6コア12スレッドのRyzen 5 5500Uのパフォーマンスはいかに?

最後にパフォーマンスをチェックする。今回は総合ベンチマーク「PCMark 10 v2.1.2574」、3Dベンチマーク「3DMark v2.24.7509」、CPUベンチマーク「CINEBENCH R23.000」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.4」を実施した。2022年モデルの「mouse CT6-L」の比較対象機種としては、「Ryzen 5 4500U」を搭載する2021年モデルを採用した。下記が検証機の主要スペックとベンチマークの結果だ。

  2020年モデル 2021年モデル
CPU Ryzen 5 5500U Ryzen 5 4500U
メモリ 16GB 8GB
ストレージ 256GB(NVMe) 256GB(SATA)
PCMark 10 v2.1.2574
総合スコア 5136 4538
Essentials 9104 8497
Productivity 7922 7446
Digital Content Creation 5099 4009
3DMark v2.24.7509
Time Spy score 1262 704
Fire Strike 3389 1766
Wild Life 7332
CINEBENCH R23.000(単位:pts)
CPU(Multi Core) 6518 5184
CPU(Single Core) 1185 1169
CrystalDiskMark 8.0.4(単位:MB/s)
1M Q8T1 シーケンシャルリード 2396.584 459.885
1M Q8T1 シーケンシャルライト 1474.014 490.082
1M Q1T1 シーケンシャルリード 2397.351 494.614
1M Q1T1 シーケンシャルライト 1473.282 475.014
4K Q32T1 ランダムリード 406.219 269.96
4K Q32T1 ランダムライト 386.876 270.862
4K Q1T1 ランダムリード 53.145 29.922
4K Q1T1 ランダムライト 140.18 98.717

2021年モデルは6コア6スレッド、2.3~4.0GHz動作の「Ryzen 5 4500U」、2022年モデルは6コア12スレッド、2.1~4.0GHz動作の「Ryzen 5 5500U」を搭載している。その効果は顕著に表われており、2022年モデルは2021年モデルに対して、PCMark 10の総合スコアで113%、3DMarkのTime Spyで179%、Fire Strikeで192%、CINEBENCH R23のCPU(Multi Core)で126%のスコアを記録している。

またストレージがSATAからNVMe方式に変更されたことにより、シーケンシャルリードは521%、シーケンシャルライトは301%のスコアを叩き出している。

処理性能、ストレージ速度が大幅に向上してことにより、オフィスアプリの利用、ブラウジング、コンテンツ鑑賞から、軽めのクリエイティブアプリなど幅広い用途に活用できるマシンになったといえるだろう。

リビングのテレビを「テレパソ化」するのにピッタリ

「mouse CT6-L」はCPUの世代を上げ、より高速な規格のストレージに変更することで、パフォーマンスを大きく向上させている。またキーボード、マウスを有線からワイヤレスに変更したことで、ケーブルの数を減らしてすっきりと設置できるようになった。

さらに、ワイヤレス化したことで、リビングのテレビに接続した際にも離れた場所から操作できるというメリットも生まれた。「mouse CT6-L」はリビングのテレビを「テレパソ化」するのにぴったりな、魅力的な超小型デスクトップPCだ。

  • テレビから離れた場所でキーボード、マウスを利用できる。音声入力しにくい検索キーワードも素早く、正確に入力できるので、コンテンツ鑑賞がはかどるスタイルだ

レビュー製品の詳細はこちら

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 mouse CT6-L
ディスプレイ
CPU AMD Ryzen 5 5500U(6コア12スレッド、2.10~4.00GHz)
メモリ 16GB PC4-25600 DDR4 SODIMM(8GB×2、最大64GB)
M.2 SSD 256GB(NVMe)
HDD オプション
チップセット
光学ドライブ
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス
OS Windows 11 Home 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN(背面×1)、Wi-Fi 6(11ax)対応無線LAN
WWAN
インタフェース USB Type-C 3.0(前面×1)、USB Type-A 3.0(背面×2、前面×2)、USB 2.0(前面×2)、HDMI(背面×1)、D-Sub(背面×1)、SDメモリカードリーダー(前面×1)、マイク入力(背面×1)、ヘッドフォン出力(背面×1)
Webカメラ
セキュリティ セキュリティーロックスロット(背面×1)
バッテリー
駆動時間
サイズ 194×150×28mm
重量 約597g(本体のみ)、約755g(スタンド装着時)
価格 109,800円(税込)~

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2022/9/27(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

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