リモートワークが一般化した「新常態(ニューノーマル)」環境下、PCの能力不足に悩む人が増えています。Web制作者や編集者など、これまで高いスペックを必要としなかったクリエイティブワークでも、高い処理能力が求められるようになったのです。今回はWebサイト構築・運営のための技術やWebプロモーションのトレンド情報を伝える専門月刊誌「Web Designing」(以下WD)編集部のSato君と一緒にリモート環境下での問題や悩みを解決していきます。

※本記事はWeb Designing 2021年4月号(マイナビ出版刊)に掲載された記事をマイナビニュースにて加筆・修正したものとなります。

あなたも感じていませんか? PCの課題。リモートワーク環境下、「PC激重」問題発生中!

新型コロナウイルスの拡大によって、リモートワークを行うようになったSato君。目下の悩みは自宅用に活用してきた“ちょっと古いノートPC(MacBook Air 2013)”の動作が激しく重いこと。特に厳しいのはビデオ会議の実施時。アプリを立ち上げるとPCの動作が緩慢に……。もうひとつ、動画編集を担当するようになったことも悩みのひとつ。ちょっと古いMacBook Airでの動画編集作業は重く、ストレスがたまります。今は出社時にまとめて対応しているのですが、今後リモートワークが拡大されたらどうすればいいか…。

「以前はこんなことなかったのに…」

Sato君がボヤくのも無理はないのですが、リモートワーク環境下ではそれに応じたPC環境を考える必要があります。まずはそのポイントを見てみましょう。

  • WD編集部では誌面作成に加え、サイトのコンテンツ管理と動画編集も担当するSato君。<br> 本当は髪色は黒。

    WD編集部では誌面作成に加え、サイトのコンテンツ管理と動画編集も担当するSato君。
    本当は髪色は黒。
  • 自宅では古いMacbook Airを使ってきましたが、今回は最新の「DAIV 5N」を試用します。

    自宅では古いMacbook Airを使ってきましたが、今回は最新の「DAIV 5N」を試用します。

 

弱った……
【1】なぜ?ビデオ会議が増えてPCの動作が遅くなった
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仕事柄、AdobeやMicrosoftのツールを並行して利用してきたSato君。最近はそれらを起動しながら、Zoomなどのビデオ会議ツールを利用するケースが増えています。Sato君が使う古いノートPCは、実はこうした並行作業が苦手です。

というのも、古いPCのCPUは「コア数」が少ないものが多いからです。コアとは“CPUの頭脳”のこと。数が多いほど並行作業が安定します。最近は8コアCPUを搭載したノートPCも登場しています。

⇒並行作業をスムーズにする「CPUのコア数」。あなたのPCのCPUはいくつ?


 

うんざり!
【2】動画編集が重い。書き出しにも時間がかかってストレスがたまる
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マーケティング手法で広く使われるようになった動画。Sato君も最近は動画を扱う機会が増え、簡単なカット編集やタイトル付け、書き出し作業は自分で行っています。ただしそれらの作業は自宅ノートPCではもちろん、会社にあるiMac(2017)を利用してもどうにもモッサリ。ストレスがたまります…。

実はSato君が利用している2台はともに、GPU(グラフィックプロセッサ)を未搭載。CPUに大きな負荷がかかるため、動作は当然重くなります。

⇒動画編集には向かない「GPU」プロセッサ“非”搭載PC。あなたのPCは?


 

疲れる……
【3】自宅ノートPC作業では画面が狭く効率が上がらない
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これまでは会社のデスクトップPCの、27インチディスプレイで作業をしていたSato君。それと比べ、13インチのノートPC作業では画面が狭く、効率が上がらないと感じています。

特に困るのがビデオ会議をしながらの共同編集。PCの動作が重いのも辛いところですが、ディスプレイの広さが足りない点にもうんざりしています。この先リモートワークが続くなら、外付けディスプレイを購入して拡張する手もありますが、まだどうなるかわからないし…。

⇒ノートPCでディスプレイの物理的な広さを求めるなら15インチ以上が適当


 

金欠……
【4】疲れるクリエイティブワークで使えるPCの値段はどのくらいが適正なの?
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自宅作業用に利用するPCはどのくらいの価格が適正なのでしょうか。

ここまで見てきたSato君の利用環境からすると、ディスプレイサイズが15インチ以上のノートPCで、並行作業がストレスなくできるマルチコアCPU搭載機で、動画編集が必要なので作業効率を大きく上げるGPU搭載タイプを選びたいですが、MacBook Pro 16インチだと、27万円~となかなかの値段に。そこでWindowsPCも念頭に置いて検討をしてみることにしました。

⇒必要な機能を備えたリーズナブルなPCがきっとあるはず!


 

ハイスペックでリーズナブルなクリエイターPCがSatoくんの悩み解決!?

Web制作者の間で人気のノートPCというとなんと言ってもMacBook Pro。ただしSato君が望むスペックでは30万円近い価格に…。

そこで注目したのがマウスコンピューターの「DAIV 5N」。このスタイリッシュなノートPCは、スペックはもちろん、リーズナブルな価格にも注目が集まっています。今回は同機をお借りし試用した、Sato君がレポートします。

  • マウスコンピューター DAIV 5N
マウスコンピューター DAIV 5N
【OS】
Windows 10 Home 64ビット
【CPU】
インテル Core i7-10870H(8コア16スレッド)
【グラフィックス】
GeForce RTX 2060
【メモリ】
16GB(最大64GB)
【ストレージ】
M.2 SSD 512GB NVMe対応
【液晶パネル】
15.6型 フルHDノングレア
オフィシャルサイト価格】
17万9,800円(税別)~
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8コアCPUに満足。アプリの並行使用に問題なし

編集作業にはInDesignやPhotoshop、XDといったAdobeのツール、さらにはMiroのようなホワイトボードアプリを並行して使うのですが、これまではビデオ会議を始めた途端にPCが激重になってしまうため、仕方なくビデオ会議以外のアプリを終了したり、iPadを併用したりしていました。

しかしDAIV 5Nはアプリを複数起動させたままでも作業を問題なく行えますし動作も高速。さすが8コアCPU。ストレスはなくなりました。

ちなみに、DAIV 5Nは15.6インチのノートPCですが、出社時に持って出ることも可能なサイズ。リモートワークが続いても、そうでなくても対応可能な、絶妙なサイズ感だと感じています。

  • 並行作業を得意とする8 コアCPUを搭載したDAIV 5N。最新世代のインテルの i7 CPUであるため、基本性能も非常に高いのです
  • スタイリッシュな形状で持ち運び可能なサイズ
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動画編集作業もサクサク。もう“GPUなし”には戻れません!

今回はAdobe Premiere Rushを使って、動画のカット編集とタイトルやテロップの追加を行ってみました。驚いたのは、普段利用しているiMac(2017)よりもサクサクとストレスなく編集ができ、書き出しにかかる時間も半分程度に短縮されたこと。

ここまで差がついたのは、DAIV 5Nが編集部のiMacにはないGPUを搭載しているため(注 iMacにはGPU搭載モデルもあります)。体感の差は大きく、動画を担当し続けるなら「GPU搭載PCを選ぶ」と心に固く誓ったほどです。
ただし、負荷の重い書き出しをした時に回り始めるファンの音はやや大きめ。普段の作業中は静かなんですけどね。

  • DAIV 5Nが搭載するGeForce RTX 2060は、少し前のデスクトップPC用 GPUに匹敵するほどの高い能力を持っています
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予期せぬ働き方の変化に対応できるスペックと拡張性

考えてみれば1年前の今頃はまだ、これほどまでに取材やミーティングをZoomやTeamsで行うようになるとは予想していませんでした。また動画編集を担当するようになったのも予想外。今後、自分の働き方や仕事内容が、今後どう変わっていくかは、予想しきれないなとも感じます。

そうした中でのPC選びは、変化する環境に対応できるかどうかも大事だと感じます。強力なCPUを搭載、拡張端子も豊富で、さまざまな環境に対応できるDAIV 5Nには頼もしさを感じています。しかも同クラスの他社製ノートPCと比べてリーズナブル。「これがいいかも」、今の正直な心境です。

  • 本体ディスプレイで不足なら、外部ディスプレイの接続を。DAIV 5Nはさまざまな端子を豊富に備えていますので安心です。本体価格がリーズナブルゆえ、ディスプレイを含めて予算組みするのもいいかも

多くの人にBetterなチョイスになるPC

現在、PCの力不足に悩んでいるのは、Sato君のような編集者だけではありません。これまでそれほど強力なスペックのPCを必要としなかった、Webクリエイター達からも同様の声が上がっていると聞きます。

ビデオ会議ツールとクリエイティブツールを並行して利用できるか、動画を扱う能力があるか、さらにはリモートワーク環境でも使いやすいか。PC選びに、そうした新しい視点が求められるようになった今、注目すべきはハイスペックなPCをリーズナブルに提供する新メーカー。今回紹介したマウスコンピューターはその筆頭です。今回のレポートに関心を持った人は、ぜひ同社のPCをチェックしてみてください。

Illustration:國廣 稔 Photo:黒田 彰 Text:小泉 森弥(※一部マイナビニュースにて加筆・修正)

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