OCNモバイルONEはドコモ回線を使用した格安SIMであり、ドコモの端末ならSIMロック解除が不要で、最もスムーズに乗り換えられる格安SIMの一つとなってます。
また料金も最安で月額550円からと非常にお得であり、今ドコモの料金が高くて、安く下げたいと思っている人におすすめです!
今回は、ドコモからOCNモバイルONEに乗り換えるメリットや乗り換え時の注意点、スムーズな乗り換え方法についてまとめて解説します。
ドコモからOCNモバイルONEに乗り換えるメリット

ドコモからOCNモバイルONEへの乗り換えを検討している方にとって、まず知りたいことは、乗り換えにより得られるメリットがあるのかどうかだと思います。そこでまずは、ドコモからOCNモバイルONEに乗り換えるメリットをご紹介します。
<ドコモからOCNモバイルONEに乗り換える5つのメリット>
- 料金を大幅に安くできる
- ドコモで購入したスマホはSIMロック解除なしで乗り換えられる
- 通信品質のいいドコモ回線を使用できる
- かけ放題のオプションも利用できる
- 最新iPhoneをはじめ販売機種が充実している
ドコモより利用料金が安くなるなど、ユーザーにとってうれしいポイントもあります。上記5つのメリットについて、より詳しく解説していきます。
料金を大幅に安くできる
ドコモ利用者がOCNモバイルONEへ乗り換えることで、大幅に月額料金を下げることができます。以前から格安SIMの中ではかなり安い価格のOCNモバイルONEですが、4月1日に料金がリニューアルされたことにより、さらにお得になりました。
【OCNモバイルONEの料金】
コース名 | 月間データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
0.5GBコース | 0.5GB | 550円 |
1GBコース | 1GB | 770円 |
3GBコース | 3GB | 990円 |
6GBコース | 6GB | 1,320円 |
10GBコース | 10GB | 1,760円 |
※価格はすべて税込
※音声通話対応SIMの料金
つづいては、ドコモの料金もおさらいしていきましょう。
【ドコモの料金プラン】
コース名 | 月間データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
5Gギガホ プレミア | 無制限 | 7,315円 |
5Gギガライト | 1~7GB間で使った分だけ支払い | 3,465円~6,765円 |
ギガホ プレミア | 60GB | 7,205円 |
ギガライト | 1~7GB間で使った分だけ支払い | 3,465円~6,765円 |
※価格はすべて税込
そして、OCNモバイルONEとドコモの料金をデータ容量ごとに比較していきます。
【ドコモとOCN モバイル ONE料金比較表】
月間データ容量 | OCNモバイルONE | ドコモ |
---|---|---|
1GB | 770円 | 3,465円 |
3GB | 990円 | 4,565円 |
6GB (ドコモの場合5GB) |
1,320円 | 5,665円 |
10GB (ドコモの場合60GBまで同金額) |
1,760円 | 7,205円 |
※価格はすべて税込
※ドコモは5GBまでは「ギガライト」、10GBは「ギガホ プレミア」
上記の表からも、ドコモからOCN モバイル ONEへ乗り換えることで大幅に料金が安くなることがわかります。ただし、OCN モバイル ONEには無制限や60GBという大容量プランの取扱がないため、たくさん通信を利用する人には利用しづらい可能性があります。
ドコモで購入したスマホはSIMロック解除なしで乗り換えられる
OCN モバイル ONEに切り替えるに当たって、端末を新たに購入する必要はありません。
ドコモで購入したスマホをOCNモバイルONEでそのまま利用したい場合、SIMロック解除も不要です。今のスマホはそのままなため、データ移行等もなくスムーズに乗り換えたいという方にも安心です。
通信品質のいいドコモ回線を使用できる
前述のようにOCNモバイルONEは、ドコモ回線を利用して運営している格安SIMです。そのため、OCNモバイルONEへ乗り換えてもドコモと同じ高い通信品質の回線を利用し続けることが可能です。
そのため「格安SIMの回線は不安!」「ドコモの通信品質がよかった!」という人にはOCNモバイルONEはぴったりです。
かけ放題のオプションも利用できる
OCN モバイル ONEでは、ドコモより安くかけ放題オプションが利用できるのも、通話をよく利用する方にとってはうれしいポイントになっています。
【ドコモとOCNモバイルONEかけ放題比較表】
オプション名 | 月額料金 | |
---|---|---|
ドコモ | かけ放題オプション | 1,870円 |
5分通話無料オプション | 770円 | |
OCNモバイルONE | 10分かけ放題 | 935円 |
トップ3かけ放題 | 935円 | |
完全かけ放題 | 1,430円 |
※価格はすべて税込
すべての通話が無料となるかけ放題を比べても、OCNモバイルONEのほうが440円安くオプションを付けられます。さらに、現在OCNモバイルONEでは事前エントリーは必要ですが、キャンペーンを実施しています。このキャンペーンを利用すると、完全かけ放題が最大12ヶ月間月1,100円で利用できるのでさらにお得です。
最新iPhoneをはじめ販売機種が充実している
OCNモバイルONEは格安SIMのキャリアとして知られていますが、販売されている端末の種類が豊富な点でもよく知られています。最新のiPhone 12もセット購入できます。
先述したとおり、ドコモで購入した端末はSIMロック解除が不要です。SIMカードだけ購入したい方はもちろん、OCNモバイルONEへの乗り換えと同時に端末も新しくしたいという方にもおすすめです。
ドコモのエコノミーMVNO「OCN モバイル ONE」

引用元:ドコモ公式サイト
2021年10月7日より、OCN モバイル ONEがドコモの「エコノミーMVNO」に参入しました。
これにより、ドコモから乗り換える場合に、他社格安SIMではなく、OCN モバイル ONEに乗り換えると、以下のメリットが新たに追加されました。
・通信料、サービス利用に対してdポイントが付与される
・通信料金へのdポイントの充当が可能
・全国のドコモショップで手続きが可能に(新規受付、ドコモスマホのセット購入)
料金が安くなるのはもちろん、dポイントが活用できるメリットや、ドコモで販売している最新機種を実店舗でセット契約できるなど、他社にはない恩恵を受けることができるようになりました。
しかし、ドコモからの移行の場合はMNPを利用した解約の手続きとなること、ドコモの回線継続利用期間の引継ぎやドコモメールなどのキャリアフリー化していないサービスの継続利用、ファミリー割引などのドコモの割引サービスの適用はできない点には注意しましょう。
乗り換え前に確認したい注意点

ドコモからOCNモバイルONEへ乗り換える場合、今利用してる端末をそのまま利用して移行できたり、品質の良いドコモ回線がそのまま使えたりとメリットが豊富です。しかし、注意しておきたい点もいくつかあります。
<乗り換え前に確認したい注意点>
- 10GBを超える大容量プランがない
- ドコモのキャリアメールが使えなくなる
- 契約時に必ず費用がかかる
- ドコモ端末以外はSIMロック解除が必要
- OCNモバイルONEは店舗数が少ない
上記5つの注意するポイントを、より詳しく解説します。ドコモからOCNモバイルONEへ乗り換えて後悔してしまうことがないよう、しっかりとチェックしておきましょう。
10GBを超える大容量プランがない
OCNモバイルONEには、10GBを超える大容量プランがありません。データチャージは可能ですが、1GBあたり550円(税込)と割高です。
ただし、スマホであまりデータ通信をしない方や、WiFiなどと併用していて月10GB以内に収まる方であれば問題ないでしょう。
【10GBでできること】
項目 | できる目安 |
---|---|
Webページの閲覧 | 約66,000ページ |
メールの送受信 | 約20,000通 |
LINE通話 | 音声通話…約400時間 ビデオ通話…約30時間 |
動画閲覧 | 中画質(720P)…約40時間 高画質(1080P)…約15時間 |
10GBあればWebページの閲覧を約66,000ページ、メールの送受信を約20,000通も可能です。しかし、動画は中画質でも40時間程度となるため、たくさんの動画視聴をする方は少し物足りないかもしれません。WiFiなどと併用すれば問題ありませんが、スマホのデータ容量だけでたくさんの動画を視聴したい方は、無制限や60GBなどの大容量プランのあるドコモのほうが満足できる可能性があります。
ドコモのキャリアメールが使えなくなる
OCNモバイルONEでは、キャリアメールの使用ができません。
ドコモ回線を利用していますが、「@docomo.ne.jp」のアドレスは、OCNモバイルONEへの乗り換えと同時に消滅してしまいます。
キャリアメールをあまり利用していない人は問題ありませんが、仕事や連絡で頻繁に利用している人には影響が大きくなります。
ただし、そういった場合はGmailやYahooメールなどのフリーメールアドレスであれば今後も変わらず使用可能ですので、乗り換える場合はあわせて活用しましょう。
契約時に必ず費用がかかる
OCNモバイルONEの契約の際に、新規や乗り換えに関わらず必ず発生してくる費用があります。現在は乗り換えキャンペーンも実施しておらず、下記の料金が必要です。
【ドコモからOCNモバイルONEへの乗り換えに必要な費用】
費用種類 | 概要 | 発生する費用 |
---|---|---|
初期手数料 | OCNモバイルONEの乗り換えで必要な初期費用 | 3,300円 |
SIMカード手配料 | OCNモバイルONEのSIMカードを手配するための費用 | 433.4円 |
番号ポータビリティ手数料 (乗り換えの場合のみ) |
ドコモからOCNモバイルONEへ、電話番号そのまま乗り換えるために必要な、番号の取得にかかる費用(ドコモで取得) | 無料 (2019年9月30日までに提供しているプランの場合2,200円) |
ドコモ端末の残債 | ドコモで端末を分割で購入している場合、その残債はすべて支払わなければいけません | 残債の金額による |
※価格はすべて税込
MNP予約番号はドコモで取得する必要があります。現在取得は無料ですが、契約中のプランによっては料金が発生するので事前に確認しておくようにしましょう。
ドコモ端末以外はSIMロック解除が必要
ドコモ以外で購入した端末をOCNモバイルONEで利用する場合は、SIMロックの解除が必要です。またOCNモバイルONEへ乗り換える際に新しく端末を用意したという人も、SIMフリーでない端末の場合は、SIMロックの解除をしないと利用できません。
ドコモユーザーだからSIMロックの解除が不要なのではなく、ドコモで購入した端末であればSIMロックの解除が不要になります。混同し、間違えないように注意しましょう。
OCNモバイルONEは店舗数が少ない
OCNモバイルONEには対面での契約が可能な窓口もあります。しかしドコモショップのような独立した店舗はもっていません。
主な対面窓口は家電量販店などの中に設置された「即日受取カウンター設置店」となっており、また店舗数も限られています。
OCN モバイル ONE即日受取カウンター設置店検索はこちらから
<OCN モバイル ONE即日受取カウンター設置店>
- ヨドバシカメラ
- GEO
- ビックカメラ
- コジマ
- ソフマップ
「即日受取カウンター設置店」ではあくまで契約の手続きを対面で行える窓口であり、サポートの受付は対応してません。
何か問い合わせをしたい場合には、基本的にオンライン上のよくある質問を参照したり、メールでの問い合わせが主な方法になってきます。そういった点もドコモとは異なるので注意が必要です。
ドコモからOCNモバイルONEに乗り換える手順

ドコモからOCNモバイルONEへ乗り換えるメリットと注意点まで確認し、乗り換えを決めた方のために、乗り換え手順をご紹介します。
<ドコモからOCNモバイルONEに乗り換える手順>
- ①ドコモでMNP予約番号を取得する
- ②OCNモバイルONEの申し込みをする
- ③端末・SIMカードが届いたら初期設定をして利用開始
上記に加え、スムーズな手続きのために事前に準備しておくことまで詳しく解説します。
事前に準備すること・用意しておくもの
今回は、手軽にいつでも乗り換えられるオンラインでの手順を解説します。オンラインでの申し込みをスムーズに行うために、事前に下記を準備しておきましょう。
<OCNモバイルONE申し込みに必要な書類>
- 支払いに必要な契約者名義のクレジットカード
- 本人確認書類
- MNP予約番号
OCNモバイルONEで端末もセット購入するという方や、ドコモで利用していた端末をそのまま利用する方は端末の準備は不要です。
そのほか、ドコモからOCNモバイルONEにしたことで困ったことが起きないように、以下のことも確認しておきましょう。
<OCNモバイルONEへする前にしておきたいこと>
- データのバックアップ
- ドコモキャリアメールで登録しているサービスのアドレス変更
- SIMロック解除
特にSIMロックの解除はドコモで購入した本体でない場合、必ず確認しておくようにしましょう。解除できていないとOCNモバイルONEのSIMカードを挿入しても利用ができない可能性があるので注意が必要です。
①ドコモでMNP予約番号を取得する
MNP予約番号はドコモで事前に取得しておきましょう。Webでの取得の場合、My docomoからの取得となるので、dアカウントへのログインが必要です。
【ドコモMNP予約番号取得方法】
取得方法 | 手続き方法 | 受付時間 |
---|---|---|
電話 | ドコモから:151 一般電話:0120-800-000 |
午前9時~午後8時 |
Web | My docomo | 24時間 |
MNP予約番号の有効期限は15日間設けられています。ただし、OCNモバイルONEへの申し込みに利用できるのは、有効期限が12日間以上残っている状態での申し込みが必要です。MNP予約番号を取得したら、できるだけ早くOCNモバイルONEの申し込みを進めましょう。
②OCNモバイルONEの申し込みをする
先述したとおり、申し込みはドコモでMNP予約番号を取得したらできるだけ早く行うことが大切です。
<オンラインでのOCNモバイルONE申し込み手順>
- OCNモバイルONEのWebサイトにアクセスし、「お申し込み」をクリック
- 購入タイプとSIMの種類を選択し、注意事項に同意する
- 申し込み前の確認や重要事項を確認する
- コースの選択をする
- 本人確認書類をアップロードし個人情報を入力する
- オプションや支払い情報を入力し、申し込み完了
1 OCNモバイルONEのWebサイトにアクセスし、「お申し込み」をクリック

(引用元:OCNモバイルONE)
まずはOCNモバイルONEの公式HPにアクセスし、申し込みページへ進みましょう。「お申し込み」ボタンは、右上にあります。
OCNモバイルONEの公式HPはこちらから進めます。
2 購入タイプとSIMの種類を選択し、注意事項に同意する

(引用元:OCNモバイルONE)
申し込みページでは、最初にスマホとセットで購入するのか、SIMカードのみを購入するのかを選択します。また合わせて音声通話SIMなどSIMの種類もこの時に選択します。
注意事項を確認したら、「注意事項に同意のうえお申し込み」をクリックして進みましょう。
3 申し込み前の確認や重要事項を確認する

(引用元:OCNモバイルONE)
画面が切り替わると、申し込みの確認や重要事項の確認が求められます。確認後すべてにチェックをいれて、一番下にある「次へ」をクリックしましょう。
4 コースの選択をする

(引用元:OCNモバイルONE)
この項目では、番号の引き継ぎの有無や申し込みするデータプランなどを選択します。 またかけ放題などのオプションもこの画面で選択します。
すべて選択したら「次へ」をクリックしましょう。
5 本人確認書類をアップロードし個人情報を入力する

(引用元:OCNモバイルONE)
事前に準備した本人確認書類を用意して、本人確認のアップロード、さらに契約者の氏名や住所など個人情報の入力を進めます。
6 オプションや支払い情報を入力し、申し込み完了
そのあと、オプションや支払い先の情報などの入力を進めて、最後に入力内容を全て確認して問題なければ、申し込みをクリックして申し込み完了です。
SIMカード単体であれば約2〜3日、端末とセット購入であれば約1週間前後で届くことが多いようなので、届くまでしばらく待ちましょう。
③端末・SIMカードが届いたら初期設定をして利用開始
OCNモバイルONEから端末やSIMカードが届いたら、マイページにログインし、回線切り替え作業をしましょう。
各種設定には「OCN会員登録証」が必要です。OCN会員登録証は契約時の内容の控えに記載されているので事前に確認しておきましょう。
ドコモで使っていた番号のまま乗り換えた方は、MNP開通の申し込みを専用ページから行えます。
また回線切り替え後はそれぞれの端末で回線が利用できるようにする「APN設定」という設定も必要となります。設定の手順については、Android・iPhone毎に異なるので、詳しい手順はOCNより発行されている初期設定ガイドを参照して進めていきましょう。
また、電話での問い合わせも可能となっています。
【OCNモバイルONE初期設定問い合わせ先】
問い合わせ内容 | 問い合わせ先 | 電話番号 | 受付時間 |
---|---|---|---|
接続や設定について | OCNテクニカルサポート | 0120-047-860 | 午前10時~午後5時 (年末年始を除く) |
サービスの新規申し込みや変更 | カスタマーズフロント | 0120-506-506 | 午前10時~午後7時 (日祝・年末年始を除く) |
料金請求について | OCNビリングカスタマセンタ | 0120-506-100 | 午前9時~午後5時 (土日祝・年末年始を除く) |
まとめ
今回は、ドコモからOCNモバイルONEへの乗り換えについて解説してきました。
毎月10GB以内のデータ使用量で収まる人がドコモからOCNモバイルONEへ乗り換えると、料金が大幅に安くなりとてもお得といえます。また、ドコモ回線が利用できるため回線の品質は以前と変わらず、ドコモで購入した端末もSIMロック解除不要で継続利用が可能など、メリットも豊富です。
しかし、乗り換えの際にOCNモバイルONEには大容量プランの取扱いがなかったり、キャリアメールが利用できなくなるなどの注意点もあります。またサポートも全てオンライン上での対応となってきます。
ドコモからOCNモバイルONEへの乗り換えで得られるメリットや、事前に確認しておきたい注意点、乗り換え手順までまとめて知りたい方は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。