CPUのコア数が増えたことは、ゲーム中でも高度な演算処理が必要となる爆発シーンなど、エフェクトによっては体感できる場合もあるとは思うが、基本的には本機の特長やスペックを生かしたカスタムセッティングで、最適なパフォーマンスを引き出す方法がオススメ。
適切なセッティング例は「『レインボーシックス シージ アドバンスエディション』ゲームバンドルPC特設サイト」で、ふり~ださんが動画で詳しく設定や検証をしているので、そちらを参考にしてもらえば問題はない。筆者も同じセッティングで試してみたが、デフォルトよりもゲーム中の挙動はグッと良くなる。こうしたセッティングの煮詰め方は、さすがふり~ださんだ。
評価機の環境の場合、オススメセッティング紹介動画にある平均レートよりも、若干高めの数値で推移している印象がある。これは第8世代インテルプロセッサーの恩恵が出ている可能性が高い(※ふり~ださんの解説動画の撮影には前モデルが使用されている)。前モデルよりも余裕を持たせた設定が可能になるので、ユーザーにとってはパフォーマンスにアドバンテージを持たせることができる。すでにゲーミングPCを所有している人や、PCゲームに慣れている人のデータを参考に、PCMark 10と3DMarkのベンチマークも採取しておいたので、こちらもチェックしていただきたい。
手応え十分の渾身のモデル! コストパフォーマンスは現時点で最強!
今回レビューした「NEXTGEAR-MICRO im610SA1-R6S」のWeb販売価格は109,800円(税別)となっている。本機でレインボーシックス シージをプレイした印象は、10万円前半という価格帯のPCとは思えない挙動の確かさを体感できるものだった。
一般的に、FPSを楽しむにはそれなりのパフォーマンスが必要になるケースは多いが、エントリーモデルでレインボーシックス シージがこれだけスムーズに動作するのは、さすが認定モデルだ。もちろん、かけられる予算が潤沢であれば、可能な範囲で上位モデルを購入するのもいいが、本機ならマシンの費用を抑えて余った予算を、ディスプレイやキーボード、マウスなどに回すといった選択も可能になる。
ちなみに、これは筆者の個人的なオススメだが、プライマリディスクをSSDにするとゲームをプレイしているときのロードが劇的に速くなるので、ぜひご検討いただきたい。BTOメニューにいくつかの選択肢があるので、購入時にチェックしてみてほしい。
生まれ変わったレインボーシックス シージパンドルPC「NEXTGEAR-MICRO im610SA1-R6S」は、コストパフォーマンスでは最強の部類に入るマシンといえる。適切にセッティングすることで、スペック要求の高いゲームもすんなり動かすことができる。つまり、ゲーミングPCのベストバランスの大切さを再認識させてくれるPCに仕上がっているので、これからPCゲームを始める人はもちろん、ベテランユーザーにもぜひチェックしてみよう。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
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型番 | NEXTGEAR-MICRO im610SA1-R6S |
CPU | Intel Core i5-8400 |
メモリ | 16GB PC4-19200 DDR4 |
HDD | 1TB Serial ATAIII |
チップセット | Intel B360 チップセット |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN |
インタフェース | USB 3.1×4(背面×4)、USB 3.0×2(前面×2)、 USB 2.0×2(背面×2) |
サイズ | W188.8×D396~410.5×H400mm |
ディスプレイ | - |
価格 | 109,800円(税別) |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2018/7/4(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
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