Panasonic「アラウーノ」の魅力とは！掃除ラクラクで節水も可能なおすすめトイレ

アラウーノとは

アラウーノは、Panasonicが販売しているタンクレストイレです。

少し前までは、ウォシュレット型のトイレといえばTOTOと、LIXILの2社が主流メーカーでしたが、Panasonicがタンクレストイレ「アラウーノシリーズ」を発売してからは、非常に人気が高まり、多くの家庭で利用されています。

アラウーノは、タンクがないタイプのトイレであるため、見た目が非常にスタイリッシュです。

また、さまざまな機能が搭載されており、特に「スゴピカ素材」という新しい有機ガラスの素材を使用することで、掃除がとても楽にできるほか、少ない水量で流すため節水性が優れているなど、たくさんのメリットがあります。

アラウーノの多くの魅力を知ることで、素敵なトイレ空間を作り出しましょう。

アラウーノのシリーズ・グレード

アラウーノには以下のようなシリーズがあります。

アラウーノには3つのシリーズがあり、グレードによって機能や金額が違います。どのシリーズ・グレードにするかは予算や必要な機能によって決めましょう。

アラウーノ L150

L150は、シリーズの中で最もハイグレードな機種に位置付けられています。

すべてのタイプに、水アカ汚れがつきにくい「スゴピカ素材」、便器をより清潔に保つための泡洗浄の「激落ちバブル」、ハネ・タレ・モレを抑制する「トリプル汚れガード」、スキマをなくしてお掃除がしやすい「スキマレス設計」が搭載されています。

また、バリアフリーのためのアームレストもオプションで装着可能であり、便ふたが10種類のカラー（白以外はオプション）から選択できるのも特徴的です。

さらに、洗浄時にはオゾン水を散布して自動除菌してくれる機能に加え、トイレ退出後にはナノイーXが最大60分間放出され、便座だけでなく壁にしみ込んだ臭いを取り除く高い脱臭効果があります。

L150シリーズは、タイプ0・タイプ1・タイプ2の3種類です。

※床排水標準タイプの場合。価格はメーカー希望小売価格（2023年4月1日Panasonic受注分からの価格になります）。取付設置費などは含んでいません。

アラウーノ S160

S160シリーズは、最上級モデルのL150シリーズ同様「トリプル汚れガード」「激落ちバブル」「スゴピカ素材」を搭載しています。

アラウーノの基本的な機能が付いているスタンダードなシリーズで、価格もリーズナブルであるため、多機能性にこだわらずシンプルな使用方法で十分な方にはS160がおすすめです。

アラウーノS160シリーズには、タイプ1とタイプ2の2種類があります。

※価格はメーカー希望小売価格。取付設置費などは含んでいません。

NewアラウーノV

NewアラウーノVは、シリーズの中でも特に節水効果に優れています。一回の洗浄の際、約20秒で、あらゆる方向からの流れを利用して洗浄し、その後は一気に排水します。

少ない水量での高い洗浄が可能なため、一回約3リットルから4.6リットルの水量で洗浄でき、年間約15,000円の水道代の節約につながります。

また、NewアラウーノVは便座のみの交換が可能な分離型トイレで、手洗い場の有無も選べます。

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デザイン面では、他のシリーズに比べ便器と便座が分離しているため、若干のすき間や凹凸感はあるものの、足元はパネルで覆われており、全体的にはすっきりしていて、他のシリーズと同様スタイリッシュな外観です。

NewアラウーノVは、便座V専用トワレS3・S4・S5・SN4・SN5から選んで組み合わせてご利用になれます。

※価格はメーカー希望小売価格（2022年8月1日Panasonic受注分からの価格になります）。取付設置費などは含んでいません。

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アラウーノの主な機能

アラウーノには以下のような機能が搭載されています。

シリーズやグレードによって機能の有無に違いがあるため、共通機能のものもありますが、シリーズ特有の機能もあるため注意が必要です。

スゴピカ素材

スゴピカ素材とは、アラウーノシリーズの特徴である有機ガラス系新素材のことです。軽くて強く、水族館の水槽や航空機の窓などにも使用されています。

素材そのものが汚れをはじくため、一般的な便器の素材である陶器と比べて水垢が付きにくくなっており、汚れにくいだけでなく「割れ」や「ヒビ」「傷」にも強いため、ブラシでの掃除も可能です。

アラウーノシリーズすべての機種がスゴピカ素材になっています。

ひとふき形状

ひとふき形状とは、お掃除のしやすさを考えて設計されたトイレのカタチです。

ふきにくい、陶器トイレ独特のくびれとスキマを極力なくしたフォルムで、奥まで手が届きやすく、毎回のお掃除がスピーディにラクにおこなえます。

汚れがたまりやすい便器のフチ裏がなく、おそうじがラクな形状に加えて、水をはじくスゴピカ素材（有機ガラス系）が汚れをはじくため、汚れがつきにくく、ひとふきでキレイになります。

ひとふき形状はすべてのアラウーノシリーズに対応しています。

水位調節

水位調整機能は、掃除をする時に便器内に溜まっている水の位置を下げて調整できる機能です。トイレは常時、同じ位置に水が張ってあるため掃除がしにくく、放置しておくと「輪ジミ」の原因となります。

しかし、このアラウーノの水位調整機能があれば、リモコンのボタン一つで水位を下げることができ、輪ジミをなくしお掃除がとてもラクになります。

他のメーカーでは「便器内から溜め水を抜いて掃除をする」という方法しかなく、この水位調整機能は、Panasonic独自の便利な機能です。

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激落ちバブル

細かい泡がたっぷりと便器内をめぐり、汚れを落とします。市販の台所用合成洗剤（中性）を使用しますが、使用量は約3か月で約250ミリリットルしかかかりません。

直径約5ミリのミリバブルで大きな汚れを除去し、次に直径約60ミクロンの微細なマイクロバブルで小さな汚れを除去します。

洗浄後、便器内を清潔に保つため3時間程度（時間は使用する洗剤の種類によって変わります）洗剤の泡が残りますが、泡が出ないように設定することも可能です。

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パワフル水流

アラウーノシリーズは便器内をぐるりと旋回して勢いよく流す「パワフル水流」を採用しています。

L150シリーズ・S160シリーズでは水流をコントロールしながら便器の内面全体をぐるりと洗浄する「スパイラル水流」、NewアラウーノVでは約20秒と時間をかけて旋回しながらまんべんなく流す「3Dツイスター水流」で節水作用と洗浄力の両方を可能にしました。

トリプル汚れガード

トリプル汚れガードとは、汚れを泡で受け止める「ハネガード」、たれるのをおさえる「タレガード」、便器から漏れを防ぐ「モレガード」の3つの機能の総称です。

ハネガード

ボタン操作などで便座を上げると水位が下がり、水面全体に出てきた泡で飛びハネを抑え、床や壁の汚れを防ぎます。男性の立ったままの小用を想定しています。

タレガード

外側に設けられている高さ約3ミリの立ち上がりがフチをつたってタレ出るのを防ぎます。アラウーノ独自のスゴピカ素材ならではの精密な作りになっています。

モレガード

座って用を足してもすき間から飛び出しにくくつくられています。前面から床への漏れ出しを防ぎます。便座と便器の巧みなコンビネーションでモレをせき止めます。

このようにトイレ使用中の汚れを抑える「トリプル汚れガード」は、他のメーカーにはないPanasonic独自の機能です。

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オゾンウォーター

L150シリーズには、除菌効果のあるオゾンウォーターを自動で散布する機能が付いており、トイレから退出して約3分後に、自動的にオゾン水を散布するため、リモコンで操作する手間をかけることなく清潔を保つことができます。

オゾンウォーターは、アラウーノL150シリーズのタイプ0と1のみに搭載しています。

ナノイーX

ナノイーXとは、ニオイや汚れを抑制する微粒子イオンです。ナノイーXが便器本体から放出されることにより、トイレの壁などに付いた付着臭を除去するだけでなく、汚れのもととなる菌やウィルスを抑制してくれます。

ナノイーXによる脱臭や抗菌作用は、Panasonic独自の機能であり、アラウーノシリーズL150タイプ0のみ搭載しています。

スキマレス設計

スキマレス設計とは、汚れが入るスキマがほとんどないように作られた設計のことです。

タンクレスならではのコンパクトな形状で、凹凸が少なくすき間や段差がほとんどないためふき掃除が楽でスピーディにおこなえます。

Panasonicの独自技術で、便座のすき間もない設計で汚れやすかった便座周囲のスキマをなくしたことで、汚れにくくなりました。

ターントラップ方式

ターントラップ方式は、少量の水で勢いよく水を流すPanasonic独自の排水方式です。

便器内を水が旋回しながら、排出せずに溜めていき、溜まった水を一気に排出し、勢いよく流すことでしっかり洗浄します。

1990年頃のトイレに使用する水道代と比較して、L150シリーズで年間約14,100円、S160シリーズで年間約14,000円、NewアラウーノVで年間14,000円以上の節水効果が期待できます。

節電機能

アラウーノには、使用していない時間帯に電気料金を抑える節電機能が付いています。

特に、S150シリーズには、センサーにより人や温度を察知し最適なエコに導き自動で節電してくれる「エコナビ」機能が搭載しています。

また、S150、L160シリーズはリモコンのボタン一つで便座や温水の待機電力を削減できる「エコモード」にも対応しています。

一方、アラウーノVには、生活リズムを学習して不要な電力を自動で抑える「おまかせ節電」機能が搭載されています。

使用水量

アラウーノは、「ターントラップ方式」を採用することで、しっかり流し節水できるため、昔のトイレと比べると、流す際に使う水の量は大幅に減っています。

中でも最も節水効果が高いのは「NewアラウーノV」です。

便ふたオート開閉、便座電動開閉

便ふたの自動開閉により、衛生面が向上し、閉め忘れによる無駄な電力消費も防止できます。

クローズ洗浄モード

クローズ洗浄モードは、流す前に便ふたを閉じてから自動で洗浄する機能です。洗浄レバーや便ふたに触れずに済むため非常に衛生的です。

立って使用した場合でも、リモコンの洗浄ボタンを押すだけで自動で便座・便ふたを閉めてから 洗浄するので、便座・便ふたに触れる必要がありません。

オート洗浄、オート脱臭

オート洗浄機能は、着座し、用を足し終えて立つと自動的に洗浄がおこなわれる機能です。

また、オート脱臭機能は、便座に座ることでセンサーが感知し、自動的に脱臭をしてくれます。トイレの嫌な臭いを取り除き、次に使う人も快適に使えます。

アラウーノのモデル別機能比較

3つのモデル別の機能をそれぞれ比べてみました。

ここでは、アラウーノシリーズの下記項目について比較していきます。

モデル別比較：デザイン

L150は、滑らかでスタイリッシュなフォルムと、フルカバーによる凹凸の少ないすっきりしたデザインです。

便座の内側と外側のすき間をなくした「スキマレス設計」を採用したことでお手入れがしやすくなったことに加えて、便器も手が届きにくかったふち裏のくぼみをなくした「ひとふき形状」を採用しており、よりお掃除がしやすくなりました。

S160もほぼ同じ外観でフルカバーで形状がスッキリしています。便器もL150と同様にひとふき形状を採用しています。

アラウーノVは、シンプルなデザインで、従来の商品と比べて凹凸が少なくなっています。便器はL150、S160と同じひとふき形状を採用しており、掃除も簡単です。

モデル別比較：主な機能

L150は、最上位機種に位置付けられており、清潔感をより高めるためのオゾンウォーターやナノイーXをはじめとして多くの機能を備えています。

S160は、シリーズの中でも売れ筋になっており、スタンダードな機能を搭載しています。スゴピカ素材・ひとふき形状・水位調節・ターントラップ方式などの機能に加え、激落ちバブル・トリプル汚れガード・オート洗浄、オート脱臭など、コストのわりにハイクオリティな機能を搭載している点が魅力です。

アラウーノVは、便座と便器がセパレートになっており、手洗いの有無もチョイスができるようになっています。スゴピカ素材・ひとふき形状などアラウーノ独自の便利な機能も備わっています。

モデル別比較：メーカー希望小売価格

L150のメーカー希望小売価格は、約37.6万円〜（税抜約34.2万円〜）です。

※タイプ0～2（価格は、タイプ2床排水標準タイプの場合）

S160のメーカー希望小売価格は、約28.4万円〜（税抜約25.9万円〜）です。

※タイプ1・2（価格は、タイプ2床排水標準タイプの場合）

NewアラウーノVのメーカー希望小売価格は、約21.6万円〜（税抜約19.7万円〜）となっています。

※（価格は、手洗いなし+V専用トワレSN5使用の場合）

モデル別比較：オプションの有無

L150は、便ふたカバーをオプションで10色から選べます。また、バリアフリー用に後付け可能なアームレストもオプションで装着可能です。アームレストの色もホワイトのほか4色が用意されています。

また、S150とS160ではスティックリモコンをオプションで使えます。

NewアラウーノVに関してはオプションはありません。

モデル別比較：壁排水と床排水の排水芯

アラウーノシリーズの排水に関してはどれも違いはありません。

3シリーズとも、上記の排水芯に共通で対応しています。

モデル別比較：洗浄水量

S150の洗浄は大4.8L／小3.6L、S160の洗浄水量は大5.0L／小3.6L、NewアラウーノVの洗浄水量は大4.6L／小3.0Lとなっています。

どの機種もターントラップ方式を採用しており節水効果は高いですが、特にNewアラウーノVの節水効果が特に優れています。

機種が決まったら、業者を選ぼう！

アラウーノの特徴や費用等からどの機種にするかが決まったら、次はトイレリフォームのための業者を選びましょう。

業者選びを疎かにすると、ずさんな施工やぼったくり被害に遭うこともあるため、安心して信頼できる業者を選んで見積りを取ることが必要です。

ホームページ等である程度の費用が公開されているか、ネット上での口コミ評価やユーザーレビューはどうか、などを確認して慎重に業者を選びましょう。