ビジネスマンならば紙とペンを使って、「議事録をとる」、「アイデアを書き留める」、「ToDo・タスクを書き留める」、「電話しながらメモをとる」、「企画書を作るために構成を書く」、「伝言メモをとる」といった行動は、日常的に行っているもの。しかし、それらをデータ化したいと思ったときに、パソコンを開いて、メモを見ながら打ち直すなんていう作業は非常に非効率だ。

そこで活躍するのが、昨今注目を集めつつある"デジタルノート"。取ったメモを自動的にデジタル化し、スマートフォンなどに取り込むことができるので、忙しいビジネスマンにとっては"仕事の効率化"を推し進めてくれる有り難いアイテムだ。デジタルノートはかなり前から様々な製品が作られてきており、クリエイター向けの電子機器開発事業を行うワコムからも、「Bamboo Spark」が販売されている。

そこで本連載では、ワコムのデジタルノート「Bamboo Spark」の詳細から最適な活用方法までを、3回にわけて解説していく。第1回目の今回は、「Bamboo Spark」の概要についてお伝えしていこう。

デジタルノートでは、いずれも専用のデジタルペンが用いられるが、全体のシステムは大きく2つに分けられる。ひとつは、用紙に特殊なパターンが印刷されており、ペンに内蔵されたカメラで筆跡を認識するもので、デジタルデータはペンの中に記録される。もうひとつは電磁誘導式のパッド(デジタイザー)の上に用紙を置き、筆跡を検知するもので、デジタルデータはパッド側に記録される。「Bamboo Spark」は、後者のタイプにあたる。

バインダーノートのような「Bamboo Spark」。メモパッドの下に薄型のデジタイザーが内蔵されている

電磁誘導式のデジタルノートには、普通の紙がそのまま使えるという利点がある。ペンに内蔵されたカメラで筆跡を読み取るタイプの場合、紙に細かい模様が印刷されており、これが薄いとはいえど気になるのだ。その点、「Bamboo Spark」に付属しているメモパッドは、A5サイズの一般的な白い紙なので、使いやすいだろう。もちろん、一般に市販されているメモパッドも使用可能だ。

ただ、従来のデジタイザー方式のデジタルノートには、パッド部分が大きくなりがちという欠点があった。その点も「Bamboo Spark」では克服されており、薄く軽量な作りになっている。本体とカバーが一体となったスマートフォリオは3タイプ用意されており、ガジェットポケットつきスマートフォリオの場合は535gと、持ち運びにも最適だろう。また、ペンそのもの自体も軽く、取り扱いしやすい。

外側もデジタルデバイスっぽくない素材

ゴムの留め具で開く・閉じるがスムーズにできる

内側にはスマホや書き終えたメモを収納するためのポケットが付いている

ペン先は普通のボールペン。電池が不要なので、軽く取り回ししやすい

端末内に保存できるデータは100ページまで。Bluetooth Smart対応デバイスとペアリングすることで、Bamboo Spark本体中央のボタンを押すだけで、ノートが専用アプリへ同期されるので、うっかりデータを消してしまったというときにも安心だ。なお、ほかのアプリへの連携もシームレスに行うことができる。

ちなみに専用アプリのセッティングは、以下の通りだ。

Bamboo SparkアプリはiOS/Android用が用意されている

Wacom Cloudのアカウントを取得すると、クラウドでデータが同期できるようになる

接続はアプリに表示されるガイダンスに従うだけ。電源を入れ、ボタンを5秒間押し続けてペアリングを開始

リストアップされるBamboo Sparkを選択する

カタログなどの写真ではメモパッドを右側にして使っているが、使用する向きは設定で変更できる

ペアリングが成功した。続けて、メモを書いて同期するまでのガイダンスが表示される

メモパッドに記入、ボタンを押すことでアプリに筆跡が転送された

次回は、上記専用アプリの機能や他のアプリへの連携、独自のクラウドサービスなど、「Bamboo Spark」のより幅広い活用法について解説していく。

(マイナビニュース広告企画:提供 株式会社ワコム)

[PR]提供:ワコム