Mini-ITXでもI/Oてんこ盛り

Intel H55 Expressチップセットを搭載する初のMini-ITXマザーボードが発売となった。ZOTACの「H55-ITX WiFi」(H55ITX-A-E)という製品で、ClarkdaleコアのCPU(Core i5-600/Core i3-500/Pentium G)と組み合わせれば、内蔵グラフィックスが利用できる。無線LAN(IEEE 802.11n)も搭載しながら、価格は16,000円~17,000円前後と安い。

ZOTACの「H55-ITX WiFi」(H55ITX-A-E)

マザーボード本体。無線LANカードも搭載している

メモリスロットは、DDR3-1066/1333のDIMMが2基。拡張スロットは、PCI Express x16スロット、Mini PCI Expressスロットになる。

特徴と言えるのは、豊富なインタフェースを備えることだ。バックパネルには、USBポートをなんと10個も装備。そのほかeSATAや、グラフィックス出力にHDMIとDVIも用意されている。基板上にSATAポートが6個あるのも嬉しいところだ。Mini-ITXながら、非常に使いやすそうなマザーボードと言えるだろう。

バックパネル。なんとUSBポートが10カ所も

Western DigitalからもSATA3.0

Western Digitalから登場した「WD Caviar Black WD1002FAEX」は、SATA3.0に対応した容量1TBのHDDである。SATA3.0対応のHDDとしては、すでにSeagateから容量2TBの「Barracuda XT ST32000641AS」が発売されているが、Western Digitalの製品としてはこれが初めて。価格は11,000円前後と、通常の1TBに比べ数千円高いものの、ぐっと手は出しやすくなった。

Western Digitalの「WD Caviar Black WD1002FAEX」

300MB/sオーバーの超高速USB3.0メモリ

Super Talentの「USB 3.0 RAIDDrive」は、USB3.0インタフェースのフラッシュドライブ。サイズは95×34×15.4mmと、一般のUSBメモリに比べるとかなり大きいが、高速なUSB3.0を採用したことにより、リード時最大320MB/s、ライト時最大180MB/sという高速なデータ転送速度を実現した。

USB3.0対応のUSBメモリはこれが初めて

この高速アクセスを実現するために、USB 3.0 RAIDDriveの内部は2つのドライブに分割されており、RAID 0(ストライピング)が構成されている。ドスパラ秋葉原本店での価格は、128GBの「ST3U28SRK」が73,500円、64GBの「ST3U64SRK」が42,000円。同ショップでは、ベンチマークのデモ展示も検討しているとのこと。