溶かしたら、ドライバーや細い工具などを使って古いソケットを剥がします。炙ったソケットは変形するほどの熱を持っているので、絶対に素手では触れないでください。
ソケットを取り外すときには、工具を排水口に落とさないことにも注意しながら作業をしましょう。
古いソケットが残ったままだと新しいソケットを取り付けられないので、必ず取り外してください。
9.床を掃除しておく
古いソケットを取り外したら、古い便器の取り外し作業は完了です。
ソケットの削り粉やゴミなどが散乱していると思いますので、新しい便器を取り付ける前に床を掃除しておきましょう。
次項からは、新しい便器の取り付け手順を紹介していきます。
トイレ交換をDIYする手順【取り付け】
古い便器を取り外したので、床には排水口の穴が見える状態になっているはずです。ソケットの剥がし残しがないことを確認したら、ここからは新しい便器を設置していきます。
手順は以下の9ステップです。
- 新しい止水栓を設置する
- フランジを設置する
- 排水アジャスターを設置する
- 排水ソケットを取り付ける
- 便器を取り付ける
- トイレタンクを取り付ける
- レバーと手洗い器を取り付ける
- 便座を取り付ける
- 止水栓を開く
まずは取付の作業前に確認しておくべき事項を説明していきます。
作業前の確認事項!
新しいトイレが入っている箱を開封したら、まずは付属品がすべて揃っているか必ず確認してください。便器やタンクなどにひび割れや欠けなどの不備がないかも、念入りにチェックしておきましょう。
作業途中でヒビ割れや欠損に気づいた場合、メーカーの保証を受けられない可能性があります。必ず不備がないことを確認してから、作業に取り掛かりましょう。
1.新しい止水栓を設置する
新しい止水栓は、以下の手順で設置していきます。
- 水道の元栓を閉める
- 新しい止水栓にシールテープを巻く
- 古い止水栓を取り外す
- 新しい止水栓を取り付ける
詳しく説明していきましょう。
1. 水道の元栓を閉める
止水栓を取り外す際には水が溢れ出すので、元栓を閉めて自宅に流れる水をすべて止めておきます。
元栓の場所は戸建住宅は外の水道メーターボックス内にあり、マンションの場合は屋外の共用スペースにあることが多いです。
元栓はレバーを時計回りに回すと閉まるので、水が出ないようにしっかりと閉めておきましょう。
2. 新しい止水栓にシールテープを巻く
新しい止水栓にシールテープを巻きます。ネジの汚れや油分をタオルで拭き取り、ネジ山の先から2段目を巻き始めにして巻いていきましょう。
時計回りに8回〜13回ほど巻き、巻いた回数を必ず覚えておいてください。指の腹でシールテープを押さえ、ネジになじませます。
シールテープは巻く回数が合っていなかったり、巻きが甘かったりすると水漏れを起こすので慎重に作業をしましょう。
3. 古い止水栓を取り外す
古い止水栓を取り外したときには水が漏れるので、止水栓を取り外す前に止水栓下にバケツを置いておきましょう。
レンチを使って止水栓をつかみ、反時計回りに回して止水栓を取り外します。止水栓・スピンドル・ナット・パッキン、すべての部品を取り外してください。
4. 新しい止水栓を取り付ける
新しい止水栓は時計回りに回して取り付けます。付け始めは手で回し、最後はレンチを使って取り付けます。
新しい止水栓は栓が開いた状態になっていることがあるので、取り付け後には念の為止水栓を閉めておきましょう。
止水栓が閉まっていることを確認したら、元栓を反時計回りに回して開いてください。
2.新しいソケットを設置する
自宅の排水口のサイズに合うソケットを確認し、ソケットの先端と排水口に塩ビ用接着剤を塗ってソケットを排水口に固定します。
固定が完了したら、地面から6cmの部分をパイプソーを使って切断していきます。
ソケットの高さの誤差は、±5mm程度が許容範囲です。高すぎたり低すぎたりと、なるべく誤差が出ないように慎重に切断しましょう。
3.排水ソケットを取り付ける
ソケットを取り付けたら、排水ソケットを取り付けていきます。
まずはトイレの位置を決めるために、付属品の型紙シートをソケットにはめ込んで地面にセットしましょう。
型紙の指示に従ってペンで床にマーキングを付け、型紙は取り外します。
(型紙を後から取り外す場合には、型紙の上から直接ネジ打ちしても構いません。)
ソケットの外側と排水ソケットの内側に塩ビ用の接着剤を塗り、連結させます。排水ソケット正面にビス止め用の穴があるので、ドライバーを使ってソケットを完全に固定してください。
4.便器を取り付ける
3の工程でマーキングした部分に、便器の固定金具を設置します。
(型紙の上からのネジ打ちも可)
固定金具を設置したら、新しい便器を上から被せるようにして取り付けてください。
便器はとても重たいうえに、落とすと割れる恐れがあります。ゆっくりと慎重に取り付けましょう。
便器を取り付けたら、便器背面にある左右の固定金具を使って床に固定します。このとき金具を締めすぎると便器が割れる恐れがあるため、締まり具合を確認しながら固定してください。
便器正面にあるネジも固定し目隠しキャップを被せたら、便器の取り付け完了です。
5.トイレタンクを取り付ける
新しいトイレタンクの組み立て、取り付けをしていきましょう。
まずはタンクの陶器部分に、中身となる機能部分をはめ込みます。
中身をはめ込んだら、タンクの底部分に便器本体を設置するための接続棒を取り付けます。接続棒を取り付けたら、タンクの中心にある排水穴に水漏れ防止のためにパッキンを取り付けましょう。これでタンクの組み立ては完了です。次は取り付けていきましょう。
タンクを慎重に持ち上げ、便器に乗せるように取り付けます。タンクが便器にしっかり乗っていることを確認したら、タンクの下側のナットで固定してください。
6.レバーと手洗い器を取り付ける
タンクにレバーをはめ込み、内側からナットを締めてレバーをしっかりと固定します。レバーが固定できていることを確認したら、タンク内部の機能部分とレバーを接続してください。
接続がうまくできていれば、止水栓を開けば水が排水されるようになります。トイレタンクに内ふたがある場合にはここで被せておきましょう。
手洗いがあるタンクは、手洗いを設置します。手洗い管と外蓋が分かれているので、外蓋の内側から手洗い管を固定してください。手洗い管の固定ができたら、外蓋をタンクに取り付けます。
7.便座を取り付ける
最後に便座を取り付けていきましょう。ワンタッチ式のウォシュレットであれば、ベースプレートを取り付けるだけで簡単に設置できます。
ウォシュレットの取り付け方は以下の記事に詳しくまとめていますので、こちらを参考にしてください。
8.止水栓を開く
便座の取り付けが完了したら、止水栓を開きます。閉めたときと同じ回数だけ、反時計回りに回しましょう。
止水栓や給水管、トイレタンクの接続部分から水漏れやその他の不具合がないか、入念にチェックしてください。レバーをひねって問題なく水が流れれば、トイレ交換完了です。
古いトイレの処分方法
トイレ交換後、不要になったトイレは以下のような方法で処分することができます。
- 自治体のルールに沿ったごみに出す
- 買い替えの際に下取りや引き取りに出す
- 不用品回収業者に依頼する
自治体のルールに沿ったごみに出す
自治体によっては燃えないゴミや粗大ごみに出して回収してもらうことができます。
ゴミの捨て方は自治体によって異なるため、自治体の規定によっては可燃ごみ・不燃ごみで処分することができます。
しかし、多くの自治体では粗大ごみとして分別されるため、回収の申込みや有料ごみ処理券の購入を行い処分することができます。
いずれにせよ、お住まいの自治体の回収方法を調査し、ルールに沿ったゴミとして処分しましょう。
買い替えの際に下取りや引き取りに出す
新しいトイレを購入する際、古い便器を下取りしてくれる業者もいるため、そういったサービスを利用する方法があります。
下取りに出すことができれば、処分してくれるだけではなく買い取りとなるため、トイレ交換にかかる費用を多少安くすることができます。
下取りや引き取りはお店によって対応の可否が違うため、店舗で新しいトイレを購入する際には一度確認しておくとよいでしょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼することで、古いトイレを処分する方法があります。
不用品回収業者であれば最短即日で回収してもらうことができ、その他の不用品があればそれもまとめて処分してくれます。
回収を頼むことで費用はかかってしまいますが、もっとも手間がかからず、自宅まで引き取りに来てくれるため、ごみとしての出し方がわからなかったり、その他の処分品があったりする場合は不用品回収業者の利用がおすすめです。
難しいと判断したら施工途中でもすぐに業者へ連絡を
DIYによる便器交換・リフォームは難易度が非常に高いため、工事の途中でどうすれば良いのかわからなくなるというケースも考えられますので、そういったときには迷わず業者に相談した方が良いでしょう。
業者にトイレ交換を依頼する際は以下のポイントを意識して業者を選びましょう。
- 水道局指定工事店
- 保証・アフターフォロー
- 充実したホームページ
もしも工事の途中であれば、電話で連絡・相談しすぐに駆けつけてくれる業者を選ぶのもおすすめです。
ちなみに業者の選び方に関してはこちらのページで詳しくご紹介していますので参考にしてください。

水道局指定工事店
トイレ交換業者の中には各自治体の水道局に適切に工事ができると認められている「水道局指定工事店」が存在するため、そこに依頼するのが良いでしょう。
そもそも水道局指定工事店は指定給水装置工事事業者とも呼ばれ、全国一律で以下の要件を満たした上で、申請が受理されることで認定されます。
- 「給水装置工事主任技術者」の資格保持者がいる
- 給水装置工事に必要な機材・工具・資材を保有している
- 欠格要件に該当せず、不正な対応をする業者ではないと認められている
トイレの交換に関しては水道局指定工事店でなくてもできる作業ですが、便器交換の際に配管等にトラブルがあった場合、それに対応できるのは水道局指定工事店です。
水道局指定工事店は各自治体の水道局のホームページで確認することができますので、業者選びの際は参考にしてください。
保証・アフターフォロー
トイレ交換を頼む業者の保証・アフターフォローを確認したうえで依頼をしましょう。
作業を行う業者はプロですが、万が一の施工ミスが起こる可能性もありますし、新しいトイレ自体に初期不良が見つかる可能性もあります。
そういった場合に商品保証や工事保証がついていれば、無料で再施工を行ってくれますし、もしも工事後に何かあった場合、アフターフォローがあれば安心です。
そのため、トイレ交換を頼む前にどのような保証・アフターフォローがあるのかを確認し、できれば充実した保証・アフターフォローがある業者を選びましょう。
充実したホームページ
トイレの交換を頼む前にかならずホームページを確認しておきましょう。
ホームページ上に取り扱っているトイレの種類や金額、施工にかかる費用、これまでの施工事例などがしっかり記載されていれば、依頼前に情報を知ることができて安心です。
また、会社情報や運営元の情報がきちんと掲載されている業者は信用できる会社であることが多いです。
そのため、ホームページ上に記載されている情報をしっかりと確認し、費用や事例、会社概要などを確認しておきましょう。
しかし、業者に連絡をしようと思ってもどの業者を選べば良いのかわからないという人も少なくありません。
マイナビニュース「水まわりのレスキューガイド」では全国エリア対応の信頼できるおすすめ業者をピックアップして紹介していますので、もしもの時はぜひ参考にしてください。

まとめ
この記事では自分でトイレ交換を行うために必要な道具や手順を説明してきました。ただし、便器交換についての内容のみとなりますので、クロス・壁紙の張替え等の内装部分をリフォームするのであれば一般の方がDIYで対応するのは難しいため、リフォーム業者に依頼する必要があります。
また、手順を見て分かるように、トイレの交換は水まわりのなかでも非常に難易度の高いDIYです。DIYに慣れている方は問題なく作業ができるかもしれませんが、初心者の方には難しいかもしれません。
交換費用はできるだけ抑えたいと考える方も多いですが、DIYと業者依頼で費用があまり変わらないケースもあります。業者によって得意なメーカーが異なり、仕入れ価格も異なるからです。
DIYと業者に頼むかで悩んでいる方は、一度業者に見積もり依頼をしてみましょう。
まずは無料相談!全国対応&水道局指定のおすすめ業者
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。