スマートフォンを選ぶとき何を重視するだろうか。どんなに高価でもとにかく最高スペックを求める人もいれば、性能は低くてもいいから安い機種を選ぶという人もいるだろうが、もっとも多いのは「自分に必要な性能」と「価格」のバランスで選ぶ人だろう。もちろん、価格がお手頃でハイスペックな機種であればそれにこしたことはない。俗っぽい言い方をすれば「コスパ」の良い機種ということになる。

では、そんなコスパ重視派が注目するスマホはというと、外せないのがASUSのSIMフリースマートフォン「ZenFone」シリーズである。最新モデルとなるZenFone 4はその高い性能で注目を集めたが、今回、そんなZenFone 4にさらにコスパフォーマンスに優れたカスタマイズモデルが登場した。今回はこのスマートフォンの魅力を紹介しよう。

もともと良いのにさらに良くなったコスパ

そもそも、(今回紹介するカスタマイズモデルではない方の)ZenFone 4 は、一括で購入すると価格が5万6,800円と中~高価格帯に位置するSIMフリースマートフォン。このあたりの金額まで予算に入れられるなら真っ先に候補に挙げられる機種ではあるが、いくらコスパが良かろうと税込み6万円は出せない……というユーザーもいるだろう。

そうした人に向けて登場したのが、ZenFone 4カスタマイズモデルというわけだ。ZenFone 4との違いは、プロセッサがSnapdragon 660からSnapdragon 630になったことと、メモリが6GBから4GBになったこと。あとはすべて同じである。

  • ZenFone 4カスタマイズモデル

ということで、ここからはZenFone 4カスタマイズモデルについて紹介していくが、CPU周り以外は同じなので、特に記載しない限りはカスタマイズモデル、非カスタマイズモデルの両方に共通する仕様だと思ってもらって構わない。

まず、デザインについては、ZenFoneシリーズの特徴でもあるマイクロエッチングで描いた光沢のある同心円デザインを継承している。シンプルで美しく、高級感がある。カラーはミッドナイトブラックとムーンライトホワイトの2色で、どちらも落ち着いた飽きのこない色合いだ。

  • カラーはミッドナイトブラックとムーンライトホワイトの2色

ディスプレイサイズは5.5インチ。前モデルよりも大きくなっており、スマートフォンとしても最高クラスの大画面。一方でボディの横幅はほぼ変わらず、厚みは7.5mmと前モデルよりもさらに薄くなっているというから驚きだ。

  • 大画面ながら手にフィットする

4GBでも十分サクサク

さらに、すべてのスペックが前モデルよりも格段に向上している。スマートフォンの使い勝手を決める心臓部のCPUには、前述したように高性能プロセッサ Snapdragon 630を採用。メモリも4GBと必要十分で、重いアプリを立ち上げても動きはサクサクだ。もちろん、この点についてのみ、ベースモデルであるZenFone 4の方がさらに上を行くが、正直、4K動画など画質を落とさず見たり、たくさんのアプリを起動したりせずに普通に使う分には差を感じないレベル。カスタマイズモデルは安くなった分ありがたいという人の方が多いだろう。

そして、動作と同じくらいスマートフォンの使い勝手を決めるのがバッテリーの持ち時間。ZenFone 4は前モデルよりも薄型化したにも関わらず、バッテリー容量は3,300mAhとむしろ増えており、通常の使用であれば丸一日問題なく使い続けられる。急速充電(※)にも対応しているので、バッテリーの悩みはかなり減るはずだ。

※別途急速充電対応のACアダプター購入が必要。

デュアルレンズ搭載!

最大の特徴はカメラだろう。フラグシップであるZenFoneらしく、背面にデュアルレンズカメラを採用した。メインカメラは1,200万画素でセカンドカメラが800万画素。ちょっと珍しいのは、セカンドカメラが120度の超広角レンズということ。広角+望遠ではなく、広角+超広角なのだ。

  • カメラは1,200万画素+800万画素のデュアルレンズを採用。最新スマホらしくてカッコイイ

ただ、これはスマートフォンの用途を考えると納得の仕様。普段は使いやすい画角のメインのカメラで撮影し、旅行などでは120度の超広角カメラが力を発揮する。

画質もスマートフォンとしては最高クラス。ソニーのフラグシップイメージセンサーを搭載し、レンズはF値1.8の大口径。明るいレンズのおかげで光をより多く取り込むことができ、暗い場所でもこれまでよりきれいに撮影できるのだ。

  • ZenFone 4カスタマイズモデルで撮影。広角側のカメラを使えば広い風景も一枚に収まる

  • 9種類のフィルターが搭載されており、シーンにあわせて利用したい。写真は「鮮やか」で撮影

  • 発色もよく、ナチュラルで見栄えのいい画作りが可能だ

800万画素のインカメラ用に自分撮り専用アプリ「SelfieMaster」がプリインストールされており、肌のキメやトーンを調整できるので、自撮り派にもおすすめできる。

  • インカメラも800万画素と十分

前モデルも安定感のある性能で人気があったが、ZenFone 4はそれをさらに正統進化させた完成形ともいえるスマートフォンだ。基本性能が高く隙のないスペック。まさに全部入りなので、性能で後悔することはないだろう。自分にどんなスマートフォンが向いているのかわからない、失敗したくない……という人に勧めたい一台である。

⇒ZenFone 4カスタマイズモデルの詳細はコチラ

さらにコスパが良く、個性的な「AQUOS sense lite SH-M05」

とはいえ、ZenFone 4 カスタマイズモデルでもちょっと自分にはハイスペックすぎるという人もいるだろう。むしろさらなるコンパクトさや豊富なカラーから自分にぴったりの一台を見つけたい、その上でもっともっと安価だと嬉しい……そんな方には今ならAQUOS sense lite SH-M05がおすすめである。

  • AQUOS sense lite SH-M05

シャープのAQUOSシリーズの中でもお手頃なスマートフォンで、3万円を切る低価格帯のモデルでありながらオクタコアCPUのSnapdragon 430に3GBのメモリと普段使いに十分な性能を持っている。画面は5.0インチのフルHD・IGZOディスプレイ。防水や指紋センサー、おサイフケータイなどを搭載しており、使い勝手にもしっかり配慮されているのだ。

さらに、MVNOモデルでは珍しく、緊急速報(Jアラート)に対応しているため、独自アプリをインストールしなくても安心して利用できる。

カラーリングも豊富で、特にMVNO取扱店限定のプレミアムカラーとしてピンクがラインナップされているのがポイントだ。エレガントで高級感のあるピンクは大人が持つのにもぴったり。

  • 限定色のピンクはエレガントで個性を演出するのに最適

ZenFone 4カスタマイズモデルとAQUOS sense lite SH-M05、自身の用途に合う方を選択してみてはどうだろうか。

⇒AQUOS sense lite SH-M05の詳細はコチラ