マウスコンピューター「MousePro C100 シリーズ」は、法人向けのMouseProブランドから販売されている超小型PC。最大の特徴は手のひらサイズの極小ボディで、サイズは70×70×34.1mm、重量は約164gだ。小型・軽量ボディなので、付属の「VESAマウント」を利用すればディスプレイの背面などに取り付けることができ、省スペースに設置することが可能となる。

手のひらサイズのMousePro C100シリーズは164gと非常に軽量。短めのHDMIケーブルを利用して、薄型テレビの裏にぶら下げることも可能だ

法人向けに販売されている製品だが、オフィスで便利に活用できる魅力的な製品だ。今回マウスコンピューターより実機を借用したので、製品スペック、外観、設置方法、パフォーマンスなどについてレビューしていこう。

  • マウスコンピューター「MousePro C100 シリーズ」直販価格37,800円

  • 本体以外に、ACアダプター、VESAマウント、取り付けネジが同梱されている。キーボードとマウスはBTOで選択可能

ハードウェア構成としては1モデルのみを用意

MousePro C100 シリーズは、CPUに「Intel CeleronプロセッサーN3350(2コア・1.10/2.40GHz)」、メモリは4GB(PC4-19200 LPDDR4-2400)、ストレージは64GB eMMC(空き容量約37.1GB)を搭載している。ハードウェア構成としては1モデルのみで、CPU、メモリ、ストレージなどはカスタマイズできない。しかし、オフィスソフト、ウイルス対策・セキュリティソフト、外付けストレージ、光学ドライブ、キーボード、マウス、ディスプレイなどは同時購入可能だ。

MousePro C100シリーズのラインナップ
型番(価格:税別) プロセッサー メモリ ストレージ Office
MousePro
-C100PV
(37,800円)
Intel Celeron
プロセッサーN3350
(2コア・1.10GHz)
4GB 64GB オプション
※BTO選択可能
MousePro
-C100PV-HGH-A
(57,800円)
Microsoft Office
Persona 2016

ポケットにもラクラク入るコンパクトボディ

前述のとおり、本製品のサイズは70×70×34.1mm、重量は約164g。ACアダプタは別となるが、ポケットにもラクラク入るコンパクトボディを実現している。インタフェースは、USB 3.0 Type-A(前面×1)、USB 2.0(前面×1)、HDMI(背面×1)、microSDメモリーカードスロット(左側面×1)を用意。電源はmicroUSB端子経由で給電する。MousePro C100 シリーズはストレージが64GBと容量が限られているが、大容量データを保存したい場合はmicroSDカードを装着するといい。

  • 本体天面。ボディはプラスチック製。中央に同社のおなじみのロゴが入る。この天面には梨地処理が施されており、指紋や傷などは目立たない

  • 本体底面。4隅にはゴム足が用意されている。中央両端の穴はVESAマウント取り付け用のネジ穴

  • 本体前面。左から電源ボタン、USB 3.0 Type-A、USB 2.0端子が並ぶ。USB端子の数が限られているので、マウスとキーボードはドングル共用型か、Bluetooth接続タイプを選ぶといい

  • 本体背面。左からHDMI、ギガビット(10/100/1000)LAN、電源端子が配置されている。上部の大型のスリットは効率的に放熱するためのものだ

  • 本体右側面にはケンジントンロックが設けられている。超小型のPCだけに盗難防止に役立つケンジントンロックが装備されているのは安心感が高い

  • 本体左側面にはmicroSDカードスロットが用意されている。メディアはSDHCとSDXCに対応。OneDriveなどのクラウドサービスを利用する際には、同期するフォルダーとしてmicroSDカードを指定すれば、貴重な本体ストレージを温存することが可能だ

  • 同梱されているACアダプター。端子はmicroUSB端子形状。ケーブルの長さは実測約150cm。ケーブルの長さが足りない場合は延長コードを利用しよう

  • ACアダプターの仕様は入力100-240V、出力12V/2A、容量24W。仕様上は変圧器が不要なので世界各地で利用できる