本製品のサイズはW378~380×D250~252×H31.1~36.7mm(折り畳み時)、重量は約2.3kg。デスクトップPC向けのプロセッサーを搭載しながら、B4サイズ(364×257mm)を少々上回る程度のスペースに設置可能だ。
デスクトップPC向けプロセッサーを搭載するにあたってバッテリーは増量。同じく15.6型であるノートPC向けプロセッサー搭載の「m-Book F シリーズ」の約1.5倍に相当する4300mAhのバッテリーが採用されており、約8.5時間のバッテリー駆動時間がうたわれている。処理性能を重視した本製品は、終日屋外で利用するためのノートPCではないが、オフィスや自宅内であればACアダプタなしで活用できる可搬性、連続動作時間を備えている。
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本体の実測重量は2259g。デスクトップPCのハイパフォーマンスを持ち歩けると思えば、軽く感じられるから不思議だ
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ACアダプタと電源ケーブルの合計重量は実測436.5g。サイズは実測127×51×30mmとメガネケースよりコンパクトなので、バッグの中でかさばることはないはず
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バッテリーの実測重量は302.5g。長時間屋外で利用する場合には予備を携帯するといい。予備バッテリーはマウスコンピューターのパーツ発送サービスから購入可能だ
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ACアダプタの仕様は、入力100-240V~1.5A、出力19V/4.74A、容量90W。保証は国内限定だが、スペック的には世界各地で利用可能だ
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バッテリー容量をチェックする「powercfg /batteryreport」コマンドを実行したところ、設計容量は47520mWh、最大充電容量は46127mWhと表示された。消費電力の多いデスクトップPC向けプロセッサーを搭載した本製品には、同社従来製品よりも大容量なバッテリーが採用されている
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ディスプレイの最大展開角度は実測約130度。座高の高い筆者でも、太ももの上に置いた状態でディスプレイを正面から見ることが可能だ
USB Type-CからD-subまで新旧インタフェースを豊富に用意
インタフェースは全モデルで共通。USB 3.0 Type-C(左側面×1)、USB 3.0 Type-A(左側面×1)、USB 2.0(左側面×1、右側面×1)、HDMI(左側面×1)、D-sub(左側面×1)、マルチカードリーダー(右側面×1)、ヘッドフォン出力(右側面×1)、マイク入力(右側面×1)、ギガビット(10/100/1000)LAN×1(右側面)と豊富に搭載されている。新規格のUSB Type-Cを装備する一方で、古いプロジェクターに接続する際に欠かせないD-sub端子も用意されている点は、評価すべきポイントだ。
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本体前面。左から電源ランプ、バッテリーランプ、ハードディスクアクセスランプ、機内モードランプが配置されている。ディスプレイを閉じている状態でもシステムのステータスを確認できる
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本体背面。向かって右側に排気口を配置。左側の穴はふさがれている
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本体右側面。左からマルチカードリーダー、ヘッドフォン出力、マイク入力、USB 2.0、ギガビット(10/100/1000)LAN、電源端子を配置。セキュリティーポリシーから有線LANしか利用できないオフィスでも、有線LANケーブルを直結可能だ。一番右にある小さな穴は盗難防止に役立つセキュリティースロット
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本体左側面。左からD-sub、HDMI、USB 3.0 Type-C、USB 3.0 Type-A、USB 2.0が配置。USB 3.1 Gen 1対応ストレージは、USB 3.0 Type-C、USB 3.0 Type-Aに接続すれば最大5Gbps(理論値)でデータを転送できる一番左のスリット部分は排気口だ