昨今、目の前に映像を表示する「ARスマートグラス」が人気を集めており、今後市場規模が成長していくと考えられています。XREALの「XREAL Air」シリーズは、2022年3月に「Nreal Air」として日本で正式発売されたあと、幅広いラインナップを揃えてシェアを拡大。なかでも「XREAL Air 2 Pro」は使い勝手のよさ、機能性の高さから多くの注目を集めています。

そのようななか、「XREAL Airシリーズ」でのAR体験をより充実させる製品として、ARグラスコンパニオンと銘打たれた 「XREAL Beam Pro」が8月に発売されました。背面の離れた位置にカメラが2基搭載されていますが、一見おなじみのスマホのようです。本製品は、いったいどのような機能を備えて、「XREAL Airシリーズ」の可能性をどのように広げてくれるのでしょうか?

今回XREALより実機を借用できたので、「XREAL Beam Pro」と「XREAL Air 2 Pro」を組み合わせた使用感についてレビューいたします。

  • 「XREAL Beam Pro」と「XREAL Air 2 Pro」

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「XREAL Air 2 Pro」って改めてどんな製品?

「XREAL Beam Pro」のレビューをお届けする前に、ARスマートグラス「XREAL Air 2 Pro」についておさらいをしておきましょう。

  • 「XREAL Air 2 Pro」

「XREAL Air 2 Pro」は、最大201インチ相当の映像を表示できるARスマートグラス。ソニーセミコンダクタソリューションズ製の0.55インチMicro-OLEDパネルが採用されており、明るさは500cd/m²、視野角は46度、PPD(Pixel per degree)は49度、リフレッシュレートは120Hzに達しています。

ボディーは軽さ、薄さが追求されており、重量は従来モデル「XREAL Air」より4g軽い75gと超軽量。まさに「ポケットスクリーン」としてつねに持ち運べる携帯性を実現しています。

機能的にも進化。サングラスの遮光度を0%、35%、100%とエレクトロクロミック調光機能により一瞬で変更可能なのです。「ライトシールド」も付属していますが、映像コンテンツ視聴時などに限りなく暗闇に近づけたいとき以外は携帯する必要はないですね。

  • 「XREAL Air 2 Pro」はサングラスの遮光度を電気的に切り替えられます。このような夏場の直射日光下でも、快適な視認性が確保されますよ

本製品は映像出力機能を備えたスマホや、携帯ゲーム機と接続することで外部ディスプレイとして利用できますが、「Nebula for Mac」をインストールしたMacと接続すれば、最大3画面のバーチャルディスプレイ環境を構築できます。

つまりオフィスアプリなどを3画面に表示すれば、見る方向を変えるだけで異なるウインドーを表示し、作業効率を格段に向上できるわけです。また。ノートPCとは異なり、「XREAL Airシリーズ」では周りの人が画面を覗き込むことはほぼできません。プライバシー、セキュリティー的にもメリットがあるのです。

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「XREAL Beam Pro」を実際に手に取ってみる!

「XREAL Beam Pro」は「ARグラスコンパニオン」と銘打たれたスマートデバイス。見た目のとおり、基本構成としてはスマホに非常に近い製品です。

OSは「Android 14」をベースにした「nebula OS」、プロセッサーは「Snapdragon Spatial Companion Processor」(Snapdragon空間コンパニオンプロセッサー)を採用しています。

「nebula OS」ではAndroidスマホと同じく「Google Play」のアプリを利用可能。つまり「XREAL Beam Pro」に「XREAL Airシリーズ」を接続すれば、3D空間で数百万もの2Dアプリを利用できるわけです。

  • 本体サイズは162.84×75.55×10mm、重量は208g。「XREAL Airシリーズ」の携帯性をスポイルしないように、「XREAL Beam Pro」も軽く作られています

さて今回は「XREAL Beam Pro」でぜひ皆さんにも体験していただきたい、3つのポイントについてお伝えいたしましょう。

まずは「ポケットシネマ」。前述のとおり「XREAL Beam Pro」は「Google Play」からAndroidアプリをインストール可能。プリインストールされている「YouTube」以外にも大手動画配信サービスの膨大な映像コンテンツを鑑賞できます。

  • アプリ一覧

もちろん対応アプリでは、映画やアニメを「XREAL Beam Pro」のストレージに保存可能です。飛行機や新幹線の中でダウンロードした映像コンテンツを鑑賞するひとときは、非常に快適。ヘッドセットデバイスのように圧迫感がないからこそ、長時間映像コンテンツを無理なく楽しめるわけです。

  • 「XREAL Airシリーズ」接続時には、1,920×1,080ドット、リフレッシュレート90Hzで表示可能。映画やアニメ、ミュージックビデオを高精細に楽しめますが、ゲーム用ディスプレイとしても優秀です

  • 場所を選ばず映像コンテンツを独り占めできます

つぎにオススメしたいのが「ポケットオフィス」。「XREAL Beam Pro」は「nebula OS」を搭載していることにより、「Google Play」からインストールしたアプリを、3D空間のなかで2画面表示可能。つまりふたつのアプリを開きながら、マルチタスクで作業可能なのです。

実際に「XREAL Beam Pro」と「XREAL Air 2 Pro」の組み合わせで本機能を試したところ、「ドキュメント」と「スプレッドシート」などの組み合わせでも問題なく表示できました。3D空間のなかの大画面でふたつのアプリを利用できるのは非常に快適ですよ!

  • こちらはWebサイトと動画サイトを同時に立ち上げた様子。右上のアイコンからウインドーのサイズや、縦・横表示を自由に切り替え可能です(一部非対応アプリもあります)

「XREAL Beam Pro」により可能になったのが「ポケット3Dフォトアルバム」。本製品には、リアにデュアル50メガピクセルの3Dカメラ(絞りF2.2、電子式手ブレ補正、広角歪み補正、LEDフラッシュ)、フロントに8メガピクセルカメラ(静止画2448×3264ドット、動画1080×1920ドット@30fps)を搭載しています。このリア3Dカメラにより、空間ビデオと、空間写真を手軽に撮影可能となったのです。

もちろん撮影機能自体は「XREAL Beam Pro」単体で利用できるので、不意に訪れたシャッターチャンスに素早く対応できます。そして撮影後に「XREAL Airシリーズ」を接続して、専用の「写真」アプリを立ち上げれば、撮影したばかりの空間ビデオと、空間写真を鑑賞可能です。思い出をリアルに残せるのは、「XREAL Beam Pro」の大きなアドバンテージと言えますね。

  • リアにデュアル50メガピクセルの3Dカメラ(絞りF2.2、電子式手ブレ補正、広角歪み補正、LEDフラッシュ)を搭載

  • これが実際に撮影した空間写真。スマホで普通の2D写真やビデオを撮るのと同じ感覚で、大事な思い出を立体的に残せます

  • 思い出アプリでは、画面いっぱいに撮影した画像を楽しむことができます

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実際にこの使いやすさを体験してみて

「XREAL Beam Pro」と「XREAL Air 2 Pro」を組み合わせると、手軽、かつ低価格でARコンピューティングと、空間ビデオ、空間写真の撮影・鑑賞を体験できます。また、3D空間内での大画面では、動画コンテンツやゲームなどを、ARスマートグラスならではの没入感で堪能できるのも見逃せないポイントです。

  • 「XREAL Beam Pro」と組み合わせる「XREAL Airシリーズ」は、45,980円~61,980円という価格帯に3つの製品が用意されています。予算に応じて最適なARスマートグラスを選べるのも嬉しいところです

ARを高コスパで、実用的に利用したいという方は、「XREAL Beam Pro」と「XREAL Air 2 Pro 」から初めてみてはいかがでしょうか?

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[PR]提供:日本Xreal