インテルのFSB1333MHz対応の新CPUとチップセットが発表され、PCメーカー各社が新製品を発表してきた。もちろん。マウスコンピューターも例外ではなく、ハイエンドなゲーミングPCからスリムなデスクトップまで、ラインナップが大幅に更新されている。その製品群の中でも、もっとも性能とコストのバランスがとれている新「スタンダード」マシンがこのMDV ADVANCE ST 4810Siconだ。今回は本機の魅力を探っていこう。

マウスコンピューターのスタンダードデスクトップ「MDV ADVANCE ST 4810Sicon」。最新のパーツ群をバランスよく構成している

最新のCPUやマザーボードを中心としたバランス良い構成

MDV ADVANCE ST 4810Siconは、拡張性に優れるミドルタワーの筺体に、標準構成でCore 2 Duo E6850、グラフィックカードにNVIDIA GeForce 8600 GT、メモリは2048MBと、実にバランスの良い構成を採用している。フロントパネル、バックパネルともに標準的な作りとなっており、目新しい端子こそないものの、通常使用する分には過不足はない。拡張性は十分で、あとからハードウェアを追加する際にもスペースに困ることはないだろう。添付のスピーカーはUSBから電源を供給するタイプで、音に特にこだわりがなければ、別途電源を用意する必要がなく便利だ。

5インチベイ×4、3.5インチベイ×2、3.5インチシャドウベイ×4の構成で拡張性も十分だ。フロント下部にはUSB2.0端子×2、Mic端子、Line端子が用意されている

12インチファンが目を引く背面。バックパネルは標準的な構成だ。PS/2ポートやパラレルポート、シリアルポートが残っているのはありがたい人も多いはず

サイドパネルにはCPU部とグラフィックカード部にメッシュの吸気口が設けられており、熱源に対し外気を取り入れやすい

内部配線は、空気の流れを妨げないよう結束バンドでまとめられている

マウス、キーボード、スピーカー、製品マニュアルのほか、ドライバやソフトのCD-ROM、DVI→VGA変換コネクタ、コンポーネント出力アダプタなどが付属する