高性能なPCは本体サイズが大きく場所をとる……そんな先入観を覆すのが、エプソンダイレクトのデスクトップPC「Endeavor SG100E」だ。コンパクトなボディと処理性能の高さを両立しており、クリエイティブ業務や医療分野、デジタルサイネージ、計測機器制御など、幅広い分野で活躍している。ここではその特徴や使い勝手などを中心に、ユーザー目線で開発された同製品の魅力を紹介していこう。

  • エプソンのデスクトップPC「Endeavor SG100E」

置き場所を選ばないコンパクトなボディ

「Endeavor SG100E」は、外付けディスプレイをつないで使うセパレート型のデスクトップPCだ。本体サイズはおよそ幅74mm、奥行き207mm、高さ177mm(付属のスタンド装着時は185mm)で、容積はわずか約2.8リットルしかない。奥行きは500mlのペットボトル1本分、高さはそのボトルキャップから下とほぼ同じ。重量も約2.1kg(スタンド装着時は約2.2kg)と軽く、片手でも楽に持ち上げられる。

  • 本体と500mlのペットボトルを比較したところ。いかにコンパクトかがわかる

実際に設置してみると、そのコンパクトさに改めて驚く。フットプリントは一般的なペンケースと同じくらいで、空きスペースの少ない机の上や棚の隙間などにも無理なく置くことができる。また外付けディスプレイの背面にすっぽり隠れてしまうため、PC本体を目につきにくくして机周りをすっきり見せるのも簡単。設置スペースが限られるデジタルサイネージや計測機器制御などの分野で活躍しているというのも納得のサイズだ。

これだけコンパクトだと「負荷の高い処理には向いていないのでは?」 と心配になるが、見かけからは想像がつかないほど高性能だ。たとえばCPUの場合、インテル第10世代Core i3-10100T、Core i5-10500T、Core i7-10700T、Core i9-10900Tの4種類のプロセッサーから選択可能。そのうち最上位モデルとなるCore i9-10900Tは、10コア20スレッドの非常にパワフルなCPUで、複数のアプリを同時に使うような場合でも動作が重くなりにくく快適に作業できる。

また、高負荷作業を行うときに、こんなに小型筐体だと熱暴走しないかと信頼性に不安を感じる人もいるだろう。しかしその心配も不要だ。システム全体で優れたクーリング設計がされており、室温~35℃までの高温環境下でも動作保証済み。安心して使用できる。

本体にはPCI Express x16規格に対応した拡張スロットが搭載されており、ボード長170mmまでのグラフィックスボードを内蔵することも可能だ。小型デスクトップPCの場合、グラフィックスボードを装着できず、CPU内蔵のグラフィックス機能のみ搭載ということも珍しくない。画像・動画編集やCADなどのクリエイティブ業務ではグラフィックスに負荷のかかる処理が多く、内蔵グラフィックスでは力不足のこともよくあるので、単体のグラフィックスボードを搭載できるのは魅力的なポイントだ。

  • 「Endeavor SG100E」の内部。コンパクトながらグラフィックスボードを搭載できるのが大きな魅力

▼「Endeavor SG100E」の詳細はコチラ

クリエイティブから医療まで幅広いシーンで活躍

業務で使う場合は、PC本体のサイズやパフォーマンスだけでなく、仕事で使うアプリとの相性や周辺機器との互換性、拡張性、システムの信頼性なども気になるところ。「Endeavor SG100E」は、その辺りの配慮も抜かりない。

たとえばグラフィックスボードは、動画再生や3Dグラフィックの描画に適したGeForceシリーズ(GTX 1650/GT 1030)と、10bit表示に対応し10億6433万色の再現が可能なプロフェッショナルシリーズ(RTX A2000/T1000/T600/Quadro P1000/Quadro P620)の両方が用意されている。そのため、高解像度の動画やグラフィックをカクツキなくなめらかに表示・操作したい場合はGeForceシリーズ、色の正確さが求められるコンテンツを取り扱いたい場合はプロフェッショナルシリーズという具合に、用途ごとに適したグラフィックスボードが選べる。

  • 直販サイトのカスタマイズ画面。グラフィックスボードはGeForceシリーズとプロフェッショナルシリーズから選ぶことができる

医療分野では医用画像の表示に特化したメディカルモニターが使用されるが、「Endeavor SG100E」はEIZOのメディカルモニター「RadiForce」シリーズとの互換性が検証済み。表示や動作に問題がないのはもちろん、表示の正確さを維持するのに必要なキャリブレーション機能も正常に動作する。モニターに対応しているかどうか心配することなく医療現場に導入できるのは本製品のメリットと言えるだろう。

小型ながらインタフェースが充実しており、別途アダプターやドックなどを用意しなくても多くの周辺機器を直接つないで使用できるのも特徴のひとつ。本体前面にはUSB 3.2 Gen2(Type-A)、USB 3.2 Gen1(Type-A)、USB 3.2 Gen2(Type-C)、メモリーカードスロット(SDHC/XC UHS-Ⅰ UHS-Ⅱ対応)、マイク入力/ヘッドホン出力端子が搭載されている。

  • 本体前面にはUSB 3.2 Gen2(Type-A)、USB 3.2 Gen1(Type-A)、USB 3.2 Gen2(Type-C)、メモリーカードスロット(SDHC/XC UHS-Ⅰ UHS-Ⅱ対応)、マイク入力/ヘッドホン出力端子が搭載されている

また、本体背面にはLAN、USB 3.2 Gen1(Type-A)×2、USB 3.2 Gen2(Type-A)などを搭載。さらにディスプレイ出力として、DisplayPort、HDMI、Thunderbolt 3も装備されている。BTOオプションでグラフィックスボードを選んだ場合は、これら3つに加えてグラフィックスボード側に搭載されているディスプレイ出力端子も利用でき、最大7画面表示が可能になる(※)。マルチディスプレイ環境を構築して業務効率を上げたり、1台でできるだけ多くのデジタルサイネージを制御してコストダウンを図りたい場合などに使ったりと、とても便利だ。

(※)デフォルトでは本体側の3つのディスプレイ出力端子は利用不可になっており、利用するにはUEFIの設定変更やドライバーのインストールが必要

  • 本体背面にはLAN、USB 3.2 Gen1(Type-A)×2、USB 3.2 Gen2(Type-A)、DisplayPort、HDMI、Thunderbolt 3が搭載されている。これに加え、試用機の場合はGeForce GTX 1650が搭載されており、DVI-D、HDMI、DisplayPortも装備されていた

BTOでは、ほかにもオプションで2基目のLANポートやシリアルポートを増設することが可能。複数ネットワークの接続や、手持ちのシリアルポート接続の計測機器を使いたいという場合などに検討してみてほしい。

メモリは最大64GBまで搭載することが可能。メモリ容量が多いと、画像や動画の編集をしたり大容量のデータを分析する場合も動作がもたつきにくく、サクサク作業を進められる。用途によって必要なメモリ容量は変わってくるが、64GBまで搭載できれば高解像度の動画などを扱う場合でもメモリが不足することは少ないはず。

ストレージは最大1TBのM.2 SSDを2基まで搭載できる。1基目をシステム用、2基目をデータ用というように分けて使えば、ファイルアクセスなどの負荷を分散することが可能。また2基のSSDをRAID1構成にして耐障害性を高めることもできる。RAID1にすると各SSDに同じデータを同時に書き込んで冗長化するため、万一、片方のSSDにトラブルが起きても、もう一方からデータを復元することが可能。大切なデータを扱う業務には非常に心強い機能なので、システムの信頼性を高めたい場合はBTOでカスタマイズしておくとよいだろう。

▼「Endeavor SG100E」の詳細はコチラ

性能に妥協のないウルトラコンパクトなデスクトップPC

コンパクトな本体に高性能CPUやグラフィックスボードを搭載可能なエプソンダイレクトのデスクトップPC「Endeavor SG100E」。最大7画面のマルチ表示が行えるほか、BTOでRAID1構成が選べるなど、見かけからは想像がつかない拡張性やカスタマイズ性の高さも大きな魅力。デジタルサイネージや、POS、Kiosk端末、受付端末、生産ライン、医療分野などの組み込みシステム向けに提供されているOSのWindows 10 IoT Enterprise 2021/2019 LTSCを搭載したJG100をはじめ、用途に合わせ豊富にラインアップしている。クリエイティブ業務や医療現場、サイネージなど幅広い分野に対応できる実力を持っているので、ぜひ用途に合わせてきめ細かくカスタマイズしてみてほしい。

▼Windows 10 IoT Enterprise LTSC(Windows Embedded OS)搭載モデル

直販サイトでは10月3日までの期間限定で「Endeavor SG100E ハイスペックがお得!キャンペーン」を実施しており、BTOで22万円(税込)以上の構成にすると33,000円(税込)オフになる特典が受けられる。カスタマイズの仕方によっては、ハイスペックな構成がかなりお得に手に入れられるので、購入を検討している人はこの機会にチェックしてみてはいかがだろうか。

  • 小さくても性能に妥協のないデスクトップPC「Endeavor SG100E」

●主なスペック

メーカー エプソン
商品名 Endeavor SG100E
CPU Core i3-10100T/Core i5-10500T/Core i7-10700T/Core i9-10900T
メモリ 4/8/16/32/64GB(PC4-2933 DDR4 SDRAM Non-ECC)
M.2 SSD 256GB/512GB/1TB(PCI Express x4、2基内蔵可能)
RAID RAID 1(ソフトウェア):M.2 SSD 512GB/1TB
光学ドライブ 外付け光ディスクドライブは単品オプションより購入可能
グラフィックス CPU内蔵3Dグラフィックス、NVIDIA GeForceシリーズ(GT 1030/GTX 1650)、NVIDIA プロフェッショナルシリーズ(T600/1000、RTX A2000、Quadro P620/P1000)
OS Windows 11 Pro 64 bit、Windows 11 Home 64bit 、Windows 10 Pro 64bit(Windows 11 Pro 64bitダウングレード)
インタフェース USB3.2 Gen2×2、USB3.2 Gen2(Type-C)×1、USB3.2 Gen1×3、Thunderbolt 3×1、LAN×1、ヘッドホン/ヘッドホンマイク共用入出力×1、DisplayPort、HDMI
サイズ 約W74.0×D207.0×H177.0mm
(スタンド装着時:約W74.0×D207.0×H185.0mm)
重量 約2.1kg(スタンド装着時:約2.2kg)

▼「Endeavor SG100E」の詳細はコチラ

▼「Endeavor SG100E ハイスペックがお得!キャンペーン」の詳細はコチラ

[PR]提供:エプソンダイレクト