TOTOショールームってどんなところ?
リフォームを行う予定があるのであれば一度は足を運んでもらいたいのがショールーム。ショールームの中でもTOTOショールームは全国各地に展開されており、TOTO製品の展示が行われています。本項ではTOTOショールームがどのような施設なのかを詳しく解説します。
プロのアドバイザーがより良い暮らしの手助けをしてくれる
実際に商品を操作することで機能を体験できる
TOTOショールームにはリフォームの知識豊富なアドバイザーが常駐しており、訪れた方のより良い暮らしを実現するための手助けをしてくれます。
住設メーカーのアドバイザーと聞くと、商品説明を行い商品を購入するように勧めてくるのでは?と思う方も多いです。しかし、TOTOショールームのアドバイザーはそうではなく、まず住宅設備の悩みや改善点、リフォームにおける要望をヒアリングします。その後、その悩みを解決するためにはどのような方法があるのかを提案してくれます。
TOTO製品を見て・触って・体験してリフォームのイメージができる
通水しているので使用感がわかる
TOTOショールームでは基本的にTOTOが製造・販売する商品の展示が行われています。これら商品の実物を見ることで、サイズ感や色合いなどインターネットからだけではわからない商品の特徴を知ることができます。
ショールームに行くメリットとして商品を見るだけでなく実際に触れたり使ってみたりすることで、よりリフォームのイメージができる点が挙げられます。洋服を試着して決めるように商品の良さは実際に体験してみないとわからないことも多く、ショールームに行って商品を見たことで希望する商品が変わったということも多いようです。とくに住宅設備は長く使用するものであり、安い買い物ではないので体験をして選ぶことで満足のいくリフォームになるでしょう。
ショールームの中でもTOTOが力を入れているのは住空間の展示です。家によって間口が違えば照明も壁紙の色も異なります。商品が並べられているだけでは想像しづらい実際の使用感を体験することでリフォーム後のミスマッチをなくす工夫が施されているため、訪問者の満足度が高いのが特徴です。
WEBからは得られない現場の声が聞ける
アドバイザーと商品を見て回る際には商品説明以外にもいろいろな話が聞けます。たとえばこの商品とこの商品はどちらが人気なのか、多くの人はなぜこちらを選んだのかといった踏み込んだ質問ができるため、商品選びの参考になるという方も多いです。自分の中ではなかった視点で意見を聞くことができるので、商品の良い部分だけでなく他社品との違いも含めた声が聞けます。
アドバイザーの方は毎日多くの方と接しているため、生の声として日々アップデートされる意見はリフォームにおいて非常に有益な情報です。間接的ではありますが、リフォームを検討している方の声を聞ける貴重な機会なので有効活用しましょう。
商品の特徴や強みがわかる実演コーナーがある
さまざまな機能を見ながら質問できる
ショールームでは商品を見るだけでなく実演コーナーが用意されていることがありますが、TOTOショールームではこのような実演コーナーが多く用意されている印象を受けます。
体験できるものはTOTO独自の機能としてカタログでも説明されていますが、トイレや洗面ボウルで使われている素材は本当に汚れが落ちやすいのかなどを実際に体験することで良さがわかります。
TOTOショールームでは商品単体ではなく商品のある住空間を展示しているため、商品の良さだけでなくリフォーム後の生活をイメージできるようなこだわりが感じられます。このこだわりはTOTOショールームならではの体験なのでぜひ体験していただければと思います。
TOTOショールームでできること
本項ではTOTOショールームでできることを6つ紹介します。TOTOショールームでできることは非常に多く、リフォーム前に抱えている悩みを解決できるので見学するか迷っている方は参考にしてください。
TOTO製品の機能を実感できる
TOTOショールームを見学する際には商品の機能を体験してみてください。TOTOに限らず多くのメーカーホームページでは特徴となる機能の説明が行われています。汚れが落ちやすい素材や洗浄機能など最新設備には多くの機能がありますが、機能を実感するには使用してみることが一番です。
TOTOショールームではさまざまな製品が並んでいますが、一部の製品は通水、通電がされているため実際に搭載されている機能を動かすことが可能です。トイレでは自動開閉便座がどれくらいのスピードで動くのか、流れる音の大きさはどれくらいなのか。お風呂の床ワイパー洗浄は隅々まで洗浄できているのかといった疑問を解決してくれます。
メーカーホームページでは多くの方が気になることを載せてくれていますが完全ではないため、ホームページを見ていて気になった部分があればショールームで商品を見ながらアドバイザーの方に話を聞くことで解決できます。
実際の商品を使って比較できる
リフォーム会社のショールームではメーカー同士の比較が中心となっているため展示できる商品が限られてきます。お風呂やキッチンなどスペースが重要な商材の場合は、スペースの問題もあり基本機能の比較しか行えませんがTOTOショールームでは商品の中でも色やサイズ、周囲の設備を組み替えることで多種多様な比較が行えます。
キッチンはどの高さがしっくりくるのか、洗面台のボウルは丸がいいのかそれとも四角がいいのか、水栓の形や機能はどれが合うのかなどさまざまなパターンに商品をカスタマイズすることで自分のベストを見つけ出せるのがTOTOショールームです。
気になっている商品の使い心地を体験できる
リフォームに向けてすでに気になっているTOTO製品があるのであれば、TOTOショールームに行って体験してみるのがおすすめです。実際に使用してみることで高さや距離感を含めた使い心地がわかるため、やっぱり別の商品が良かった、リフォームするならこの商品が良いといった感情が湧きます。毎日使うものだからこそ満足したリフォームをするためには実体験が必要不可欠です。
商品を目の当たりにすることで色合いやサイズ感もより伝わります。照明の当たり方や壁の色を合わせて意見が変わるのはもちろん、実際の商品のインパクトはインターネットやカタログからは得られません。
自分好みの色合いをチェックできる
配色がわかりやすい工夫も随所に見られる
TOTO製品はキッチンなら天板や収納の扉、お風呂であれば壁や床の色や柄を自分の好みに合わせて選択できます。色や柄の種類は多いので、好みの色かどうかはカタログではなく実物を見なければリフォームの成功は難しいです。
TOTOショールームでは単に色見本を見て色合いが確認できるだけでなく、実際の色で着色された扉やユニットの壁が用意されており、配置して確認することも可能。照明の下で見える色や色同士の組み合わせまで確認して選定ができます。商品と同じ材質の見本のため質感も見ながら選べるため失敗が少ないです。
工事をする際に必要な見積書の作成が可能
TOTOショールームではリフォームしたい商品が決まっていれば、見積書としても使える商品仕様書を作成してもらえます。商品仕様書には商品とサイズ、水栓の種類などが細かく記載されており、施工業者にそのまま渡して施工費を見積もってもらうことができます。
商品の価格も細かく記載されているため出費もわかりやすく、予算と相談して仕様を変えるのかといった検討もしやすくなります。そのため、ある程度商品と仕様が決まっている方であれば見積書の作成をその場で依頼してリフォームの計画を立てるのがおすすめです。
その場で施工業者の紹介が可能
施工業者が決まってなくても安心
実際に気に入った商品が見つかり商品の仕様を決めても、初めてのリフォームの場合どの業者に依頼すればいいか迷ってしまうことでしょう。電化製品の買い替えとは違ってリフォームともなると配管接続やガス工事、電気工事、内装工事、場合によっては大工工事も必要になります。小さな工務店の場合はホームページがないことも珍しくないのでベストなリフォーム業者を選ぶのが大変という方も多いです。
TOTOではTOTOリモデルクラブと呼ばれる加盟店システムがあり、リフォームパートナーとして安心して依頼できる工事店が加盟しています。TOTOショールームではお住まいの地域周辺のリモデルクラブ店を紹介してくれるため、業者探しのサポートも受けられます。
TOTOリモデルクラブ店とは
リモデルクラブ店はリフォームプランの提案から施工、アフターサポートまで対応してくれるなど、リフォームパートナーとしてサポートしてくれる施工業者が加盟できるシステムで、TOTOではあんしんである6つの理由を定めています。
- 健全な事業の継続
- 提案力と技術力
- わかりやすいお見積り
- アフターメンテナンス
- 工事に関わる保険への加入
- 法令遵守の取り組み
さらに、リモデルクラブ店が提供できるあんしんサポートメニューとして「TOTOリモデルローン」「リフォーム瑕疵保険」「住宅設備機器あんしん10年保証」「24時間水まわり受付サービス」を提供しています。
担当者に聞いた!ショールームに行く前によくある質問
ここまで読み、TOTOショールームに実際に行ってみたくなった方も多いでしょう。しかし行く前にどんな準備をすれば良いのか、予約は必要なのかなどさまざまな不安もあるでしょう。そこでマイナビニュース水まわりのレスキューガイド運営チームが訪問前によくある質問をショールーム担当者へ直接伺いましたので参考にしてください。
予約なしで訪問しても良いのか
TOTOショールームのページでは来館予約の項目があり、日時を決めて来館することができます。空いた時間に少し商品を見たいといった場合でも予約は必要なのでしょうか。

予約をして来館いただくとアドバイザーからの商品のご説明や、リフォームプランについての具体的なご相談が可能となりますので、基本的には予約をしてから来館いただくのがおすすめです。しかし、予約は必須というわけではないので予約無しで来館いただいても自由にご見学いただけます。
予約がない場合でもアドバイザーが空いており、希望される方の場合はアドバイザーをお付けすることができます。しかしアドバイザーは埋まっていることが多いので、詳しく話を聞きたい場合はあらかじめご予約いただくことをおすすめいたします
ショールームは土曜・日曜・祝日は混み合っているため予約していただくとスムーズです。逆に平日は比較的混雑が少ないため、落ち着いて商品を見たいという方でしたら平日にご予約いただくのがおすすめです。
予約は必須でないとのことですが、せっかく時間を取ってショールームに行くのであればアドバイザーの方に説明してもらうのがおすすめです。
ショールームに行くべきか迷っている
具体的なリフォーム予定はないがそろそろしたいと思っている方や、逆にこの商品でリフォームをしたいと決めている方などいろいろな方がいると思いますが、ショールームはどのような段階で行くべきでしょうか。

リフォームについて考えていればどんな段階でもお越しいただき、リフォームプランの参考にしてもらえればと思っています。リフォームについて具体的なことまで考えていないという方でも一歩踏み込んでショールームにお越しいただいて、今後リフォームをするきっかけとして広い間口で使っていただきたいです。
また、すでに要望や商品がまとまっている段階であっても、ただモノを紹介するだけでなく付加価値のついた商品をご提案できる、お客様にとっても想像以上の満足を得られるような商品をご提案できると思います。
暮らしをより良くするためにリフォームを考えている方には一度ショールームに来て商品選定をしていただくのは、メーカーにとってもお客様にとってもお互いに良いことだと思います。
アドバイザーの方に住宅設備の悩みを伝えることでその悩みを解決する方法を提案してくれます。リフォーム自体を迷っている方でも一度訪問して相談してみると良いかもしれません。
また、この商品でリフォームしたいから見に行こうかなと思っていても、実際に商品を見るとこっちの方が自分に合っていると感じることもあるのでどの段階であっても見学に行くのが良いと思います。

もしお困りごとがあればオンライン相談ができるTOTOリモデルサポートデスクを活用してください。TOTOリモデルサポートデスクではリフォームについて悩んでいることがあれば、TOTOの商品に限らず何でも気軽に相談いただけます。
以前、とある商品を交換したいという相談をいただきお話を伺ったところ、一番の目的は電気代を抑えたいとのことでした。その際に当時の担当者はTOTOの商品を紹介するだけでなく、そのお客様のニーズには他社品が最も合っていると感じて紹介したとのことです。知っている情報であれば他社情報であってもお客様のリフォーム成功のためにご提供するという姿勢が喜ばれたそうです。
自社製品の中から合っているものをおすすめするのではなく、お客様のために住設メーカーができるサポートをしているという感じで、なんでも相談できるのは嬉しいサービスです。
TOTOリモデルサポートデスクでは年中無休でリフォームの相談を受けています。電話の場合は9:00~19:00、問い合わせフォームであれば24時間受け付けているので気になることがあれば一度相談してみてはいかがでしょうか。
ショールームに行く前にしておくべき準備
実際にショールームに行くことが決定したあとに準備しておくといいことや当日持っていくといいものはありますか。

まずはどういう生活をしたいか、今の生活でどんなところにお困りかを考えてお越しいただけるといいと思います。とくにリフォームしたあとの生活を楽しみながら想像してお越しいただけると、そのためにTOTOではこんな提案ができますといったふうにキャッチボールができると思います。
すでにリフォームの場所がある程度決まっているのであれば寸法を測っておくとそのサイズに設置できるかどうかまで細かく確認ができるので参考になります。
見学時に担当してくれるアドバイザーの方は来館してすぐに商品を提案するのではなく、席について生活の中でのお困りごとや今回のリフォームでどういったことをしたいか話を聞いて、整理をしたうえで商品の提案をしてくれます。そのためリフォーム後をイメージしておくとより良い提案をしてくれます。
ショールームに何度も行っても良いのか
リフォームが気になった段階、リフォームが決まった段階と来てほしいタイミングはさまざまとのことですが、ショールームへは何度行っても良いのでしょうか。

ショールームは何度お越しいただいても問題ございません。とくにリフォームでは新築とは異なり自分に合ったメーカーの商品を採用できるので、いろいろ見比べて納得して施工できるよう満足行くまでご検討ください。
ショールームでは色んな商品が並んでいるので一度に決めきれないこともあるので何度も訪問できるのは嬉しいです。リフォームは決して安い買い物ではないので成功させるためにも満足行くまで検討しましょう
TOTOショールーム紹介
TOTOショールームは2024年7月時点で日本全国で96ヶ所あります。ショールーム見学はお近くのショールームにいくのが良いですが、ショールームでは地域に合わせて展示されている商品の仕様や展示方法が異なるのでより自分に合ったショールームへ見学するのも一つの手です。
ここでは全国にあるTOTOショールームの中から5つをピックアップして紹介します。
TOTO石神井ショールーム

マイナビニュースではTOTO石神井ショールームに取材をさせていただきましたので、取材レポはこちらからご確認ください。
TOTO東京センターショールーム

TOTO札幌ショールーム

TOTO大阪ショールーム

TOTO北九州ショールーム

TOTO株式会社紹介
ここまでTOTOショールームについて詳しく紹介しましたが、ショールームについて知るなかでTOTOという会社が、顧客の満足のために自分たちに何ができるのかを考え、それを実現していくことが大事であるという考え方が伝わってきました。最後にTOTOはどういう会社なのか、どういう思いで商品開発や提供をしているのかを紹介します。
起源は初代社長による1903年の欧州視察
TOTO株式会社は1917年創立ですが、そのルーツは1903年の初代社長大倉和親氏による欧州視察がきっかけでした。
視察の際にヨーロッパの衛生的な水まわり文化に触れたことで日本でも必要になるだろうと確信し、帰国後に私財を投じて製陶研究所を設立。何度も試し焼きを重ねて1914年には国産初の陶製腰掛式水洗便器を完成させました。
3年後の1917年には前身である東洋陶器株式会社を設立しています。
会社設立時の志は今も引き継がれている
世界に通用する良品を供給したいという想いから初代社長より代々社長へ書簡で受け継がれている「先人の言葉」では「どうしても親切が第一」とあり、良いものを作り、顧客が満足する商品を提供することであとから利益はついてくるという考えのもと現在も開発が行われています。
この考えはお話を聞く過程でも伺え、競合他社とシェアを奪い合うのではなく消費者により良い生活をしてもらうためにTOTOは何ができるかといった視点で運営していることが伝わってきました。
新築だけでなくリフォームでも満足を提供
TOTOではリモデル事業にも積極的に取り組んでいます。リフォームとは本来故障や不具合でマイナスになったものを0に戻すという意味ですが、リモデル事業では0から1へより良い暮らしにするという意味が込められています。
1993年リモデル宣言では「困った」を「よかった」に、2003年リモデル新宣言では期待以上の満足を、2018年のリモデルあんしん宣言ではリモデルにもっと”あんしん”をテーマに生活スタイルを提案しています。
リフォームについて不安を持つ人はまだまだ多く、とくに費用や業者、手順、完成イメージ、アフター対応などを理由に情報収集の段階から実施に踏み出せないといった声に対してTOTOは真摯に向き合い安心して次の一歩へ踏み出せるようサポートしてくれます。
今の暮らしをより良くするために一度足を運んでみては
本記事ではTOTOショールームについて解説しました。TOTOショールームはリフォームに関する悩みを解決するには最適で、潜在的な悩みに気づかせてくれ、より良い生活のためのヒントが隠されていました。
実際に商品を見て・触って・体験することでリフォームに対するモチベーションが前向きになるため、行こうか迷っているという方は一度足を運んで見ることをおすすめいたします。
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
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