iOS 7の公開から約1ヶ月、システムアップデータ「iOS 7.0.3」がリリースされた。他のiOSデバイスやMacとの間でパスワードを共有できる「iCloudキーチェーン」がサポートされたほか、ロック画面のパスコード入力を回避できるなどの問題が解消された。アップデートには1.7GB以上の空き領域が必要となるため、音楽や写真などを整理しディスクに空きを確保してから作業を開始しよう。

そのiOS 7.0.3では、SpotlightからWeb検索を実行する機能が復活している。iOS 7の公開当初は削除されていた機能だが、なにか方針の変更があったのか、アップデート後はiOS 6のときと同じ方法でWeb(およびWikipedia)検索できるようになる。いちいちSafariを起動せずWeb検索できるので、なにかと便利だ。

Spotlightで使用する検索エンジンはSafariの設定が利用されるため、デフォルトではGoogleでWeb検索が行われる。検索エンジンをYahoo! やBingに変えても同じことだ。

しかし、Siriの検索エンジンはBingに固定され、Safariの設定に影響されない。だからBingで検索したいときはSiriに命令し、GoogleまたはYahoo! で検索するときはSafariかSpotlight、と検索方法を使い分ければいい。

なお、Siriでも「Googleで○○を検索」または「Yahooで○○を検索」と命令すれば、エンジンを指定して検索することができる。SafariとSpotlight、そしてSiriをTPOに応じて使い分ければ、Web検索もさらに便利になるはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 iOS 7.0.3で復活したSpotlightでのWeb検索は、Safariと同じ検索エンジンを使用する

2 Spotlightを利用したWeb検索は、iOS 6のときと同様、検索語を入力して「Web検索」をタップする

3 Siriの検索エンジンはBingで固定され変更できないが、「Googleで○○を検索」または「Yahooで○○を検索」と話しかければ、検索エンジンを指定できる

(提供:iPad iPhone Wire)