今回は、次にケースのフロントパネル側から出ている電源スイッチやランプなどのケーブルをマザーボードに接続した。どのケーブルがマザーボード上のどのピンに対応するかは、マザーボードの取扱説明書に記載されているのでそれを参照してほしい。そのほか、フロントパネルにUSBやヘッドフォンなどのポートが用意されているケースでは、それらのポートとマザーボードを接続するケーブルが用意されているので、それらもここで接続する。

ケースのフロントパネルからケース内部に出ているスイッチ、ランプ類のケーブル

マザーボード右下あたりに接続するピンが設けられている。どのピンをどこに接続するかはマザーボードの説明書を参照

ケースのフロントパネルに設けられたUSBポートとマザーボードを接続するケーブル。多くの場合2ポート分が1本のケーブルになっている

HDDやDVDドライブなどはケースの種類によって固定方法が異なるため作業方法は一概に言えないが、ケースの取扱説明書等を参照して固定し、SATAケーブルをマザーボード上のSATAポートと接続する。SATAケーブルはマザーボードに数本付属していることがほとんどだ。今回は予算内にDVDドライブは含まれていないが、固定方法の一例を示すために手持ちのものを装着した。

HDDドライブの固定方法はケースによってさまざまだが、このケースではベイだけをケース本体から取り外せた。HDDは他のパーツと異なりネジ山がインチ規格なので使用するネジに注意

ベイをケース内に戻して固定し、SATAケーブルでマザーボードとHDDを接続する

DVDドライブはケースの前面から差し込み、横からネジで固定する

次に、グラフィックスカードを装着する。マザーボードのPCI Express x16スロットに差し込み、カードのブラケット部分をケース背面にネジで固定する。もっと前の手順でカードを装着しても良いのだが、今回はカードが大型で、先に装着するとケース内での手作業が行いにくくなるため、順番を後に回した。

PCI Express x16スロットにグラフィックスカードを差し込み、ブラケット部分をケースにネジ止めする

最後に、電源ユニットから延びている電源ケーブルをマザーボード、グラフィックスカード、HDD、DVDドライブ等へ接続する。CPU補助電源コネクタや、グラフィックスカード上のPCI Express補助電源コネクタは接続を忘れることが多いので気をつけよう。これらの接続を忘れると、たいていの場合電源を投入しても画面には一切何も映らない状態でストップする。

ATX電源コネクタをマザーボードに接続

SATA電源コネクタをHDDやDVDドライブに接続

電源ユニットから延びている8ピンのATX12V電源コネクタ。CPUに電源を供給するケーブルなので忘れずに

グラフィックスカードにはPCI Express補助電源コネクタを接続。カードによって必要なコネクタの形状と本数は異なるので、グラフィックスカードの取扱説明書を参照