格安SIMを検討している人の中には、クレジットカード以外に口座振替で支払いができるのか気になっている方も多いでしょう。
結論から申し上げると、注意点はあるものの、口座振替で支払いができる格安SIMは以下6社です。
▼ 口座振替可能なおすすめ格安SIM
- LINEMO:LINEをよく利用する人におすすめ
- 楽天モバイル:普段から楽天経済圏のサービスを利用している人におすすめ
- UQモバイル:高品質な通信を求めている人におすすめ
- ワイモバイル:普段からYahoo!のサービスを利用している人におすすめ
- mineo:eo光を契約している人や充実したサービスを利用したい方におすすめ
- ahamo:短時間の通話が多い人におすすめ
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今回の記事では、2023年現在口座振替に対応しているおすすめ格安SIMをまとめてご紹介します。
格安SIM・格安プランは口座振替でも支払いできる!
格安SIMやスマホキャリアの格安プランは、口座振替で料金を支払うことが可能です。スマホ料金を口座振替で支払うと、以下2つのメリットがあります。
格安SIM・格安プランの料金を口座振替で支払うメリット |
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ひとつずつ解説していきましょう。
メリット① クレジットカードがなくても契約できる
口座振替対応の格安SIMや格安プランならクレジットカードがなくても契約できるため、学生でも利用しやすいです。
また、信用情報機関に情報が登録されると約5年間はクレジットカードを発行できないので、料金滞納を繰り返しブラックリストに載ってしまった方も、口座振替対応の格安SIM・格安プランならスマホを契約できます。
口座振替にも審査はありますが、通過すればクレジットカード払いのように毎月自動で料金が引き落とされるので、支払いに手間がかかりません。
メリット② 家計管理をしやすくなる
口座振替対応の格安SIMやキャリアの格安プランを契約すると、スマホ料金が当月に直接引き落とされます。
クレジットカード払いの場合、当月料金の引き落としが翌月以降になり家計管理が難しくなるため、支払い状況を明確にしたい人にも口座振替は大きなメリットです。
口座振替に対応しているおすすめ格安SIM・格安プラン6社!
現在、口座振替が設定できる格安SIMおよび格安プランのうち、おすすめ6社の特徴を一覧にまとめました。
【口座振替を選択できるおすすめ格安SIM・格安プラン一覧】
格安SIM | 口座振替の概要 |
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・申込時に支払方法を「口座振替」に指定する | |
・申込時に支払方法を「口座振替」に指定する ・端末代金は口座振替不可 |
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・他社からの乗り換え時のみオンラインでの手続きが可能 ・その他の場合は、全国にあるUQモバイルショップでの登録が可能 |
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・全国にあるY!mobileの店舗にて手続きが可能 ・オンラインや郵送での手続きが可能 |
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・eo光を契約していて支払方法を口座振替にしていれば、mineoマイページから手続きが可能 | |
・申込時に支払方法を「口座振替」に指定する |
ここからは、上記で比較した口座振替に対応している格安SIM・格安プラン8社をご紹介します。
LINEMO
LINEMOはソフトバンクが提供する格安プランで、使用回線はソフトバンクのメイン回線と同じであるため、通信速度や品質が安定しています。
また、月間データ容量を20GBと3GBの2つから選択でき、より自分にあった契約プランを選べる点も特徴です。
月額料金 | 3GB:990円 20GB:2,728円 |
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口座振替の手続き方法 | 申込時に支払方法を「口座振替」に指定する |
口座振替に関する注意事項 | オンラインでの手続き限定 契約後の変更の場合は郵送での手続き |
口座振替手数料 | 無料 |
おすすめできる人 | ・ソフトバンクを利用している人 ・LINEアプリを頻繁に利用する人 |
※価格はすべて税込
LINEMOの一番の特徴は、LINEを使用した際にデータを消費しない「LINEギガフリー」という機能があることです。
LINEギガフリーによってメッセージの送受信はもちろん、音声通話やビデオ通話にもデータを消費しないため、ソフトバンクからの乗り換えはもちろん、LINEのヘビーユーザーに特におすすめです。
▼ LINEMOのおすすめポイント
- ソフトバンクのキャリア回線を利用できる
- 3GBと20GBから好きな容量を選択できる
- LINEアプリ利用時はデータ消費量が0になる
楽天モバイル
楽天モバイルは、ドコモ・au・ソフトバンクに続いて自社回線でのスマホ通信事業を開始した第4のキャリアです。
自社回線で利用できるエリアはまだ限定的ではありますが、先日には人口カバー率が98%を超えるなど、着実にエリアは拡大しており、都市部やその近郊であればほとんどのエリアで繋がるようになっています。
月額料金 | 1~3GB:1,078円 3~20GB:2,178円 20GB~無制限:3,278円 |
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口座振替の手続き方法 | 申込時に支払方法を「口座振替」に指定する |
口座振替に関する注意事項 | 端末代金は口座振替不可のため、代金引換か楽天ポイントでの支払いとなる |
口座振替手数料 | 110円/月(税込) |
おすすめできる人 | ・楽天回線エリア内にお住いの人 ・データ無制限でスマホを利用したい人 ・楽天経済圏で暮らしている人 ・最新スマホを発売日に購入したい人 |
※価格はすべて税込
また、料金システムが他社とは大きく異なり、使ったデータ量に応じて基本料金が変化する「従量課金制」を採用しています。
20GB以上使う場合は最大3,278円と格安であるだけでなく、3GBまでであれば月額わずか1,078円です。
さらに、月間データ容量も唯一無制限であることが特徴で、自社回線エリア内であれば料金上限である20GBを超えても速度制限になることなくインターネットを楽しめます。
また楽天カードとの相性も良く、楽天市場での買い物のポイント還元率が増えるなど、楽天経済圏を普段から利用している方ほどよりメリットがあります。
ちなみに、引き落とし口座を楽天銀行に指定すれば、ハッピープログラム(楽天銀行の優待プログラム)のランクに応じて、1回の引き落としに対し最大3円相当の楽天ポイントが付与されますよ。
▼ 楽天モバイルのおすすめポイント
- 月のデータ消費量が3GB未満なら月額料金1,078円
- 月額料金3,278円でデータ使い放題
- 楽天回線エリア外で速度制限にかかっても最大1Mbpsを維持できる
楽天モバイルの実際の口コミや申し込み手順についても別の記事で詳しく紹介しているので、楽天モバイルについて気になった方はこちらもご参照ください。
UQモバイル
テレビCMなどでお馴染みのUQモバイルは、料金プランがシンプルでわかりやすいのが特徴です。
auのメインプランに近い高品質かつ高速通信が安定して使えるという評判も多く、多くのユーザーが利用しています。
月額料金 | ミニミニプラン:4GB/2,365円 トクトクプラン:1GB~15GB/2,277円~3,465円 コミコミプラン:20GB/3,278円 |
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口座振替の手続き方法 | 他社からの乗り換え時のみオンラインでの手続きが可能 その他の場合は、全国にあるUQモバイルショップでの登録が可能 |
口座振替に関する注意事項 | 登録したい金融機関のキャッシュカード原本を持参すること |
口座振替手数料 | 無料 |
おすすめできる人 | ・auひかりなどの対象光回線を契約している人 ・auスマホのまま格安SIMに乗り換えたい人 |
※価格はすべて税込
UQモバイルではauひかりなどの対象インターネットサービスと一緒に契約すれば、永年最大858円が毎月割引される「自宅セット割」が適用可能です。
「auひかりなどの対象ネット回線を契約している」「auスマホからそのまま乗り換えたい」という人は、UQモバイルがお得ですよ!
▼ UQモバイルのおすすめポイント
- auのサブブランドなので通信品質が良い
- auスマホユーザーならSIMロック解除なしで乗り換え可能
- auの5G回線を標準で利用できる
- オンラインショップからSIMのみ契約すると、最大13,000円相当のau PAY還元を受けられる
ワイモバイル
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドでもあり、高品質なソフトバンク回線を優先的に使用できます。
そのため、通信速度も他社格安SIMより速く、格安SIMの速度ランキングでは常に上位へランクインしていますよ。
月額料金 | シンプル2S:3GB/2,365円 シンプル2M:20GB/4,065円 シンプル2L:30GB/5,115円 |
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口座振替の手続き方法 | 全国にあるY!mobileの店舗にて手続きが可能 オンラインや郵送での手続きが可能 |
口座振替に関する注意事項 | 店舗での手続きは、登録したい金融機関のキャッシュカード名義の本人が来店する必要がある |
口座振替手数料 | 無料 |
おすすめできる人 | ・ソフトバンクスマホのまま格安SIMに乗り換えたい人 ・5~18歳のお子さん、およびその家族 ・家族で格安SIMに乗り換えたい人 ・ソフトバンク光またはソフトバンクエアーを契約している人 ・PayPayユーザー |
※価格はすべて税込
ワイモバイルは格安SIMの中だと料金は高めですが、家族で入ると月額料金が割引される「家族割引サービス」があります。
家族割引サービスが適用されると、1年間1,188円が毎月割引されるため、お得です。
一人でワイモバイルを契約する場合でも、自宅のインターネット回線が「ソフトバンク光」や「ソフトバンクエアー」であれば、同額割引の「おうち割 光セット(A)」が適用されます。
そのため、ソフトバンクから乗り換えた場合であっても充実した割引を受けることができます。
また、オンラインショップからSIMやeSIMのみを申し込めば、最大13,000円相当のPayPayポイントをもらえるワイモバイルならではのキャンペーンも適用できます!
ワイモバイルはPayPayと相性の良い格安SIMなので、PayPayユーザーはワイモバイルの利用がおすすめです。
▼ ワイモバイルのおすすめポイント
- ソフトバンクのサブブランドなので通信品質が良い
- ソフトバンクスマホならSIMロック解除なしで乗り換え可能
- ソフトバンクの5G回線を標準で利用できる
- PayPayや端末セールなどのキャンペーンが多い
mineo
mineoは、関西電力系のeo光が提供している格安SIMです。
格安SIMでは珍しく大手3キャリア各回線に対応したプランを提供しているので、大手キャリアからも乗り換えやすく、乗り換え後の評判の高さにも定評があります。
eo光は関西地方で人気の高い光回線なので、eo光の提供エリアに住んでいる人はmineoとeo光、ガスや電気などもまとめて契約すると、さらにお得です。
月額料金 (デュアルタイプ) |
1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 |
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口座振替の手続き方法 | eo光を契約していて支払方法を口座振替にしていれば、mineoマイページから手続きが可能 |
口座振替に関する注意事項 | eo光エリア外の人は口座振替にできない |
口座振替手数料 | 無料 |
おすすめできる人 | ・関西エリアのeo光の提供エリア内に住んでいる人 ・毎月のデータ容量は少なくてよい人 ・au・ドコモ・ソフトバンクから好きな回線を選びたい人 |
※価格はすべて税込
mineoは余ったデータをmineoユーザー間でシェアできる機能や独自のコミュニティなど、コミュニケーションサービスが充実しているので、ユーザー同士の繋がりを楽しめます。
ただし、口座振替はeo光契約していて支払方法を口座振替にしている場合でしか選択できないので、注意しましょう。
- 1GBや5GBなど少量プランを契約できる
- 余ったデータをmineoユーザー間でシェアできる
- au・ドコモ・ソフトバンクから好きな回線を選択できるため、どのキャリアスマホもSIMロック解除不要で流用できる
ahamo
ahamoは、ドコモから提供されている格安プランです。
LINEMOと同様に品質の高いキャリア回線(ドコモ回線)を利用できるため、ドコモからの移行だけでなく、回線品質を重視される方の乗り換え先としてもおすすめです。。
月額料金 | 20GB:2,970円(5分/回の無料通話付) 100GB:4,950円(20GB+大盛りオプション80GB/1,980円) |
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口座振替の手続き方法 | 申込時に支払方法を「口座振替」に指定する |
口座振替に関する注意事項 | オンラインでの手続き限定 |
口座振替手数料 | 無料 |
おすすめできる人 | ・ドコモを利用している人 ・短時間の通話が多い人 |
※価格はすべて税込
20GBの料金はLINEMOと比べやや高く設定されていますが、1回5分の無料通話機能が標準で搭載されていることもメリットの一つとなっており、同じ条件であればahamoの方が安くなります。
つまり、ahamoは短い通話を頻繁に行う人に特におすすめです。
また、80GB/1,980円の「大盛りオプション」を付けると、100GBの大容量データを月額4,950円で利用できます。
20GBプランと同様に100GBも全容量テザリングで使い放題なので、毎月データ消費が多い人にもahamoはおすすめですよ。
さらに、ahamoならスマホのセット購入もできるため、機種変更と同時に乗り換えも可能です。
▼ ahamoのおすすめポイント
- ドコモのキャリア回線を使用できる
- 20GB+1回5分の無料通話をLINEMOより安く契約できる
- 「大盛りオプション」契約で100GBを月額4,950円で利用できる
- スマホをセット購入できる
【回線別】口座振替で支払い可能な格安SIM・格安プラン
ここでは、格安SIMやキャリアの格安プランで利用できる回線別に、口座振替で支払い可能な事業者をご紹介していきます。
ドコモ回線系で口座振替対応の格安SIM・格安プラン
ドコモの回線で提供されている格安SIM・格安プランのうち、口座振替にも対応してる格安SIMは以下の2社が挙げられます。
▼ 口座振替可能なドコモ回線の格安SIM・格安プラン
- mineo
- ahamo
現在利用しているスマホがドコモで購入したものである場合、上記6社であればSIMロックの解除不要で乗り換えできます。
これらの格安SIMはどれも月間データ容量のプランが細かく分かれており、自身の使用量に合わせて選択できることが特徴です。
ドコモ回線で選ぶなら、特にドコモの格安プランahamoがおすすめです。
販売サイトはこちら
au回線系で口座振替対応の格安SIM・格安プラン
auの回線で提供されている格安SIM・格安プランのうち、口座振替にも対応してる格安SIMは以下の2社が挙げられます。
▼ 口座振替可能なau回線の格安SIM・格安プラン
- UQモバイル
- mineo
auのスマホをSIMロックの解除なしで利用したい場合は上記2社から検討しましょう。
なお、UQモバイルはauのサブブランドであるため特に通信速度の安定性に優れており、速度重視の人におすすめです。
au回線で選ぶなら、auのサブブランドで通信品質の良いUQモバイルがおすすめです。
ソフトバンク回線系で口座振替対応の格安SIM・格安プラン
ソフトバンクの回線で提供されている格安SIM・格安プランのうち、口座振替にも対応してる格安SIMは以下の3社が挙げられます。
口座振替可能なソフトバンク回線の格安SIM・格安プラン
- ワイモバイル
- mineo
- LINEMO
これら3社のいずれかを選べば、ソフトバンクで購入したスマホをSIMロック解除なしでそのまま利用できます。
なお、ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドであるため回線品質の高さに定評があり、さらにソフトバンク光やソフトバンクエアーなど固定回線とのセット割も対象です。
ソフトバンク回線で選ぶなら、ソフトバンクのサブブランドで通信品質のいいワイモバイル、格安プランのLINEMOがおすすめです。
口座振替で格安SIM・格安プランを申し込む前に確認したい注意点
格安SIMおよび格安プランの支払方法に口座振替を選択する際は、申し込み前に以下7点に注意をしましょう。
▼ 口座振替で格安SIM・格安プランを申し込む前に確認したい注意点
- 口座振替手数料がかかる場合がある
- 口座振替に対応していない格安SIMも多い
- 審査が必要になる
- オンライン手続きができない
- 口座の登録までは請求書払いになる
- 会員登録など条件付きの場合がある
- スマホの分割払いができない場合がある
ひとつずつ解説していきます。
口座振替手数料がかかる場合がある
支払いを口座振替にすると毎月、口座振替手数料がかかる場合があります。
金額は会社によって違いますが、100円〜200円程度が相場です。
少額なのでそれほど問題視するようなことではないと考えがちですが、毎月となると年間で数千円の出費になってしまいます。
通信費のコスト削減を目指して格安SIMや格安プランにする人が多いですが、口座振替での支払いを考えている人は、手数料の支払いも想定して検討しましょう。
口座振替に対応していない格安SIMも多い
利用したい格安SIMがあったとしても、その会社が必ずしも口座振替に対応しているとは限りません。
口座振替に対応した格安SIMはまだまだ少ないのが現状です。
また、データSIMと音声通話SIMでの対応が異なるところがあったり、格安SIMの支払いは口座振替に対応しているが、端末本体代は非対応であったりするところもあります。
このように一部のサービスについては非対応である会社も存在するので、口座振替可という言葉に安心せず、契約する前にきちんと確認しましょう。
審査が必要になる
口座振替での支払いを選択すると、契約者に支払い能力があるのかどうかを審査されます。
口座振替の場合、口座にお金が入っていなければ引き落とせないため、未払いを防ぐためにもクレジットカード払いの時より厳しい審査が行われます。
また、SIMの発行にも時間がかかる傾向にあります。
口座振替の審査に落ちるのは、主に以下のような原因が考えられます。
■ 口座振替の審査に落ちる主な原因
- 本人確認の書類に不備がある
- 申し込みの情報に不備や誤りがある
- 過去に未納や滞納がある
- クレジットヒストリーの状況が悪い
本人確認書類は所定の方法で正しく提出すること、申し込み内容はしっかり確認してから送ることが大切です。
月額料金の滞納や未納がある場合、あるいはクレジットカードやローンの過去24回分の支払い状況が悪い場合も、口座振替の審査に通過しない可能性があります。
口座振替の手続き完了までスムーズに進めたいのであれば、普段から支払いの滞納をせず、提出書類も不備がないようにしっかりと準備するように注意しましょう。
オンライン手続きができない
口座振替の手続きをするためには、書類でのやり取りが必須です。そのため、オンラインのみで手続きを完了できず、手続き自体に時間がかかってしまいます。
また、ご紹介したLINEMO・ahamoの手続きは全てオンライン限定のため、逆に口座振替の手続きもオンラインに限定されます。
どちらにせよ手続きの方法がひとつに限定される点について、よく注意しておきましょう。
口座の登録までは請求書払いになる
口座振替の手続きが完了するまでの期間は、請求書が送られてきます。
請求書を使った支払いはコンビニで済ませられますが、期日までに支払うことを忘れてしまったときには契約を止められてしまう可能性があります。
そうなってしまうと、これから先の契約関係の審査に影響を及ぼすので、請求書払いの間は忘れないように支払うことが重要です。
会員登録など条件付きの場合がある
格安SIMの口座振替には、申し込みの際に会員登録など条件がつく場合があります。条件は会社によりさまざまで、同じグループの光回線に契約していなければ利用できない場合も少なくありません。
また、原則クレジットカード払いのみで、カスタマーセンターに連絡することを条件に口座振替できる場合や、申し込み内容の確認に1ヵ月以上の時間がかかるケースもあります。
スマホの分割払いができない場合がある
格安SIMと一緒にスマホも契約し、セットで分割払いしたい場合もあるでしょう。しかし、スマホの分割払いには対応せずに一括払いのみの会社もあります。
分割払い自体には対応していても、審査により分割ができない場合もあるでしょう。スマホも一緒に分割払いにすると毎月の負担が大きくなるため、支払い能力の審査もそれだけ厳しくなります。
口座振替以外で格安SIM・格安プランを支払う方法
格安SIMや格安プランの月額料金を支払う方法は、会社ごとに異なります。クレジットカード払いのみの会社も多く、口座振替以外ではデビットカードやコード決済(PayPay)が利用できる会社もあります。
▼ 口座振替以外で格安SIM・格安プランの料金を支払う方法
- クレジットカード
- デビットカード
- コード決済(PayPayなど)
デビットカードはカードでの支払いと同時に銀行口座から引き落としがされるカードで、PayPayなどのコード決済はスマホアプリを使って支払うシステムです。
口座振替以外の支払方法について紹介します。
クレジットカード
格安SIMや格安プランの支払い方法にクレジットカード払いを採用している会社は多く、クレジットカード払いのみの会社も少なくありません。
クレジットカード払いでは会社がクレジットカード会社に手数料を支払う必要がありますが、未払いのリスクが少なく利用料金の回収をしやすいというメリットがあります。
クレジットカードを所持していることで社会的信用力があると判断でき、契約の手続きを簡易にできるというのもクレジットカードを採用している理由のひとつです。
デビットカード
デビットカードで支払える格安SIMや格安プランもあります。
デビットカードとはカードでの支払いと同時に銀行口座から引き落としされるカードです。銀行口座から現金を引き出さずに支払いができ、口座残高以上にお金を使いすぎる心配がないというメリットがあります。
デビットカード払いができる場合でも申し込み後の審査はあり、信用情報によっては契約できない場合もあることは把握しておきしましょう。
コード決済(PayPayなど)
PayPayなどのコード決済で料金を支払える格安SIMや格安プランもあります。
コード決済とは、スマホのアプリで決済するサービスです。スマホにインストールしたアプリに表示されるQRコードやバーコードを使い、対象のコード決済を利用できるお店で決済します。
コード決済のうち、PayPayはソフトバンクと連携したスマホ決済であり、ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルのユーザーであれば、PayPayポイントが貯められるのがメリットです。
格安SIM・格安プランを口座振替で支払う際のよくある疑問
格安SIMや格安プランの料金を口座振替で支払いたいと思う場合、いくつか気になる点が出てくるかと思います。
未成年の場合、そもそも契約できるのかが気になるでしょう。また、口座振替に非対応の格安SIMも多く、どうしてなのか疑問に思うかもしれません。
ここでは、格安SIMや格安プランの料金を口座振替で支払う場合によくある疑問について紹介します。
未成年でも契約できる?
A.未成年でも契約できるかは、会社によって異なります。
多くの会社では、18歳以上なら申し込みが可能です。また、数は少ないものの、18歳未満でも申し込める格安SIMや格安プランもあります。
いずれにせよ、未成年で格安SIMや格安プランを申し込む場合は保護者の同意が必要であり、本人に加えて保護者の本人確認書類も求められます。申し込みは親権者同席による実店舗での契約が必要です。
口座振替非対応の格安SIMが多いのはなぜ?
A.口座振替非対応の格安SIMが多いのは、毎月の支払いを確実にするためです。
格安SIMの支払い方法で口座振替を選択できる会社は限られています。
格安SIMは薄利多売で利益を上げているため、限界までコストを抑えなければなりません。審査に通過しているクレジットカードであれば審査や督促に人件費などのコストをかける必要がなく、滞納などのリスクも避けられます。
そのため、支払いをクレジットカードに限定している会社も少なくありません。
まとめ
今回の記事では、口座振替に対応している格安SIMやキャリアの格安プランの中でも、特におすすめしたい6社について紹介してきました。
▼ 口座振替可能なおすすめ格安SIM・格安プラン
- LINEMO:LINEをよく利用する人におすすめ
- 楽天モバイル:普段から楽天のサービスを利用している人におすすめ
- UQモバイル:高品質な通信を求めている人におすすめ
- ワイモバイル:普段からYahoo!のサービスを利用している人におすすめ
- mineo:eo光を契約している人や充実したサービスを利用したい方におすすめ
- ahamo:短時間の通話が多い人におすすめ
※クリックすると該当箇所に移動します
口座振替による支払いを利用するためには、郵送で手続きを行う必要があったり、一部のサービスには口座振替が適用できなかったりと注意する点も多くあります。
また、口座振替には審査が必要なので、手続き完了までに時間がかかることも頭に入れておかねばなりません。
そういったデメリットもしっかりと理解した上で、格安SIMやキャリアの格安プランを上手に使い分けながら通信コストの削減に活かしていきましょう。