今週は「Radeon HD 5570」が登場

またまたAMDから新GPUが登場、各社のグラフィックスカード新製品が発売となっている。今週登場したのは、先週の「Radeon HD 5450」の上位モデルとなる「Radeon HD 5570」で、発売が確認できたのは、SAPPHIRE、MSI、GIGABYTEの製品。価格は8,500~11,000円あたりが中心となる。

T-ZONE PC DIY SHOPには並行輸入のSAPPHIRE製が入荷

SAPPHIREのDisplayPort搭載モデル。3画面出力が可能だ

GIGABYTE製は唯一のオーバークロックモデル

MSI製にはオーバークロック用ツールが付属する

搭載メモリは全てDDR3/1GB。GIGABYTE製のみ価格がやや高いが、オーバークロックモデル(650MHz→670MHz)であることに加えて、2スロット厚の大型VGAクーラーを採用したことも影響しているだろう。各モデルとも売れ行きは好調で、入荷がそれほど潤沢でないこともあるだろうが、完売となっていた製品が目立った。

■各社モデルの価格
メーカー 出力端子 価格帯
SAPPHIRE(並行輸入) HDMI/DVI/VGA 8,480円(T-ZONE)
DP/DVI/VGA 8,980円(T-ZONE)
MSI HDMI/DVI/VGA 9,000円前後
GIGABYTE HDMI/DVI/VGA 10,500円前後

まだ「Radeon HD 5550」という未発表GPUもあるようだが、とりあえず、これで5000番台が出揃った。ミドルクラス~エントリーでは各GPUの価格帯が近く、ユーザーとしてはどれを買えばいいのか悩ましいところだが、選ぶポイントとしては、性能と価格に加えて、消費電力、補助電源の有無、ファンの有無などもあるだろう。

今回新発売のHD 5570の評価が高いのは、コア自体は上位モデルと同等、というコストパフォーマンスの高さが好まれたからのようだ(この下のHD 5450になると、ストリームプロセッサ数が一気に1/5になる)。それに、ロープロファイルという点も大きかったようで、ショップでは「ロープロファイルで最も高性能なカード」という指名買いもあったそうだ。