デルの「XPS 12」がデビューしたのは2012年10月のこと。アルミ素材のベゼルを残して液晶部分だけを縦方向に半回転させてタブレットスタイルに変形する独特のギミックが注目を集めた製品だ。「New XPS 12」では基本設計と変形ギミックをそのままに、中身(CPU)を刷新(Hawellに)して生まれ変わった。
開発コード名Haswellこと第4世代Core iプロセッサは、省電力性を高めたことが、第3世代に比べて大きく評価できる部分だ。6月以降、各社からHaswellを搭載したUltrabookが数多く登場したが、いずれも基本設計から変更したまっさらな新機種。よってノートPCにおいては、IVY Brdigeこと第3世代Core iと性能を比較しようにも、旧機種と「ガチンコ」で勝負させることができなかった。
そこで、7月に入って発売されたNew XPS 12である。きょう体の設計や12.5型フルHD10点マルチタッチ対応の液晶などをそのままに、いわばマイナーチェンジ的に登場したが、Haswellの搭載によりバッテリ駆動時間が従来比で1.5倍以上の8時間43分(公称)に向上しているのだ。ということで、今回はXPS 12の魅力をあらためて味わいながら、第4世代 vs 第3世代のCore i新旧対決を楽しんでみたい。
■[製品名] New XPS 12 プラチナ テスト機の主な仕様 [CPU] Intel Core i7-4500U (1.8GHz) [メモリ] PC3L-12800 8GB (4GB×2) [グラフィックス] Intel HD Graphics 4400 (CPU内蔵) [ディスプレイ] 12.5型ワイド液晶(1,920×1,080ドット、タッチパネル) [ストレージ] 256GB mSATA SSD [光学ドライブ] 非搭載 [サイズ] W317×D215×H15~20mm [重量] 約1.52kg [バッテリ駆動時間] 約8.5時間 [OS] Windows 8 64bit [直販価格] 154,980円(構成例、7月17日時点)
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