アスクルとHacobuは11月1日、Hacobuが提供する物流情報プラットフォーム「MOVO(ムーボ)」の「MOVOバース管理ソリューション」をASKUL Value Center関西(以下、AVC関西)に導入すると発表した。

MOVOは、輸配送の課題をテクノロジーを活用して解決することを目指すクラウド型プラットフォーム。トラックを手配(求車)するための「ムーボ・コネクト」、トラックの位置情報を把握(運行管理)するための「ムーボ・スティック/ムーボ・アイ」、待機時間でトラックを効率的に稼働(バース管理)させるための「ムーボ・バース管理」から成る。

それらのうち、MOVOバース管理ソリューションは、物流拠点でのバースの予約/受付、およびドライバー誘導に関わる業務のデジタル化を実現するというもの。物流拠点におけるトラック待機の削減と効率的な納品/出荷の実現、実績の見える化を通じた業務改善のサポートを目的とする。

AVC関西は、アスクル最大の基幹物流センターとして同社の法人向けサービス「ASKUL(アスクル)」と、一般消費者向けインターネット通販サービス「LOHACO(ロハコ)」の物流を担う。アスクルでは、同センターにおいて今後さらに増加する物量に対応するために、今回、MOVOバース管理ソリューションの導入を決定するに至った。選定にあたっては、機能の多様性と運用上の柔軟性を評価したという。

導入により、PC/タブレット端末/携帯電話などのデバイスからMOVOプラットフォームにアクセスすることで、「大口チャーター便は配送管理者が主体となってPCから予約する」「路線便はドライバーが到着予定時刻を考えながら携帯電話から予約する」といったことが可能となる。

MOVOバース管理ソリューションによって目指す世界と導入事例

運用開始は2019年春に予定しており、その後、順次全国のアスクル物流拠点への導入を検討するとしている。