定番のベンチマークソフトの結果はハードウェアの進化の度合がそのまま現れたものだったが、それでは実際にゲームをプレイする場合の差はどのように現れるのだろうか? 今回はいくつかのゲームで試してみた。まずは日本でも非常に人気が高く、日本サーバ―設立の話もちらほらと聞こえてきているMOBAの代表タイトル「League of Legends」のFPSを調べてみよう。34分に渡るSummoner's Riftのノーマルゲームのリプレイを25分位から再生し、ゲーム終了までのFPSを測定した。それほど動作の重くないタイトルだが、集団戦などでのFPSの変動は思いのほか大きく、最終的な平均FPSは6700K+GTX 970環境と3770K+GTX 680環境で大きな差が現れている。

次に、シリーズ最新作が発売され、大好評を博しているメタルギアソリッドシリーズから、前作である「メタルギアソリッド:グラウンドゼロズ」のテストだ。ゲーム開始後まっすぐ歩き、壁に当たったところで右折して監視塔に上りサーチライトをつける、といった行動をとり、そのFPSを測定している。設定は最も負荷の高い「ExtraHigh」だ。なお本タイトルは、垂直同期を無効にしても60FPS制限がかかる。6700K+GTX 970環境ではフルHDにて完全に平均60FPSを超えており、また2Kでも50FPS後半を叩き出している。「G-GEAR GA7J-H64/ZT」ならば、まったく不満を感じることなく遊ぶことができそうだ。

今なお高い人気を誇るファーストパーソンシューティングの名作、「バトルフィールド4」の平均FPSも調べてみよう。こちらのテストでは、キャンペーンのSHANGHAIステージ冒頭、プレーヤーが操作を行わずとも場面が進行するシーンの平均FPSを計測した。フルHDならば3770K+GTX 680環境でも平均60FPSを実現できるが、2Kとなると厳しい。しかし6700K+GTX 970環境ならば2Kでもほぼ平均60FPSを超えることができた。

指輪物語と同じ世界で繰り広げられるアクションRPG「ミドルアース:シャドウ・オブ・モルドール」の、設定画面から行えるベンチマークテストから平均FPSを見てみよう。こちらのテストでは、グラフィックスカードに搭載されているビデオメモリの量が大きく影響しているようだ。6770K+GTX 970環境と3770K+GTX 680環境では、ほぼ設定一段階分の差が生まれている。