台湾シリコンパワーはCOMPUTEX TAIPEIに合わせて、台湾・台北市の本社ショールームを公開。ワールドワイドですでに販売中・あるいは市場投入を予定する最新製品を披露した。今回はインターナショナルマーケティングチームの責任者を務めるGlade Norman氏に注目製品の特徴や日本市場に向けた展開について聞いた。

  • Glade Norman氏。シリコンパワーでワールドワイドのマーケティングを担当する。大学時代に日本に留学。日本企業に務めた経験もあり、日本語も堪能

シリコンパワーというと、PC用メモリやSD/microSDカード、USBメモリでよく知られるメーカーだ。手軽で使いやすく、そのコストパフォーマンスの高さから、すでにデジタルカメラやスマートフォンで使っている人も多いだろう。最近ではポータブルSSDなどの外付けストレージに加え、PC/スマートフォン向けアクセサリなどにも力を入れている。

  • シリコンパワーというとこうしたメモリ類のイメージが強いが……

  • 実際はアクセサリ類にも力を入れている。それぞれの地域によってさまざまな製品を展開する

薄い、そして軽いポータブルSSDで日本市場を攻める

2018年に日本市場で特に力を入れる製品はポータブルSSDだ。一時期よりも薄型ノートPCのストレージは増えてきたが、それでもまだまだ128GBあるいは256GBクラスが主流で大きなデータを持ち運ぶには心もとない。

  • 日本市場で注力するのはポータブルSSD

クラウドに保存している場合も、データをダウンロードする手間や通信容量の問題もある。特に画像や動画、音楽制作などクリエイター系ユーザーの中には、素材を外付けストレージに入れて持ち運んでいるケースも多いと聞く。

シリコンパワーでは、すでに名刺よりも小さな小型モデル「BOLT B10」や、円板型のユニークなデザインを採用した「BOLT B80」を日本でも販売しているが、2018年後半には新たに「BOLT B75」の投入を予定している。

  • 小型モデル「BOLT B10」

  • ユニークなデザインの「BOLT B80」

これは外装に航空機グレードのアルミニウムを採用したポータブルSSDで、キズや汚れに強く、米国国防総省の調達基準(MIL-STD 810G)に準拠した衝撃テストをクリアしている。また、厚みは12.2mmとスリムで重量は最大でもわずか85g。気軽に持ち運びできる。一方で容量は960GBまで用意。大抵のデータを収められるだろう。インタフェースはUSB 3.1 Gen 1で、本体のコネクタはType-Cを採用する。

  • 新たに日本投入を予定する「BOLT B75」。これも非常にコンパクト

  • 薄型でポケットにもすんなり収まりそうだ。汎用性の高いUSB Type-C採用もポイント

小型の「BOLT B10」、ユニークなデザインかつ高耐久の「BOLT B80」、高耐久かつ大容量の「BOLT B75」の3モデルで、用途に合わせて提案する。

ビジネス/フィットネスに使えるBluetoothイヤホンや、まるで防災用ラジオ? な変り種デバイス

前述の通り、シリコンパワーというとメモリやストレージの印象が強いが、PC/スマートフォン向けアクセサリを展開している。中でも注目なのが、Bluetooth対応イヤホンの「Blast Plug BP61」と「Blast Plug BP51」だ。

  • Blast Plug BP61

  • Blast Plug BP51

Blast Plug BP61は、10mmドライバーとapt Xで高音質を実現するほか、インラインのコントローラーにマイクを備え、スマートフォンと連携して通話も可能。ノイズキャンセリングによって、例えば電車や飛行機といった移動中のノイズを低減する。一般的な音楽鑑賞はもちろん、ビジネスシーンでも活用できそうだ。

  • シリコンパワーのWebサイトでもビジネス用途を訴求

一方のBlast Plug BP51はしっかりと耳に付けられるハウジングと、バックネックスタイルで安定した装着感を実現する。ジムワークやランニングといったフィットネスでの使用を意識しているという。こちらも10mmドライバーを搭載するほか、apt Xやノイズキャンセルに対応する。

  • こちらはフィットネスをターゲットに

どちらの製品もIP64の防塵防水機能を備え、汗対策も施しているので、汗ばみがちな夏から秋にかけても安心して利用できる。現在はBluetoothの認証試験も含めて、日本国内への販売に向けて調整中だが、それほど遠くない時期にお目見えするとのことだ。

また、ショールームにはBluetoothヘッドホン「Blast Plex Amp」も展示されていた。こちらは40mmのドライバーでより没入感のあるサウンドを提供。さらに24時間の連続駆動で、それほどバッテリーの心配がいらない点も使いやすい。

  • 40mmドライバー搭載の「Blast Plex Amp」

  • 没入感のある音楽体験や24時間の長時間駆動をアピール

サウンド系デバイスでちょっとユニークだったのが「Blast Player BR100」だ。これはMP3に対応したメディアプレイヤーだが、FMラジオも聞ける。面白いのが本体側面にフラッシュライトを搭載する点。まるで防災用ラジオといったいでたちだ。日本法人の担当者も興味を示していて、「日本でも販売したい」と語っていた。

  • 「Blast Player BR100」。どことなくレトロなデザイン

  • USBメモリやmicroSDをサポート

  • 側面のフラッシュライトは災害時にも役立ちそう

もちろん内蔵SSDでも注目製品を展示

シリコンパワーの主軸であるメモリ/SSD周りで気になったのは、M.2 SSDの「P34A」シリーズだ。現行のP32AシリーズはPCIe 3.0 x2接続だが、P34AシリーズではPCIe 3.0 x4接続に対応する。これによってリード最大3200MB/s、ライト最大1700MB/sの高速転送をサポートする。高速SSDは発熱も気になるが、P34Aシリーズはヒートシンクを採用するようで熱対策も施されている。容量は最大2TBまで用意。2018年後半に投入する予定だという。

  • PCIe 3.0 x4接続対応のP34Aシリーズ。ヒートシンクで熱対策を施す

  • DDR4-3200やDDR4-2666のハイクロックメモリモジュールも展示日本市場で注力するのはポータブルSSD

さて、ここまでシリコンパワー本社で見た注目製品を紹介した。多くが日本での販売を予定しているが、Bluetoothイヤホンのようなサウンドデバイスの展開もあり、ますます同社の動向が楽しみだ。

[PR]提供: シリコンパワー