4K動画にも対応したF値2.0の明るい高画素カメラ

背面のデザインにおいて大きなアクセントとなっているのが、本体上部のメインカメラ部分だ。黒い帯にしたがって隆起しており、この部分は微妙に厚みが増している。ただし横一列がすべて出っ張っているため、扱いにくさを感じることは少ないだろう。

メインカメラは1230万もの画素を備え、F2.0の明るいレンズと赤外線レーザーによるAFを搭載。さらにデュアルフラッシュを内蔵しており、暗い場所でも安心して撮影が行えそうだ。インカメラも800万画素と、セルフィー(自撮り)には十分すぎるほどの画素数を備える。また、動画においては4K(3840×2160ドット)の撮影に対応。記録容量が増えてしまうのがネックだが、非常に解像感の高いムービーを録画することが可能だ。

背面の本体上部にあるメインカメラ部分は他の箇所に比べ若干隆起している。とはいえ横一列均等な出っ張りとなっているため、不便に感じることはない

800万画素のインカメラにより、美しい自撮りに対応できる。液晶面にはフラッシュは搭載していない

「Googleカメラ」から、各カメラの解像度と画質を確認したところ。UHD 4Kムービーの撮影も行える

セキュリティを維持しつつロック解除を簡略化する指紋センサー

本体背面のもうひとつの目立つデバイスが、中央から上にみえる指紋センサーだ。セキュリティを設定した状態で画面ロックを解除するには、通常、パターンやPIN、パスワードなどを入力する必要がある。しかしNexus Imprintで指紋を登録してしまえば、そのような入力の手間いらずで、すぐに画面のロックを解除することが可能。ポケットから端末を取り出して、すぐに操作を始めることができる。またPlayストアでアプリやコンテンツを購入する際に、パスワードではなく指紋認証で支払いを行うよう設定も可能だ。

指紋センサーは、背面中央から上に見える丸い凹部に設置されている。端末を保持した際に自然に人差し指が触れる位置だ

指紋センサーを利用することで、めんどうな画面ロック解除操作を行わずとも、端末を取り出した手でシームレスにAndroidを使用できるようになる

センサーへの指紋の登録は、「設定」-「セキュリティ」にある"Nexus Imprint"から行う。さまざまな角度から指紋を登録することで、より素早いアクセスが可能となる

Nexusシリーズらしく、インターフェースはシンプルのひとこと

Nexusらしく、その他のインターフェースは非常にシンプルだ。右サイドには電源ボタンと音量ボタンを備えるのみとなっており、左サイドはnano SIMカードスロットが存在するだけだ。

物理ボタンは、電源ボタンと音量ボタンのみ。本体右側面に取り付けられており、電源ボタンのみざらざらとした加工が施されているため、指の感覚で押し分けが可能だ

SIMカードの形状はnano SIM。付属のピンを挿しこむことでトレイを引き出すことができる。microSDカードのような外部ストレージは利用できない