エムオーテックスは1月12日、日本アクアによる企業向けスマートデバイス管理ツール「LanScope An」の導入事例を発表した。

断熱材メーカーの日本アクアは2016年3月、製品のさらなる拡販に向け、100名以上の営業担当者にWindowsタブレット「Surface」の貸与を実施。続く6月に、その管理ツールとしてLanScope Anを採用した。

LanScope Anは、管理対象となるスマートデバイスにアプリをインストールすることで、端末の情報を自動収集・管理するというもの。一般的なMDM(Mobile Device Management)機能に加え、アプリの稼働状況や位置情報、操作ログの取得も可能になっており、端末の利用状況を見える化することができる。

LanScope Anの稼働管理画面。管理端末の総数と未稼働(電源が入っていない状態)の日数をグラフ化し、稼働状況を把握できる

採用にあたっては、位置情報を取得する機能や資産管理機能、メッセージ機能などの充実度に加え、導入時の作業工数が少ないことが評価されたという。

導入により、不要なソフトウェアをインストールしている利用者に注意喚起できる体制を構築。また、未稼働端末の再配置が可能となり、端末購入のコストを削減できたほか、従業員の所属部署異動の際に必要な端末管理の工数が軽減されたとしている。

端末にインストールされているアプリを「端末別」「アプリ別」に一覧表示し、不許可/許可などを設定することができる