仕事にトラブルを抱え、納期に間に合うかヒヤヒヤなタイミングで担当から電話が来た。これは……催促か!? と思いきや、「Xperia A買ったんですけど、なんだか使いにくいんですよね。 何ででしょう?」と。よかった、いつも通りだ。この男、仕事よりも自分のことにしか興味がない。

小生と担当が所有する「Xperia A SO-04E」。事の発端(今回の記事)は担当がこの端末を入手したことからはじまる……

背面は丸みを帯びており、持ちやすい。個人的にはブラックがよかったが、在庫切れでホワイトを所有している。バッテリの取り外しは重要だよね

さて、今回はそんなこんなで「Xperia A SO-04E」について、少しでも使い勝手がよくなるように小生がレクチャーしたいと思う。これでも小生、「Xperia A SO-04E」持ちである。

まず、端末のスペックを確認しておこう。

CPUには「Snapdragon 1.5Ghz クアッドコア」を採用。画面サイズは約4.6インチ(1,280×720)と、2013年2月に発売された「Xperia Z SO-02E」(すでに生産終了。早すぎる……)と比べ、約0.4インチダウン。しかし、約5.0インチというサイズは、縁を限りなく狭く設計したとしてもそれなりに大きく、持ちやすさとトレードオフな関係。とするならば、約4.6インチは必要十分だとおもう。メモリ関係は、RAMで2GB、ROMで32GB。一昔前の端末(2010年発売の初代Xperiaは、RAM384MB/ROM1GB)と比べれば、実に快適に動作し、たくさんのアプリやコンテンツ(写真や動画など)を保存できるようになった。

いわゆる全部入りの「Xperia Z SO-02E」。高スペック&大画面でバカ売れだそうで。中古市場も賑わっております。クレードル対応の薄型ケースなど、なかなか珍しい(クレードル対応ってどんだけ薄いんだよッ!)アクセサリがでており、その辺も注目したい

フルフラットな形状でバッテリの取り外しは不可。購入を検討するも、フリーズした際、バッテリ切れ状態まで放置するのはつらいと断念

カメラは、ソニーの積層型CMOSイメージセンサー"Exmor RS for mobile"を採用。有効画素数は1,310万画素と、コンデジ並の有効画素数を有する。あえて生産終了端末である"Z"と比べるなら、メインカメラこそ同等だが、フロントカメラで大分差がついた。

「Xperia A SO-04E」のフロントカメラは、有効画素数約31万画素のCMOSセンサーを採用しているが、「Xperia Z SO-02E」にはなんと、有効画素数約220万画素の裏面照射型CMOSイメージセンサー"Exmor R for mobile"を採用しているのだ。

ビデオチャットをするでもなければ、必要ないといえばそれまでだが、約220万画素ともなると、自分撮りでも十分に通用する。しかし、「Xperia A SO-04E」では約31万画素。数値的な話をするとちょっぴり寂しい感じ。