気になるベンチマークスコアは?

最後にパフォーマンスをチェックしてみよう。今回は総合ベンチマーク「PCMark 10 v2.1.2506」、3Dベンチマーク「3DMark v2.18.7185」、CPUベンチマーク「CINEBENCH R23.000」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.2」を実施した。

  • ベンチマークは管理ユーティリティー「Control Center 3.0」で「Power Modes」を「パフォーマンス」、「FAN Speed Control」を「最大」に設定して実施した

PCMark 10 v2.1.2506
総合 5868
Essentials 9151
Productivity 9761
Digital Content Creation 6140
PCMark 10 Modern Office Battery Life 7時間5分
3DMark v2.18.7185
Time Spy 3703
Fire Strike 8655
Wild Life 22506
CINEBENCH R23.000
CPU(Multi Core) 6006 pts
CPU(Single Core) 1524 pts
CrystalDiskMark 8.0.2
1M Q8T1 シーケンシャルリード 2245.655 MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト 1035.692 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード 1768.244 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト 956.871 MB/s
4K Q32T1 ランダムリード 433.682 MB/s
4K Q32T1 ランダムライト 386.683 MB/s
4K Q1T1 ランダムリード 68.858 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 160.660 MB/s

PCMark 10のスコアは、総合が5868、Essentialsが9151、Productivityが9761、Digital Content Creationが6140となった。PCMark 10の参考スコア「Gaming laptop(2020)」が4515なので、DAIV 4Nはその約130%のスコアを記録したことになる。

3DMarkのスコアは、Time Spyが3703、Fire Strikeが8655、Wild Lifeが22506となった。3DMarkの推定ゲームスコア(1080p Ultra)によると、「Battlefield」が55+ FPS、「Apex Legends」が65+ FPS、「Fortnite」が55+ FPSとなっている。本製品は多くの3DゲームをフルHD解像度でプレイできる3Dグラフィックス性能を備えているといえる。

CINEBENCH R23.000のCPU(Multi Core)は6006 pts、CPU(Single Core)は1524 ptsを記録。マウスコンピューターの製品公式サイトにDAIV 4Nの従来モデル(Core i7-10510U搭載機)のCPU(Multi Core)スコアは3236と掲載されているので、今回の貸出機はその約186%のスコアを叩き出したことになる。

CrystalDiskMarkのシーケンシャルリード(1M Q8T1)は2245.655 MB/s、シーケンシャルライト(1M Q8T1)は1035.692 MB/sを記録。実用上、十分なストレージ速度だが、これ以上の性能が必要ならM.2 PCIe Gen4 x4接続の1TB SSD(プラス19,690円)、2TB SSD(プラス35,090円)を選択すれば、大幅なパフォーマンスアップを期待できる。

なお、実アプリのパフォーマンスをチェックするためにAdobeのクリエイティブ系アプリの動作速度もチェックしてみたが、「Adobe Premiere Pro」で5分の4K動画を書き出すのに2分4秒54、「Adobe Lightroom Classic」で100枚のRAW画像(7,952☓5,304ドット)を現像するのに5分37秒55で処理を完了した。最新CPUとGPU(Intel Iris Xe Graphics、NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti)を搭載しているだけに、負荷の高いクリエイティブ系アプリも快適に動作させられるパフォーマンスを備えていると言える。

  • 動画の書き出し、RAW画像の現像時間だけでなく、編集作業中のレスポンスも速いので、クリエイティブワークに集中できる

ハイパフォーマンスを手放せない方に絶好の一台

本製品は、Core i7-1165G7&GeForce GTX 1650 Tiを搭載し、2020年モデルから大幅なパフォーマンスアップを果たしている。また、クリエイター向けのハイパフォーマンスを実現しつつ、厚さ19.2mm、重さ約1.43kgという薄型・軽量ボディを達成している点も◎。USB Power Deliveryによる充電に対応しているので、モバイル用途にも十分活用可能だ。

ディスクリートGPUを搭載しながらカタログスペックで最大約11時間のバッテリー駆動時間を備えている点も、モバイルワーカーにとって見逃せないポイント。高性能と長時間駆動の両方を享受できるマシンというわけだ。新DAIV 4Nはハイパフォーマンスを手放せないという方に絶好の一台といえるだろう。

「DAIV 4N」のをもっと詳しく見る

※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 DAIV 4N
ディスプレイ 14.0型フルHDノングレア(1,920×1,080、NTSC比約72%)
CPU IntelCore i7-1165G7
メモリ 16GB PC4-25600 DDR4 SODIMM
M.2 SSD 512GB(NVMe対応)
チップセット
光学ドライブ
グラフィックス GeForce GTX 1650 Ti/Intel Iris Xe グラフィックス
OS Windows 10 Home 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN、
Intel Wi-Fi 6 AX201(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+
Bluetooth 5モジュール内蔵無線LAN
インタフェース Thunderbolt 4(左側面×1)、USB Type-C 3.1(右側面×1)、
USB Type-A 3.0×2(左側面×1、右側面×1)
サイズ W323.9×D225×H19.2mm(折り畳み時/突起部含まず)
重量 約1.43kg
バッテリー
駆動時間
約11.0時間
価格 159,280円(税込)~

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2021/6/23(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

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