それでは実際にベンチマークテストを行って、「Samsung SSD 850 PRO」および「Samsung SSD850 EVO」2TBモデルのパフォーマンスを測ってみることにしよう。今回はテスト環境として、Windows 10 64bit版をインストールしたSkylakeのシステムを用意した。また「CrystalDiskInfo 6.1.1.14」でそれぞれのステータスを表示させてみたので、参考にして欲しい。
CPU | Intel Core i5-6600K (3.5 GHz/TB時 3.9GHz) |
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マザーボード | GIGABYTE GA-Z170X-UD5 (Intel Z170 Express) |
メモリ | DDR4-2133 8GB (4GB×2) ※Corsair CMK8GX4M2B3200C16Rを2133動作 |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 980 |
電源容量 | 1000W (Corsair HX1000i) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
ストレージ | Samsung SSD SSD 850 PRO 2TB SATA6Gbps |
Samsung SSD SSD 850 EVO 2TB SATA6Gbps |
書き込み量による速度低下は? 「CrystalDiskMark」でテスト
初めに「CrystalDiskMark 5.0.2 x64」から見てみよう。こちらのベンチマークでは、SSDになにも書き込んでいない状態と、ベンチマークが動作するギリギリまでダミーデータで容量を埋めた状態の2パターンでテストを行った。
850 PRO、850 EVOいずれも非常に高速で、パフォーマンスとしてはほぼ遜色のない結果が出ている。850 PROがランダムリード/ライトに強く、850 EVOがシーケンシャルリード/ライトで勝るという傾向だ。
ほぼ全容量をダミーデータで埋めた状態でも、850 PRO、850 EVOともに速度の低下は見られず、まったく書き込みを行っていない状態と同等の速度を実現している。これならば、容量ギリギリまでゲームを詰め込んでもしっかりとしたパフォーマンスが期待できそうだ。
「PCMark8」のStorageベンチマークを試す
続いて、ゲームやアプリケーションでの使用時に近いベンチマークが行える「PCMark8」のStorageベンチを試そう。このテストは、Windows 10をインストールした850 PRO/850 EVOに、1TBほどのゲームをインストールした状態、つまり通常使用に近い状態で測定を行った。こちらの結果も850 PRO、850 EVOともに早く高速で、いずれの結果もほぼ同じだ。だがわずかだが850 EVOのスコアが上回っており、スペックだけでは測れない850 EVOの優秀さも見えてくる。