グラフィックスボードの換装を見据えているなら、大容量電源の搭載をおすすめ

DAIV Z3-A380」のケースはミドルタワータイプ、マザーボードはATXサイズ(システム情報は「MouseComputer Z690-S01」)。背面のネジを2本外せば側面のパネルが開けられ、内部にアクセスできる。ホコリなどが混入してしまっても手軽に掃除できるので、メンテナンス性は良好だ。

  • 本体左側面内部。グラフィックスボードの横に吸気ファンが配置されており、よく冷えそうだ

  • 本体右側面内部。拡張ストレージベイにストレージをネジ留めするとき以外は開ける必要はない

  • マザーボードのメーカーはMSI。システム情報としては「MouseComputer Z690-S01」と表示される。BIOSの日付は「08/11/2022」、バージョンは「1.0D」

  • 標準のCPUファンは、9cmファンとヒートパイプを組み合わせたオリジナルサイドフローCPUクーラー。水冷CPUクーラーも選択可能だ

ただ、メモリ、ストレージ、拡張カードなどを装着するためには、左側面に内蔵されている冷却ファンを梁(はり)ごと取り外す必要がある。ネジ4本を抜けば梁ごと冷却ファンを取り外せるが、それすらも手間だと考えるのなら、カスタマイズ購入時に余裕のあるメモリ、ストレージ容量に増設しておこう。

  • 背面のCPUクーラーマウントはこのような形状だ

  • メモリスロットは4基。今回の試用機にはMicron製「4ATF1G64AZ-3G2E1」が2枚装着されていた(※出荷時期によって異なる可能性がある)

  • M2_1スロットには「WDC PC SN530 SDBPNPZ-512G」を搭載(※出荷時期によって異なる可能性がある)

  • M2_2スロットは空いているがヒートシンクが装着済みだ

ストレージベイは5.25型が3基、3.5型が6基(オープン×1、シャドウ×1、2.5インチ共用シャドウ×4)と豊富に用意されており、またM.2スロットも1基空いている。ストレージの拡張性は大容量データを扱うクリエイティブワークに十二分だ。

標準では500W電源を搭載しているが、将来的にグラフィックスボードの換装を見据えているのなら、カスタマイズ購入時に大容量の電源を搭載しておくことを強くおすすめしたい。電源の換装はかなり大がかりな作業となる。大容量の電源さえ搭載していれば、グラフィックスボードを交換する際も、補助電源ケーブルを挿すだけと、アップグレード作業は容易だ。

  • HDDは「WDC WD10EZEX-22MFCA0」を搭載(※出荷時期によって異なる可能性がある)

  • グラフィックスボード「IntelArc A380グラフィックス」はMSI製。補助電源は使用しない

  • 標準構成では500W電源(80PLUS BRONZE)を搭載。カスタマイズ購入時に700W電源(80PLUS BRONZE)、700W電源(80PLUS GOLD)、850W電源(80PLUS GOLD)、1200W電源(80PLUS Platinum)も選択できる

  • 拡張スロットはPCI Express x16が2基(空き1)、PCI Express x1が3基(空き3)