液晶ディスプレイに求める要素とは

──それでは、みなさんがディスプレイを選ぶ際に求める要素を教えてください。

Darkよっぴー氏:FPSをプレイするうえでは、応答速度が一番大事だと思っています。応答速度で相手との差が付いてしまうと、ここぞという時に撃ち負けてしまう可能性が高くなってしまいますから。それと、映像の滑らかさ、リフレッシュレートですね。敵が視界に飛び出してきた際に、キチンとその過程が表示されるか、突然飛び出してきたように見えるかで対応に差が出てしまいます。ですので、リフレッシュレートは高ければ高いほどうれしいですね。一番大きく影響するのはこの2点だと思っています。

1秒間に画面を切り替える回数「リフレッシュレート」を144Hzまで向上させたことにより、滑らかな描画が可能となった

前機種と「XL2420TE」の違いと、各種機能

──前モデルからリフレッシュレートが引き上げられ、120Hzから144Hzになりましたが、恩恵は感じますか?

Darkよっぴー氏:そうですね、検証などをしたわけではないのですが、感じましたね。

Ak~ayS氏:ゲーミングモデルを謳ってないリフレッシュレート60Hzのディスプレイから、120Hzのモデルに切り替えた時も、最初はあまり違いを感じなかったんですよ。でも120Hzのディスプレイを使った後に、60Hzに戻ると「なんだこれは!こんなディスプレイでいままでプレイしていたのか!」と明らかな違いを感じるんですよね。こういった性能向上は、上位の製品を使い、下位の製品に戻った時に違いに気付くものだと思います。

──暗部の視認性を向上させる独自機能「Black eQualizer」は使用されていますか?

Darkよっぴー氏:オフにしてますね。

RobiN氏:僕もオフですね。

上海紅茶館氏:オフです。

Ak~ayS氏:僕はオンにしています。兵科がスナイパーですので、隠れている敵を見つけて、味方をサポートしなくてはいけません。隠れるのは当然視認されにくい場所ですから、そんな暗い箇所でも敵を発見しやすくなるBlack eQualizerは必須ですね。

機能をオンした画面(左)とオフにした画面(右)。ゲーム中の見えにくい暗所を明るくし、逆に明るすぎる明所では輪郭を明瞭にすることで、隠れた敵と障害物を見分けやすくするBlack eQualizer機能

──新たに「フリッカーフリーバックライト」が採用されていますが、こちらはいかがでしょうか?

Ak~ayS氏:僕の場合は、休日15時間位プレイすることもあるんですが、前のモデルと目の疲れ方が全然違います。長時間やり続けると頭痛がしてしまって、市販の鎮痛剤を飲みながらやったりしてました(笑)。でも、「XL2420TE」になってから頭痛が無くなったんですよ。これってやっぱり目の疲れから来た痛みだったんだなと思いました。

Darkよっぴー氏:そう言われると確かに頭痛は起きなくなった気がするな。

上海紅茶館氏:目が疲れた時は蒸しタオルなんかを当てたりしてましたけど、回数が減ったかもしれませんね。

RobiN氏:僕は疲れてもそのままプレイし続けちゃいますけど(笑)

Ak~ayS氏:ちらつき(フリッカー)が明らかに減ってますよね。もしかしたら、3D酔いしちゃう人なんかにも効果があるのかもしれません。

頭痛、眼精疲労、視力障害などの原因の一つとも言われているフリッカーを効果的に取り除き、眼に対する負担を軽減するフリッカーフリーバックライト。「XL2420TE」で新たに搭載された

──明るさやコントラスト、高速応答技術「AMA」、「インスタントモード」などの設定は?

Darkよっぴー氏:FPSモードで、明るさやコントラストは基本的に弄ってません。インスタントモードは全員ONですね。OFFにする理由が無いと思います。AMAは応答速度に影響してくるので、必須です。「OFF」(5ms)は使わないですね。「プレミアム」(1ms)か「高」(2ms)になるでしょう。プレミアムにすると残像が出てしまうという話ですが、私はあまり気にならないですし、応答速度のほうが重要なので、プレミアムにしています。みんなもそうじゃないかな?

RobiN氏:僕はAMAは「高」かな。ディスプレイにかなり近づくスタイルなので、残像が気になります。ゲーム中、映像に違和感があると反応してしまうんですよ。

──手元で簡単に設定を切り替えられる「S.Switch」の使用頻度は?

Darkよっぴー氏:「AVA」をプレイしているときは使いませんね。

RobiN氏:私もプレイ中は使いませんが、他のゲームで遊ぶときには使います。息抜きに「Minecraft」をよく遊ぶんですが、地面を掘って洞窟の中に入った時などは全体的に暗くなってしまうので、設定を変えて明るくしたりしますね。手元でさっと変更できるので便利です。

上海紅茶館氏:ゲームによって最適な設定は違いますから、色々なゲームをプレイする人は使用頻度が上がると思います。

数々の独自機能を備える「XL2420TE」。DeToNatorのみなさんはその多くを有効に活用していた。飾りではない、本気で使える機能である証左と言えそうだ

──ディスプレイにさらなる機能追加や進化を望むとしたら、どういった点ですか?

Darkよっぴー氏:答えにくい質問ですね(笑)。

上海紅茶館氏:そうですね、AVAの仕様は、マックス200FPSなんですよ。「XL2420TE」は144Hzですよね。リフレッシュレートが200Hzまで到達し、極限まで滑らかに動けば、それに越したことはないですね。

Darkよっぴー氏:理想は、限りなくCRTディスプレイへ近づくことです。

──最後に、「XL2420TE」は、みなさんからみてどんなディスプレイでしょうか?

Darkよっぴー氏:狙いやすく、疲れにくいディスプレイ、ですね。僕たち平日は普通に仕事をしているので、やっても3時間位しかプレイできないのですが、休日は一日中やることもあるので、そういったときにプレイをし続けられるというのは大きなメリットです。

Ak~ayS氏:前機種から色々と進化しましたが、個人的には、今回「フリッカーフリーバックライト」が一番恩恵が大きいと思います。

RobiN氏:やっぱりゲームが好きですから、長時間プレイしたいですし、そんなときに疲れを感じさせないというのが一番良い点ですよね。僕たちに限らず、AVAというゲームの上達には練習が欠かせません。しかし、練習自体がストレスになっては意味が無いですから。もちろん、応答速度や各種機能も勝つために重要なポイントですが、なによりも疲れず楽しくゲームができるという点が、とても良いディスプレイだと思います。

──今後もご活躍を楽しみにしています。大会前の調整中にも関わらず、お時間をいただきありがとうございました。

ゲームに“本当に使える”機能と性能を満載した「XL2420TE」

液晶ディスプレイの各種機能は、案外使用しないままになっていることも多いものだし、また効果を体感できないものも少なくない。ゲームは言ってみれば「映ってしまえば」プレイ自体は問題なく行えるからだ。しかし今回、BenQのディスプレイは、プロのゲーマーがその機能を全力で使用していることが明らかとなった。ゲームの勝敗だけでなく、ゲームをより楽しむことにおいても、その恩恵を受けられる。ゲーマー諸君には、ぜひ一度、その効果を体験してみてほしい。

■BenQ XL2420TE 詳細スペック
サイズ 24型ワイド/ノングレア(非光沢)
アスペクト比/パネル 16:9/TN LED
解像度 1920×1080ドット
3D NVIDIA 3D Vision 2 ready
視野角(左右/上下)(CR>=10) 170°/160°
応答速度 5ms(GTG 1ms)
輝度 350cd/m2
コントラスト比 1000:1
DCR(Dynamic Contrast Ratio) 1200万:1
入出力端子 HDMI1.4×2、DVI-DL×1、DisplayPort×1、ミニD-sub15ピン×1、USB×3
外形寸法 W571.4×H516.9×D149.9mm
本体重量 約6.1kg
消費電力 45W(最大)/ 30W(標準)/ 15W(エコモード)
実勢価格 44,800円前後

(マイナビニュース 広告企画)

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