「あれ?  胸がなんか苦しいような……。でも気のせいかな」と違和感を持ちながらも、普段通りの生活を過ごしていたことがあるという人はいますか? その違和感、あなたの健康にとって、些細ながらも重要なサインかもしれません。

心臓に違和感がある場合は、早急に心電図計測することをお勧めします。ただ、心電図というとどうしても大掛かりなマシンを使って計測することを想定しがちではないでしょうか? なんと、ファーウェイから発売されている「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」(以降「HUAWEI WATCH D2」)・「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」なら、手軽に心電図が計測できるとか! 今回は、その心電図計測機能について紹介していきます。

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些細な乱れが重要なサイン?

身体の異常を検知するという意味において「心臓の動き」、具体的に言うと「心臓の鼓動のパターン=心電図」の把握がすこぶる重要です。鼓動のパターンが崩れると、不整脈をはじめ心臓起因の疫病を発症する可能性が高くなります。加えて、脳梗塞などほかの疾病の発症にも影響するとされています。

心臓の不調は胸が苦しくなる、鼓動が早くなるなどの自覚症状を伴うことが多いです。しかしごく短時間(十数秒から長くても2~3分)程度で収まってしまうことが多いため、医療機関で精密な心電図(多くの場合12誘導心電図を用いる)を測ろうとしても計測時には症状が収まって異常が検出されないことも多くなります。そのため、初期段階の異常を見逃してしまい、重篤な発症段階でようやく異常を把握できたというケースも少なくないのだとか。

このようなことを防ぐためには、長時間装着できる心電計を用いて日常生活で心電図を使えるようにしておき、自覚症状を感じたらその状態が持続しているうちに心電図を記録することで異常を検出することが必要になります。とはいえ、“四六時中装着できる心電図”を個人で用意するというのは相当難しいでしょう。人間ドックでおなじみの「12誘導心電図」で四六時中測定するのがほぼ不可能なのは当然として、身体に装着して24時間連続して心電図を測定できる「ホルター心電図」も医療機関での提供が前提となるため、個人で使用するのはなかなか難しいところ。

気になったときにすぐ計測するという目的では、「イベント心電図」を使うのが望ましいとされています。イベント心電図とは常に携行して心臓に異常が発生したとき(俗にいう“発作が起きた”とき)に計測することを目的とした心電図計測デバイスです。

イベント心電図については、家庭用モデルも複数の医療器具メーカーや取扱ベンダーから販売されています。いずれも医療機関が提供する「ホルター心電図」より小型かつ簡便で、常時携行が無理なくできるサイズと重さに収まっています。

ただ、これらの“専用デバイス”を携行するにしても発作が起きた時に、カバンから取り出して、デバイスを立ち上げて、デバイスを身体の計測箇所に接触させて、計測を開始して……といった一連の段取りが必要になります。先に述べたように心臓に異常がある初期段階では発作の症状も軽度で短時間(長くても数分、短いと数十秒)で収まってしまうため、測定を開始できる頃には発作が収まっている可能性も高いです。

スマートウオッチながらも、情報精度は高く

少し計測のハードルが高く感じる心電図ですが、手元に装着しているスマートウオッチで測れるようになれば便利ですよね。

実は、ファーウェイが2024年末に発表したアップデートにより、「HUAWEI WATCH D2」と「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」に心電図を測定する機能が追加されました。※

※心電図を測定する機能はHUAWEIの心電図アプリケーションを指します。心房細動の兆候の検出を補助的に行うものであり、従来の医師による診断に替わるものではありません。結果はあくまで参考です。また、この機能は18歳以上の成人の使用を意図しています。また、不整脈と診断された人の使用は意図していません。

  • アップデートで心電図計測機能が追加された「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」

心電図と言うと、先ほど述べたような“人間ドックで使う心電図を思い浮かべるだろう人も多いでしょう。「あんな大きなものの性能をスマートウオッチに組み込むことができるの?」と、思う人もいるはず。

その状況を思えば、雑然とした日常生活の中で身体を起こしたままスマートウオッチを使って心電図を測定できるとはとても思えないかもしれません。スマートウオッチで心電図を測定する場合、多くの場合は電極を1つだけ使う「単誘導心電図測定」になります。12誘導心電図と比べると、検出できる筋肉(心室)収縮電流の精度は「心もとない」かもしれません。しかしファーウェイの最新スマートウオッチは半導体の集積技術とパターン識別技術、演算能力が進化。スマートウオッチに実装した心電図測定デバイスでも測定ノイズを除去する技術とパターンを認識する技術の向上したことによって、高精度を出すことが可能になっています。

  • 「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」の裏面には心拍数測定、血中酸素レベル測定、そして、心電図計測にそれぞれ使用する光路センサーと電極が組み込まれています。なお「HUAWEI WATCH D2」の裏面にも同じレイアウトでセンサーを実装 ※電極は側面ボタンにも組み込まれています

「HUAWEI WATCH D2」・「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」の心電図機能は、日本のプログラム医療機器の承認(※)を取得しています。自己管理においての参照データとしては十分なものになるでしょう。

※承認番号:30600BZI00035000

気になったその時に! ぱっと手軽に測れるスマートウオッチ

心電図の測定と聞くと、どうしても大掛かりな方法をイメージしてしまうかもしれません。腕に装着したスマートウオッチでそんな大それたことができるのだろうか、と懸念するのも無理もないです(実は筆者もそうでした)。

しかし、「HUAWEI WATCH D2」並びに「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」で実施する心電図測定は、「え? これだけでいいの」と思わずつぶやいてしまったほどに簡単でした。

  • 「心電図」のアイコン

  • HUAWEIヘルスケアのダイアログをタップするとスマートフォン側、スマートウオッチ側双方で心電図機能が有効に(※機能を使うためにはアプリを最新バージョンにアップデートする必要があります)

心電図アプリを起動すると、スマートウオッチ盤面に測定方法を示すイラストが表示されます。その指示通りにスマートウオッチ側面右下のボタンを「軽く」押さえればそれだけで心電図の測定がスタート。スマートウオッチを示すパルスがアニメーションでリアルタイムに表示され、測定時間の30秒が終わるまでカウントダウンが進んでいきます。測定中は開始前に盤面に表示される指示「腕をテーブルや膝の上に水平に置きます。静止して呼吸を整えて、測定中は声を出さないでください」に従ってあくまでも安静した状態を維持(余計な挙動をすると筋肉を動かすために余計な電流が流れてノイズとなるため)。

  • 心電図アプリを起動すると測定姿勢がイラストで表示されます

  • スマートウオッチを装着した腕を選択。逆にすると心電図の波形が上下反転してしまうので注意

  • 準備ができると電極に振れるように指示が。「指をそっと置き、静止」させると……

  • 心電図の測定が自動で開始。検知した心電図パルスと測定時間のカウントダウンがリアルタイムで表示されます

こうして指示に従った状態で30秒過ごすだけで心電図が取得できます。簡単で手軽! 終了後ウォッチ画面に、「洞調律」「心房細動」などの結果が表示され、取得した心電図は測定終了と同時にスマートフォンのHUAWEIヘルスケアに転送されます。HUAWEIヘルスケアではただデータを閲覧できるだけでなく、心電図の評価コメントや測定したスマートウオッチのデバイス情報を参照できる他、PDFファイルに変換して印刷することで医師の診察時に参考記録として提示しながら相談を受けることも可能になります。

  • 測定が終わると心電図の評価を表示する

医師に自分の状況を伝えたいときに有力な参考情報となるのが、継続して記録した測定データです。医師に患者の状況を説明する資料としては医師患者双方にとって有用な情報源となるはずでしょう。

心電図だけじゃない! 管理医療機器認証を取得した血圧計を「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」に実装

実は、 前回 の記事で言及したように、大病を患った筆者は経過観察のため月に1度通院しています。その時の会話で、こんなことが繰り広げられました。

医師「この1か月間いかがお過ごしでしたか? 」

筆者「だいたい問題ないんですが、このところ血圧が高めで」

脳出血を発症した筆者は、毎朝自宅で血圧を測っています。血圧が高くなると再発の危険があるので、値が上がってくるとけっこう怖いところ。かかりつけの医師もそれを分かっているので、続く会話はこんな感じに……。

医師「おっとそれはいけませんね。血圧の値を教えてもらえますか」

筆者「今朝の値は上が140、下が95でした」

この値、なにげに危険水位ならぬ危険血圧です。そこで医師から一言。

医師「いやいや、今日の値だけじゃなくてこの1カ月間の変化が知りたいんですよ」

身体の状態悪化の要因として、血圧などの数値変動が影響します。測定値1つだけでは、どういった経緯でその数値がでたのか分かりません。大事なのはその時点だけの値ではなく、“長い目で見て”悪化している傾向にあるのかを早い段階で把握すること。それゆえに、一定期間に測定した測定値リストが欲しいと医師に言われました。

それから筆者も毎朝血圧を測って、その値をスプレッドシートに記録しています。ただ、血圧はデリケートなもので1日の中でも時間帯によって数字が上下に変化するもの。それだけでなく、「よーし、血圧計を用意してこれから測るぞ!」と“身構える”だけで、“ぎゅぃーん! ”と上がってしまうことも少なくありません。このような事情から、血圧を精度高く把握するには、できることなら24時間連続で断続的に(欲をいえば30分毎に)血圧を測定して記録するのが望ましいです。

とはいえ、一般的な家庭用上腕測定式血圧計を1日中装着するのは不可能に近いといえるでしょう。このようなとき、「HUAWEI WATCH D2」であればそれを実現することができます。光学センサーと加速度計で疑似的に血圧を測定するモデルと異なり、ベルトの内側に「カフ」(血圧計の加圧帯。空気を送り込んで膨らむことで加圧する)を備えているので高い精度で血圧を測ることができるだけでなく、「自動血圧モニタリング」機能を使えば、設定した時間間隔(15、20、30、60分のそれぞれを選択可能)で自動測定をしてくれます。

  • 管理医療機器認証を取得した高精度な血圧測定が可能のスマートウオッチ「HUAWEI WATCH D2」

「HUAWEI WATCH D2」の血圧測定機能は、自動電子血圧計として日本の管理医療機器認証(※)を取得しています。

※医療機器認証番号:306AGBZI00008000

  • ベルトに内蔵したエアカフ(加圧帯)によって高精度な血圧測定が可能

  • 測定した血圧ログはリストで管理できるだけでなく

  • HUAWEIヘルスケアでグラフにして時系列変化も把握できます

ファーウェイのスマートウオッチは、上記のほかにも様々なヘルスケアに関するデータの取得が可能です。健康管理には、うってつけの製品といえるでしょう。

心疾患と脳卒中の奇襲に“備えよつねに”

脳卒中を引き起こす自覚なき高血圧が「自覚なき危機」だとすれば、重篤な心臓疾病を引き起こす自覚はあれど瞬時に消えてしまう心臓不調は「捉えることができない危機」といえます。いずれも日常的かつ継続的な監視によって把握して事前に備えることができるものの、それを可能にする個人向けデバイスは限られています。

心臓疾患も脳卒中も現代人であればだれの身にも降りかかってきます。それも突然に。“備えを怠ってしくじった”筆者としては、いまこの記事を読んでいる皆さんに、“奇襲”に備える“武器”としてここで紹介したスマートウオッチを強く強く勧めたいです。

「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」は、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で累計支援額が1億円を突破した結果を受けて、2月に公式発売が決定しました。詳細は下記をご覧ください。

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