2017年1月にマウスコンピューター飯山工場で行われた「パソコン組立合戦~飯山 冬の陣~」。PC系メディアの編集者が集結して、飯山工場で実際にPCを組み立てているプロフェッショナルに挑んだわけだが、あらためて、組み立てのスピードと、正確さが両立するプロの技を目の当たりにし、その凄さを実感した。
さて、マウスコンピューターでは、各メディアが構成を考えたカスタマイズモデルを販売しているが、今回はマイナビニュースのカスタマイズモデル「LM-iG440BN-SH2-MYN」に関して、カスタマイズのコンセプトと実際の使用感を、構成を考えた筆者自身が紹介する。
"鉄板中の鉄板"モデル「LM-iG440BN-SH2」をベースに
「LM-iG440BN-SH2-MYN」のベースとしたのはmouseブランドのミニタワーPC「LM-iG440BN-SH2」だ。mouseブランドでは、スティックPCやコンパクトPC、スリムPCといった小型フォームファクタのシリーズもそろえているが、汎用性や拡張性が重要になる用途ではもっとも適したモデルといえるだろう。標準構成は以下の通り。
LM-iG440BN-SH2の標準構成 | |
OS | Windows 10 Home 64bit |
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CPU | Intel Core i5-7400(3.0GHz) |
チップセット | Intel H110 |
メモリ | PC4-19200 DDR4 8GB(8GB×1) |
ストレージ | 240GB SATA SSD + 1TB SATA HDD |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1060 3GB |
ネットワーク | ギガビット対応有線LAN |
インタフェース | USB 3.0×2、USB 2.0×4、DVI×1、DisplayPort×3、オーディオジャック×1など |
フォームファクタ | ミニタワーPC |
Web直販価格 | 税別104,800円から |
カスタマイズモデルを考えるにあたり、念頭にあったのは「PCに詳しくない人に勧めたい」ということだった。PC系メディアの編集者をしていることもあり、「詳しい人」としてしばしば友人や知人のPC購入相談に乗ることもあるのだが、その際に「CPUとか種類が多すぎてよく分からない」「できるだけ予算を抑えたい」という話が高い確率で出てくる。
PCに詳しい人、特にPCの自作をするような人にとっては、構成を考えたり、パーツを選定することが楽しみの1つといえるが、それほどPCに興味がない人にとってはそれが面倒ということだ。「お勧め教えてもらえればそれ買うから」といわれることも多い。そこで今回は「これさえあればたいていの作業はこなせる」という鉄板の構成を考えた。
CPUに第7世代のIntel Core i5プロセッサ、グラフィックスにNVIDIA GeForce GTX 1060 3GBを標準搭載する「LM-iG440BN-SH2」であれば、写真や動画編集といった作業もこなせるし、ゲームもそこそこの解像度や画質設定で遊べる。
価格については「安ければそれに越したことはない」のだが、本体で10万円前後、ディスプレイなどの周辺機器を含めても15万円までは出せないという相談が比較的多い。「LM-iG440BN-SH2」の価格は税別104,800円からとこの点も許容範囲と考えた。