グラフィックスボードの換装を見据えているなら、大容量電源の搭載をおすすめ
「DAIV Z3-A380」のケースはミドルタワータイプ、マザーボードはATXサイズ(システム情報は「MouseComputer Z690-S01」)。背面のネジを2本外せば側面のパネルが開けられ、内部にアクセスできる。ホコリなどが混入してしまっても手軽に掃除できるので、メンテナンス性は良好だ。
ただ、メモリ、ストレージ、拡張カードなどを装着するためには、左側面に内蔵されている冷却ファンを梁(はり)ごと取り外す必要がある。ネジ4本を抜けば梁ごと冷却ファンを取り外せるが、それすらも手間だと考えるのなら、カスタマイズ購入時に余裕のあるメモリ、ストレージ容量に増設しておこう。
ストレージベイは5.25型が3基、3.5型が6基(オープン×1、シャドウ×1、2.5インチ共用シャドウ×4)と豊富に用意されており、またM.2スロットも1基空いている。ストレージの拡張性は大容量データを扱うクリエイティブワークに十二分だ。
標準では500W電源を搭載しているが、将来的にグラフィックスボードの換装を見据えているのなら、カスタマイズ購入時に大容量の電源を搭載しておくことを強くおすすめしたい。電源の換装はかなり大がかりな作業となる。大容量の電源さえ搭載していれば、グラフィックスボードを交換する際も、補助電源ケーブルを挿すだけと、アップグレード作業は容易だ。