家族のスマホ代を抑えるために、これから一家で格安SIMへの乗り換えを検討しているご家族も多いと思います。
そこで気になるのは、格安SIMにも大手スマホキャリアのような家族割があるのかといった点ではないでしょうか。
結論から申し上げますと、多くの格安SIMで家族向けのお得なサービスを提供しています。大手スマホキャリアのような家族割のほかにも、家族間の無料通話やデータシェアなども用意されています。
今回は家族向けサービスのあるおすすめ格安SIM、家族で格安SIMに申し込む際に注意しておきたいポイントも解説します。
【2022年最新】家族割のある格安SIMおすすめ6社!

家族割のある格安SIMの中でも、総合的におすすめなのは以下の6社です。
- ワイモバイル
- UQモバイル
- mineo
- BIGLOBEモバイル
- IIJmio
- NifMo
それぞれの2022年最新の概要については、以下の表をご確認ください。
※横にスクロールできます。
最安料金 | SIMの種類 | データ容量 | 電話かけ放題 | 家族割 | |
---|---|---|---|---|---|
ワイモバイル | 2,178円~ | 音声通話SIMのみ | 3GB 10GB 14GB |
かけ放題 国内通話10分かけ放題 |
料金値引き |
UQモバイル | 1,628円~ | 音声通話SIMのみ | 3GB 15GB 25GB |
国内通話24時間かけ放題 国内通話10分かけ放題 通話パック(60分/月) |
料金値引き |
mineo | 1,298円~ | 音声通話SIM データ通信SIM |
1GB 5GB 10GB 20GB |
専用通話アプリ 専用通話アプリ10分かけ放題 IP通話アプリ 通話パック(60分/月30分/月) |
料金値引き データシェア(パケットギフトパケットシェア) |
BIGLOBEモバイル | 770円~ | 音声通話SIM データ通信SIM |
1GB(音声通話SIMのみ) 3GB 6GB 12GB 20GB 30GB |
専用通話アプリ 専用通話アプリ10分かけ放題 専用通話アプリ3分かけ放題 専用通話アプリによる通話パック(90分/月60分/月) |
料金値引き データシェア |
IIJmio | 858円~ | 音声通話SIM データ通信SIM SMS機能付きデータ通信SIM eSIM |
2GB 4GB 8GB 15GB 20GB |
専用通話アプリ 同一ID間割引 誰とでも3分&家族と10分 誰とでも10分&家族と30分 |
データシェア 家族間通話割引 |
NifMO | 1,760円~ | 音声通話SIM データ通信SIM SMS機能付きデータ通信SIM |
3GB 7GB 13GB 30GB 50GB |
専用通話アプリ 専用通話アプリ10分かけ放題 |
家族割 |
※価格はすべて税込
続いてそれぞれの家族割引の内容について、詳しく説明していきます。
家族で乗り換えた際の料金もシミュレーションしているので、ぜひ参考にしてみてください。
ワイモバイル | 家族割で2回線目以降1,188円引き

通信品質重視の方におすすめなのが、格安SIMの中でも大手の「ワイモバイル」です。
ワイモバイルはソフトバンクの通信網を利用しており、他の格安SIMと比べて高速かつ安定していると定評があります。
【ワイモバイル家族割の概要】
割引タイプ | 料金値引き |
---|---|
割引の内容 | 2回線目から1,188円/月割引 |
割引の条件 | 家族(血縁・婚姻)または同住所(同一生計) ※親等数による制限なし |
その他おすすめポイント | ・ソフトバンクの通信網を利用した安定性 ・ソフトバンク光、ソフトバンクエアーとのセット割が組める(家族割との併用不可) |
ワイモバイルでは家族割引を組むことで、2回線目以降が毎月1,188円割引されます。さらに、血縁・婚姻・同一生計という条件はあるものの、家族割引について親等数による制限はありません。
実際にワイモバイルに乗り換えると幾らになるのか、父・母・子2人の4人家族を想定してシミュレーションしてみました。
【ワイモバイルの料金シミュレーション】
使用プラン | 月額料金 | |
---|---|---|
父(主回線) | シンプルS | 2,178円 |
母(副回線) | 990円 | |
子(副回線) | 990円 | |
子(副回線) | 990円 | |
家族合計 | 5,148円 |
※価格はすべて税込
今回シミュレーションしたシンプルSは、月間データ量3GBのプランです。
この場合、家族全員が同じプランを契約すると5,000円代でおさまりました。5,000円代はキャリアだと1回線分の料金に相当するため、2ソフトバンク回線×少量データで良い人は、ワイモバイルへの乗り換えがお得ですよ。
「ワイモバ親子割」実施中

ワイモバイルでは2022年度版学割「ワイモバ親子割」を実施中です。
ワイモバ親子割は5歳以上18歳以下のお子様が対象ですが、家族割グループならその家族も対象になります。
【ワイモバ親子割の概要】
割引料金 | -1,100円 |
---|---|
対象者 | 5歳以上18歳以下の方 対象年齢のお子様がいるご家庭では、家族も適用可能 |
割引の条件 | ・新規契約、他社からののりかえ(MNP)、番号移行、プラン変更 ・シンプルM/Lで契約する ・5歳以上18歳以下であること ・過去に「ワイモバ学割」を利用していない |
受付期間 | 2021年11月17日(水)~2022年5月31日(火) |
ワイモバ親子割は機種変更時にシンプルM/Lにプラン変更すれば、契約中の家族も割引が受けられます。
上述のワイモバイル家族割との併用が可能で、1年間、最大2,288円引きで利用することができます。
ただし、シンプルSは割引が受けられない点にはご注意ください。
UQモバイル | 自宅セット割でネットもお得

通信品質を重視する方に同じくおすすめしたいのが、auと同じくKDDI系列が運営する「UQモバイル」です。
現在UQモバイルで家族が受けられる割引は「自宅セット割」があります。
【UQモバイル自宅セット割の概要】
割引タイプ | 料金値引き |
---|---|
割引の内容 | ・くりこしプランS/M +5G:-638 ・くりこしプランL +5G:-858円 |
割引の条件 | くりこしプランへ加入 ・auでんきまたは指定のインターネット回線を新規で契約、利用中である ・自宅セット割を申し込む |
その他おすすめポイント | ・通信品質の高さ ・くりこしプランM/Lは速度制限後も最大1Mbps ・当月あまったデータ容量は翌月に繰り越せる |
自宅セット割に申し込むと、1回線目から毎月最大858円割引。契約者1人につき、対象となる家族のUQモバイル回線は10回線までとなります。
自宅セット割はでんきコースとインターネットコースから選択でき、インターネットコースでは光回線をはじめケーブルテレビ、auのホームルーター、WiMAXサービスも対象と幅広い選択肢があります。
実際にUQモバイルに乗り換えるといくらになるのか、父・母・子2人の4人家族を想定してシミュレーションしてみました。
【UQモバイルの料金シミュレーション】
使用プラン | 月額料金 | |
---|---|---|
父(主回線) | くりこしプランS +5G | 990円 |
母(副回線) | 990円 | |
子(副回線) | 990円 | |
子(副回線) | 990円 | |
家族合計 | 3,960円 |
※価格はすべて税込
今回シミュレーションしたくりこしプランS +5Gは、月間データ量3GBのプランです。
自宅セット割を適用することで4人合計3,960円と非常に安くなりました。
au回線を安く利用したい方、余ったデータは翌月に繰り越したい方は、UQモバイルへの乗り換えがおすすめですよ。
「UQ応援割」実施中

UQモバイルでは2022年度版学割「UQ応援割」を実施中です。
UQ応援割は5歳以上18歳以下のお子様が対象ですが、家族割グループならその家族も対象になります。
【ワイモバ親子割の概要】
割引料金 | -1,100円 |
---|---|
対象者 | 5歳以上18歳以下の方 自宅セット割を適用した場合、U18の利用者の家族も適用可能 |
割引の条件 | ・U18会員が対象の料金プランに加入する、またはすでに対象プランに加入している場合機種変更すること ・くりこしプランM/L +5Gで契約する ・5歳以上18歳以下であること |
受付期間 | 2021年11月17日(水)~2022年5月31日(火) |
UQ応援割はU18の利用者と同じ自宅セット割グループに加入することで、家族も割引が受けられます。
上述の自宅セット割との併用で、1年間、最大1,958円引きで利用することができます。
ただし、くりこしプランS +5Gは割引が受けられない点にはご注意ください。
mineo | 家族利用にも最適な独自サービスが充実

料金値引きとパケットシェアを併用するなら「mineo」がおすすめです。
mineoにはデータシェアができる料金プランがありませんが、無料で利用できる「パケットシェア」「パケットギフト」というデータシェアの独自制度があります。
【mineo家族割の概要】
割引タイプ | 料金値引き | パケットシェア |
---|---|---|
割引の内容 | 各回線を55円/月割引 | ・パケットシェア前月から繰り越したデータをメンバー内でシェア ・パケットギフト10~9,999MBのパケットを任意の相手にプレゼントできる |
割引の条件 | ・家族割引は最大5回線 ・家族割引の適用は主回線から3親等以内(同性パートナー・事実婚の方も対象) |
・パケットシェアマイページよりシェアメンバーの登録 ・パケットギフトギフト先 ・ギフト元で所定の操作 |
その他おすすめポイント | ・385円/月のパケット放題Plusオプションを契約すると、最大1.5Mbpsで使い放題 ・ドコモ・au・ソフトバンクのトリプルキャリアに対応 |
mineoでは家族割引を適用すると、主回線を含む最大5回線まで、各回線が毎月55円割引されます。

家族割引は異なるeoID間で適用される割引です。家族割は割引金額が少額ですが、mineoのデータ容量に対する料金はワイモバイルやUQモバイルより安く設定されています。家族割による割引額が少なくてもトータル料金は安くできますよ。
また、パケットシェアやパケットギフトを利用すれば、家族間で速度制限を防ぐことも可能です。
- パケットシェア:登録したグループ内で前月からの繰り越しデータをシェアできるシステム
- パケットギフト:任意の相手にデータをプレゼントできるシステム
どちらのシステムも余ったパケットを分け合える無料のサービスなので、データシェアのように家族全員で速度制限になる心配もありません。
家族割を適用させれば、通信料金を節約しつつ家族それぞれのデータ量を理想的に調節できますよ。
実際にmineoに乗り換えるといくらになるのか、父・母・子2人の4人家族を想定してシミュレーションしてみました。
【mineoの料金シミュレーション】
使用プラン | 月額料金 | |
---|---|---|
父(主回線) | デュアルタイプ5GB | 1,463円 |
母(副回線) | 1,463円 | |
子(副回線) | 1,463円 | |
子(副回線) | 1,463円 | |
家族合計 | 5,852円 |
※価格はすべて税込
今回シミュレーションしたデュアルタイプ5GBは、au・ドコモ・ソフトバンク、どの回線を選んでも月間5GB利用できるプランです。
基本料金は1,518円ですが、mineoの家族割は主回線にも適用されるため、家族全員1,463円で5GBを利用できます。家族全員がそれぞれ5GB利用しても、合計は5,852円におさまりました。
家族によって使用したい回線が異なる方、余ったデータを家族間で分け合いたい方は、mineoへ乗りかえてみましょう!
BIGLOBEモバイル | 家族割で220円引き

BIGLOBEモバイルを家族で利用すると「BIGLOBE家族割」が適用され、永年220円/月割引されます。
ただし、BIGLOBEモバイルには「シェアSIMカード追加サービス」というサービスもあります。こちらを利用すると、220円~/月で家族用のSIMカードを発行可能です。
データ容量は主回線とシェアになるため、家族でBIGLOBEモバイルを契約する際は、「BIGLOBE家族割」と「シェアSIMカード追加サービス」からお得になる方を選択してください。
【BIGLOBEモバイル家族割の概要】
家族で利用する方法 | BIGLOBE家族割 | シェアSIMカード追加サービス |
---|---|---|
内容 | ・一人一人、必要なデータ通信容量で契約できる ・2回線目以降が220円/月割引 |
・複数端末で主回線のデータ容量を共有できる ・家族SIMは、データSIM220円/月、SMS機能付きデータSIM352円/月、音声通話SIM990円/月で契約できる |
割引の条件 | ・家族会員の登録 ・最大4回線まで |
・3GB以上のプランのみ ・最大4枚まで |
その他おすすめポイント | ・エンタメフリー・オプションあり ・6GB以上のプランでBIGLOBE Wi-Fiが無料 |
BIGLOBEモバイルでは最大4台まで、「家族会員として毎月220円の割引を受ける」または「副回線として主回線とデータ容量を共有する」ことが可能です。
シェアSIMカード追加サービスの月額料金は、種類ごとに以下の通り。
- 音声…990円
- SMS…352円
- データ…220円
※au回線はデータSIMの提供なし
実際にBIGLOBEモバイルに乗り換えるといくらになるのか、父・母・子2人の4人家族を想定して、BIGLOBE家族割とシェアSIMカード追加サービスのそれぞれをシミュレーションしてみました。
【BIGLOBEモバイルの料金シミュレーション / BIGLOBE家族割】
使用プラン | 月額料金 | |
---|---|---|
父(主回線) | 音声通話SIM 3GB | 1,320円 (1年間770円) |
母(副回線) | 1,100円 (1年間550円) |
|
子(副回線) | 1,100円 (1年間550円) |
|
子(副回線) | 1,100円 (1年間550円) |
|
家族合計 | 4,620円 (1年間2,420円) |
※価格はすべて税込
【BIGLOBEモバイルの料金シミュレーション / シェアSIMカード追加サービス】
使用プラン | 月額料金 | |
---|---|---|
父(主回線) | 音声通話SIM 12GB | 3,740円 (1年間3,190円) |
母(副回線) | シェアSIM 音声 | 990円 |
子(副回線) | 990円 | |
子(副回線) | 990円 | |
家族合計 | 6,710円 (1年間6,160円) |
※価格はすべて税込
BIGLOBE家族割では、家族全員がそれぞれ3GBの音声通話SIMプランを契約した場合を、データシェアでは、主回線が12GBの音声通話SIM・副回線が音声通話SIMを契約した場合をシミュレーションしました。
ご覧いただくとわかる通り、BIGLOBE家族割では家族全員が1年値引き特典付与対象のため、1年間4人の合計月額料金は大幅に安くなります。
それぞれのデメリットやメリット、家族の使用状況などを考慮し、それぞれの使い方にあった方を選択しましょう。
IIJmio | 全プランでデータシェアが可能

値段重視の方におすすめしたいのが、全プランでデータシェアが可能な「IIJmio」です。
IIJmioを家族で契約すると、データシェアだけでなく、家族間通話料も割引されます。
【IIJmio家族割の概要】
割引タイプ | データシェア | 通話料割引 |
---|---|---|
割引の内容 | 複数端末でデータ容量を共有 | ・家族間通話料が最安8.8円/30秒に割引される ・通話オプションを契約すると、1回10分または30分の家族間通話料が無料になる |
家族割の条件 | ・ギガプラン最大10台まで ・ミニマムスタート/ライトスタートプラン最大2台まで ・ファミリーシェアプラン最大10台まで |
・みおふぉんダイヤルの利用 |
その他おすすめポイント | ・高速/低速の切り替えが可能・ 全プランでデータシェアに対応 |
IIJmioでは全プランでデータシェアが可能であり、ファミリーシェアプランなら3台目までSIMの追加料金もかかりません。
さらに、家族間通話を割引するオプションも用意されており、ここまで紹介した格安SIMの中でも圧倒的に安く利用できます。
実際にIIJmioに乗り換えるといくらになるのか、父・母・子2人の4人家族を想定して、月額料金割引とデータシェアのそれぞれをシミュレーションしてみました。
【IIJmioの料金シミュレーション】
使用プラン | 月額料金 | |
---|---|---|
父(主回線) | ファミリーシェアプラン | 3,586円 |
母(副回線) | 追加SIM | 0円 |
子(副回線) | 0円 | |
子(副回線) | 0円 | |
家族合計 | 3,586円 |
※価格はすべて税込
今回シミュレーションしたファミリーシェアプランは、月間データ量が12GBかつシェアSIMが3枚まで無料で利用できるプランです。
家族全員で12GB利用できる環境を整えても、3,586円しかかかりませんでした。それぞれに月額660円の「誰とでも3分&家族と10分」をオプションとして加算しても、家族合計6,226円で利用できます。
ただし、今回ご紹介したプランは2021年夏に新規申し込みを停止する予定です。現在は、旧プランよりはるかに安い「ギガプラン」がメインで提供されています。
858円/2GB~と低料金で契約できるだけでなく、最大10回線までデータシェアも可能です。
ギガプランなら5Gオプションも無料で契約できますので、これからIIJmioを契約する方は、よりお得なギガプランでの申し込みをおすすめします。
NifMo | 家族で使うと毎月0.5GB増量

NifMoは、Niftyが提供するドコモ回線の格安SIMサービスです。家族割である「NifMoファミリープログラム」を適用させると、主回線を含めた7回線まで毎月0.5GBが自動適用されます。
また、シェアプランで申し込んだ回線は、主回線とデータ容量をシェアできるため、データ容量が余りがちな人や、月末になるとデータ不足になりがちな人は、シェアプランを選ぶとより使いやすくなりますよ。
【NifMo家族割の概要】
割引タイプ | データシェア | ファミリーおまとめボーナス |
---|---|---|
割引の内容 | 主回線のデータをシェアプラン契約者と分け合える | 各回線へ0.5GBを毎月プレゼント |
家族割の条件 | 主回線・子回線ともにシェアプランを契約すること | ファミリープラン内に2回線以上の契約があること |
その他おすすめポイント | ・全プラン基本プランと同一料金でシェアプランとして契約可能 ・当月あまったデータは翌月繰り越せる ・データが足りなくなったときは、0.5GB/350円~追加できる |
実際にNifMoに乗り換えるといくらになるのか、父・母・子2人の4人家族を想定して、シミュレーションしてみました。
【NifMoの料金シミュレーション】
使用プラン | 月額料金 | |
---|---|---|
父(主回線) | 音声通話対応SIM3GB(シェアプラン) | 1,760円 |
母(副回線) | 1,760円 | |
子(副回線) | 1,760円 | |
子(副回線) | 1,760円 | |
家族合計 | 7,040円 |
※価格はすべて税込
今回シミュレーションしたシェアプランは、月間データ量が3GB利用できるプランです。
料金だけを見ると、今回ご紹介した中でもっとも金額は高くなりますが、実際には毎月0.5GBが無料付与されるので、ひとりあたり3.5GBを1,760円で利用できます。
ドコモ回線のデータシェアを無料で利用したい人、あまったデータを翌月に繰り越したい人、無料でデータ容量を増やしたい人は、NifMoを検討してみましょう。
家族割がない格安SIMでも大手キャリアより圧倒的にお得!

例え家族割がなかったとしても、格安SIMの月額料金は大手キャリアよりも圧倒的にお得です。
例として、家族割のないnuroモバイルと3大キャリアの料金を比較してみました。
※横にスクロールできます。
データ量 | nuroモバイル | ドコモ | ソフトバンク | au |
---|---|---|---|---|
3GB | 792円 | 3,168円 |
3,278円 | 3,278円 |
5GB | 990円 | 4,818円 | 4,928円 |
4,928円 |
8GB | 1,485円 | |||
50GB | – | |||
無制限 | – |
※価格はすべて税込
3大キャリアの料金は家族割最大額・光セット割ありで計算し、データ量について一番安くなるプランで算出しました。
上の比較表を見ていただくと分かる通り、大手キャリアで最大限に割引を活用したとしても、1台当たりの月額料金はnuroモバイルの方が割安です。
さらに差額が分かりやすいよう、データ消費量3GB未満の料金差を見てみましょう。
【データ消費量3GB未満の料金】
キャリア | 月額料金 | 2年間の合計料金 |
---|---|---|
nuroモバイル | 792円 | 21,516円 |
ドコモ | 3,168円 | 79,332円 |
ソフトバンク | 3,278円 | 81,972円 |
au | 3,278円 | 81,972円 |
※価格はすべて税込
やはり月額料金はnuroモバイルがもっとも安く、2年間の合計額では大手キャリアと5~6万円もの差がでます。
したがって、スマホの料金を安くしたい場合、家族割が外れることになっても格安SIMへの乗り換えがおすすめです。
格安SIMへ乗り換える際は、SIMの種類・データ量・通信回線の種類などを決めた上で、通信の安定性・月額料金・各種サービス・利用者数などを考慮しプランを選ぶようにしましょう。
家族で格安SIMに乗り換える4つのメリット

格安SIMで提供されている家族割は、大きく以下の4つのタイプに分けられます。
- 家族全員の料金が割引される
- 家族間の通話がお得になる
- 家族間でデータシェアができる
- 家族全員の契約を一本化できる
ほとんどの格安SIMはこれらの一部を提供しており、内容は各会社によって異なります。重視するポイントを決めて、ご家族にあった格安SIMを選びましょう。
①家族全員の料金が割引される
家族分のスマホがそれぞれ、毎月決まった料金で割引されるタイプです
全員の分が割引されるタイプのほか、2回線目以降のみ割引されるタイプもあります。
②家族間の通話がお得になる
家族間の通話について、「〇分以内無料」「通常より割安」など、お得な条件が適用されるタイプです。
かつての大手キャリアのように「家族間は完全無料」というサービスこそないものの、ご家庭にあったオプションを選択できます。
③家族間でデータシェアができる
主回線が契約したデータ容量を、副回線と共有できるタイプです。
家族間での利用だけでなく、スマホの2台持ちにも活用できます。
④家族全員の契約を一本化できる
ほとんどの格安SIMでは、家族全員の支払い・契約を一本化できます。
家族全体の契約が一目で確認できるのは、家計を管理する上で便利に利用できます。
契約の一本化を家族割の条件とする格安SIMもあるので、個別で払いたい場合は対応している会社を選びましょう。
家族で申し込む際の注意点

最後に、家族で格安SIMに申し込む際の注意点について解説します。
契約をまとめる場合は名義を統一しなくてはならない
格安SIMによっては、家族割の条件に「名義の統一」をあげています。
該当する場合は、転出元であらかじめ、名義を統一しておかなければなりません。
名義変更に時間を要するキャリアもあるので、乗り換えが決まったら真っ先に手続きを行いましょう。
家族割を適用できるプランが限定されている
格安SIMによっては、家族割の対象プランを、一部に限定しています。
「音声通話SIMに限定されている」「データシェアは〇GB以上からしか使えない」など、希望にあわない場合は、個別での契約も含めてシミュレーションしてみましょう。
先ほどLINEモバイルと大手キャリアの比較で明らかにしたとおり、たとえ家族割が使えなかったとしても、ほとんどのケースでは格安SIMの方が割安です。
家族全員での乗り換えには手間がかかる
格安SIMに限ったことではありませんが、家族全員での乗り換えには手間がかかります。
転入だけでなく転出も簡単ではないので、乗り換え先のキャリアは慎重に選ぶようにしましょう。
格安SIMはクレジットカード決済がメインになる
格安SIMはクレジットカード決済がメインであり、口座振替を取り扱っていない会社も少なくありません。
格安SIMに乗り換える際は、あらかじめクレジットカードを用意しておくとスムーズです。
無料通話に制限時間がかけられる場合がある
かつて大手キャリアには「家族間は24時間通話無料」というサービスがありましたが、現在の格安SIMには同じようなサービスはありません。
通話料が割引されるといっても、「〇分以内」または「通常より割安」など、ある程度の制限が設けられています。
使いすぎると高額になることも考えられるので、インターネット経由の通話サービスなどもあわせて活用してみましょう。
まとめ
家族割がある主要な格安SIMは以下の6社です。
- ワイモバイル
- UQモバイル
- mineo
- BIGLOBEモバイル
- IIJmio
- NifMo
通信環境を重視するならワイモバイルかUQモバイルを、料金を重視するならIIJmioを選びましょう。その他、データシェアと料金割引が併用できるmineo、家族割引の種類が選べるBIGLOBEモバイルもおすすめです。
また、家族で格安SIMに乗り換えるメリット・注意点は以下の通りです。
メリット | 注意点 |
---|---|
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家族の使用状況などを考慮した上で、それぞれにあった格安SIMを選びましょう。